父親の病気&看護

暮らすように。

前記事で、やらかしてしまったその後は…というと、 何事もなかったかのように時間が過ぎている。 それはもう、気まずさのかけらもなく。 なぜなら、夕方顔を出したときには 既に父には朝の(わたしに怒鳴られたという)記憶が一切なかったからだ。 本当にそ…

わかっているのに。

やってしまった。 頭ではわかっていたはずなのに、 理解しようとしていたつもりだったのに、 父に対して、今までで最大級の暴言を吐いてしまった・・・。 なぜいきなりそんなことになったのかというと・・・ 前回記事を投稿した前後あたりから 実は少しずつ…

折り返し地点。

相変わらず、朝晩の病院通いを続けている。 じっくりブログを書く時間を取れないのも相変わらず・・・(汗) それでも、最初のころはきっちり時間を決めて、 その時間帯はずっと付き添う・・・という形にしていたけれど 最近は、 「父が寝たら帰る」というル…

生命線。

ちょっとブログの更新ができませんでしたが、 単純に忙しかったことと、自分の気持ちや今考えていることを整理して 書ける状態になかったから・・・が理由であって とりあえず父に大きな変化はないまま日々過ごしていますので どうかご心配なく! では、その…

薄っぺらい覚悟。

一体、父の体の中にどんな変化が起きたのか? 知る由もなく・・・ 本当に突然に、見守るしかできない状況になってしまった。 「徘徊」が悩ましかったのは、ほんの数日前のこと。 それが2日前の転倒を境に、崖から落ちたかのように父の様子は変わってしまっ…

甘い思い込みの結果。

前記事に書いたとおり・・・ 緩和ケア病棟に移ってから、突如として父が徘徊を始めてしまったため 看護師さんからのお願いをうけて、わたしは毎日午後5~9時、 そして土日祝日にはそれに加えて朝7~9時も・・・・ 父の病室へと通わなくてはならなくなっ…

そういう運命。

先日も書いた通り、この病院の緩和ケア病棟では 入院初日にはどの家族にも必ず1晩病室で付き添う決まりがあるという。 まあ、わたしが泊ればいい話なのだけど 退院後から始まった1日2回の通い介護からずっと父のことにかかりきり。 もうずーーーっと、自…

緩和な日々の始まりは。

バタバタしていてブログを書いている時間がなかったのだけど ようやくなんとか・・・。 父は無事に予定通り緩和ケア病棟へと移動した。 火曜日の午前中・・・車椅子に乗せられた父とわたしは 大部屋に置いていた荷物を荷台に乗せ、 呼吸器科病棟の看護師長さ…

そして今日から。

入院から7日目。 3連休がずいぶんと長く長く感じて、とても不安だった週末。 ようやく今日の午前に緩和ケア病棟へ移ることになりました。 不安の理由は、せん妄状態が今までのものとは違っていたこと。 過去のものと違い、 今の父は、すべての気力や意欲な…

病棟見学。

※話が前後しますが、緩和ケア医師との面談後の病棟見学の話です。 面談のあと、緩和ケア病棟の看護師長さんが病棟を案内してくれることになっていた。 こういう病棟見学もどこの病院の緩和ケア病棟でも行われているものらしい。 よく考えてみたら わたしは約…

遠いのか、近いのか。

緩和ケア病棟見学の話の前に・・・・ 再び、センター長との面談の話にもどります。 実はこの面談・・・最初のうちはものすごく違和感を感じていた。 なぜかというと、センター長の言葉の端々から、 「在宅へ在宅へ」と持って行きたがっている空気を感じたか…

試される家族。

昨日の弱気な記事に、たくさんの・・・本当にたくさんの 励ましのコメントをいただき、ありがとうございました。 いつも多くの方から見守っていただいていたんだなあと、 胸が熱くなりました。 正直、まだ完全に吹っ切ったわけではなく これからも続く父の看…

難しいこと。

昨日の記事をUPしてから、それを自分で何度も読み返していて・・・ それを読めば読むほどに 「わたしが頑張ればよかっただけの話なのに」 という思いで頭の中がいっぱいになってしまいます。 たぶん、記事を読んだ人の中にも 「仕事してないんだし、子育て…

望まない入院。

つづきです。 思いもよらず、主治医の口から飛び出した 「入院して休養しましょうか」 という、ハッキリとした言葉。 父には青天の霹靂だったと思う。 そして、父だけではなくわたしも違う意味で驚いていた。 訪問看護師さんから主治医のほうへ報告が行って…

急転直下。

今日は退院後初めての診察の日。 呼吸器内科だけでなく、先日の帯状疱疹の経過を見せるのもあり、 皮膚科も受診しなければいけない(同じ院内だけど)ので長丁場。 朝いちばんに行って、まるまる午前中つぶれる覚悟だったし、 しかも、昼に父をまた自宅へ連…

これから先のこと(2)

先日書いた記事のつづき。 norako-hideaway.hatenablog.com 8月末の退院後から、朝夕1日2回の通い介護が始まっているけれど こんな生活を続けていたら、確実に自分がどうかなってしまうと思う。 体力面のことはもちろん、より深刻なのは自分のメンタル面…

わたしさえ頑張れば?

今週から、毎日朝夕・・・父のところへ通うことになった。 以前は週3日でよかったのに・・・・それが今じゃ毎日、しかも1日2回。 わたしの生活は一変した。 いつも思うことだけど、自分が書くことが・・・ほかの誰かが読んだときに 「そんなの大したことな…

あの謎のアザの正体。

父が退院する日・・・病衣から自分の服に着替えるとき 背中の肩甲骨の下に、大きなアザのようなものが浮き出ている・・・と書いた。 その位置が、普段父が痛い痛いと訴える背中の位置とぴったり一致するので 素人考えで、「ガンが原因で何か浮き出てるのでは…

これから先のこと。

父が退院してからのことは、 毎日毎日書きたいことがあとからあとから出てくるのだけど 今週から朝夕2回の通い介護が始まって、 なかなかその時間が取れずに、エピソードばかりが溜まり続けていきます。 で、それを順を追って書きたい気持ちはあるものの、 …

予期せぬ展開。

とりあえずこの週末だけは、 つかの間父のことを忘れて休息をとれる・・・!と思っていた。 が、実際には自分が思ったような週末にはなっていない。 頭の中は今後どうしたら・・・?の思いでいっぱい。 その一番の理由は、父の体調が 自分と周囲が思っていた…

退院しました。

今日、父が退院した。 7月28日~まる1か月以上の入院だった。 肺炎の点滴治療が終わったあとも3週間という長い期間、酸素吸入と服薬のみにも 関わらず入院を継続させてくれた主治医の寛大さには感謝の気持ちでいっぱい。 退院時はもちろん車椅子を使っ…

ひとつずつ、受け入れてゆく。

改めて言うのもなんですが・・・ このところのわたしは、表面上は普通に暮らしているものの 精神的にはわりと不安定で、 ああもうだめだーーーーーと奈落の底に落ちてみたり、 いいや、まだまだここでへこたれてどうする!と、自分に喝を入れて 這い上がって…

決め手になった言葉。

介護区分変更の依頼電話を現在の担当さんにかけたのはちょうど8月13日のこと。 土・日・月・・・の休み中に、父の状態が思わぬ回復を見せたので 前記事にかいたとおり、ひとりで考えて考えて考えて・・・ 使うかどうかはともかく、申請するなら早いほうが…

介護区分変更の申請。

とりあえず一人でトイレへ行けるレベルまで・・・父が回復してきたことで ひとり暮らしのボーダーラインをギリギリクリアした状態の父。 この時点では、まだわたしの中に「とはいえ、本当にひとり暮らしできるのか?」 という現実的な不安もあって、まだ決定…

お盆休み中の進展~退院後の行き先~

お久しぶりです! 息子は明日まで実家滞在のようですが、とりあえずまず お盆休み中リビングに終日居座っていた夫が今日から仕事に行ってくれたので(汗) ようやくひとりでこっそりブログを書く状況を確保することができました。 いろいろと変化のあったお…

主治医の考えと、わたしの思い。

入院から13日目。 なんだかんだと2週間になる。 前記事に書ききれなかったこととして・・・Sさんと面談した際に、 実は主治医の意向を間接的に聞くことができていた。 1週間前、主治医と看護師さんたち、もちろんSさん同席によるカンファレンスの席で (…

ますます一人暮らしは難しく・・・。

昨日、いつものように父に会いに行ったとき、 相談員Sさんに会いに行った。 思い付きだったので予約もしていないし、会えないならそれでいいやと思いつつ。 けれど運よくSさんに会うことができ、20分くらい別室で話をすることができた。 とにかく、わたし…

遠のく我が家。

トイレの失敗が続くようになり、意気消沈する父。 ちなみに、「大」のほうについては何も聞いていないので(←ある意味怖くて聞けぬ) おそらくこの問題は、あくまでも排尿だけの問題だと思われる。 この日、父と話した後、さりげなく病室を抜け出すと、 担当…

新たな問題浮上。

早いもので、入院から今日で9日目になる。 父の病状はというと、先週主治医から言われたように、 入院の原因となった肺炎のほうは、 日ごとに良くなっているのかもしれないけれど、 父の呼吸状態を示す数値はなかなか改善されないせいか、 相変わらず力のな…

お盆休みがなければ。

今日は毒を吐きます(予告) 主治医から父の病状について話を聞くことができたちょうどその日、 実は兄からLINEが送られてきた。 それはお盆休みの帰省についての連絡。 たぶん、そろそろ来る頃だろうなあ~とは思っていた。 「弟の都合次第だけど、〇日か〇…