加齢は変化への対応を難しくする

50代になってからしみじみ感じていることの一つに、

生活の変化や、新しい環境に対して過敏になっている気がすること。

 

先日やっとの思いで辞めたダスキンモップだってそうだ。

ずっと前からとっくに不要なもの・・・と思っていたのに、

無駄に長い年月「なかよし」な感じで応対してきてしまった担当さんに

「もうやめます」のひとことが何年も言えなかった。

 

美容院もそう。息子が中学に上がるころから・・・なので、

かれこれ20年くらいずっと同じ人に担当してもらっている。

正直、彼女に仕上げてもらう髪型にものすごく満足しているわけではない。

まあそこそこ・・・な感じ。「これじゃない」と思ったことも何度かはある。

それでもやっぱり、お互いのことをあれこれ知り尽くしているので

2時間、3時間におよぶ施術の間、ずっとあれこれ話が尽きなくて

ひとことでいえば、「らくちん」なのよね。

美容院特有の緊張感がないし、わたしの好みもわかっているからとにかく楽なのだ。

美容院を変えたいなーと思ったことはあるものの、

新しいところで何を話していいのかわからなくなりそうで、

もう無理だなと思っている。

よく、クーポン利用なんかでコロコロ美容院を変えている人の話をSNSで見ると

コミュ力すごいな!」と感心してしまう。

 

「環境の変化」で最近気持ちが行ったり来たりしているのは英会話スクール。

まだ決心がついたわけではないけれど、

秋からの通信制大学への入学をシュミレーションしたときに、

英会話スクールを、もっとレベルの低そうなところへ変えたほうが

自宅で鬼課題に取られる時間が減らすことができていいのでは・・・?と、迷う。

(学習ブログのほうでたまに書いているけれど、世間のイメージと違ってハードワークなのです)

けれど、担任講師との関係もそうだけれど、

何年も通って事務スタッフさんとも雑談するほど打ち解けているし、

やっぱりここでも「居心地のよさ」が勝ってしまう。

 

勉強など、自分ひとりで完結することについては新しいことに飛び込めるけれど

「新しい環境へ飛び込む」はものすごくハードルが高くなったなあと思う。

それは年齢とともに明らかにそのエネルギーが減っている気がする。

 

そうやってぼんやり考えていると、

高齢になった親を「デイサービスに通わせたい」っていうのは、

いたしかたないとはいえ、なんと勝手な介護者の思いかなあ・・・と思う。

(わたし自身、父をデイサービスに行かせようともがいていたからなあ・・・)

 

自分がそちら側の年齢に近づいてきたときに・・・・

「デイサービス」なんてやっぱり行きたくない。

ましてや、施設なんて行きたくないわ・・・・。切実に。

コミュ力ないし、自宅でいるのが一番おちつくし!

変な考えかもしれないけれど、

人生の最後を病院で迎えるのは全然いいけれど、施設は嫌だな・・・

なんの違いだろう?たぶん、病院は「仮の住まい」って思えるからかもしれない。

施設は「もうあの家には帰らないんだな」って絶望する気持ち?

 

 

・・・と、一体何の話になっているのやら笑。

 

ともあれ・・・

新しい環境に対するストレス耐性がものすごく低いので、

環境を変えるのは苦手だけれどそれでも心身の若さを保つために、

 

ひとりで完結することには、

新しいものを億せずチャレンジしていきたいなあと思う。

 

この板挟み感。

昨日は、お嫁さんのところへ行ってきた。

孫娘は先月1歳になったばかりだが、最近ようやく私の顔を覚えてきた様子。

この1年間、ほぼ月に3~4回のペースで会っていたけれど

当然記憶がその都度リセットされていたから

会うたびに「はじめまして」だった笑。

 

いつも、この人はだれ?と、不思議そうに

わたしの顔を1時間くらいはじっと観察している状態だったのが

今月にはいってから、わかるようになったかもしれない。

昨日も、顔を見せたとたんに、ニコニコと笑って手にもっていたおもちゃを

どうぞ、とわたしにくれた。(なんでもくれる1歳児)

 

「お義母さんのこと、もうこの子わかってますよ。わたしの友達がたまに来るときは、やっぱり最初は警戒ぎみで、こんな反応はしないので(^^)」とお嫁さん。

 

やっぱりそうか。なんかうれしいねえ。

 

いつもは”女子3人”でランチやカフェや買い物・・・と、出かけるのだけど

昨日はお嫁さんが

「今日は溜まった家事と雑用を片付けたいのでお義母さんに子守を頼めたら・・・」

とのこと。いいよいいよ~。まかせといて!

義母が来たから一緒におでかけせねば、じゃなくて

こんなふうに無理せず素直に「今日は家事をやりたい」って言ってくれるのも、

義母としてはうれしいもの。

 

そんなわけで半日全力で1歳児と遊びまして・・・・まあクタクタ。

何しろ、家事のためにその場にいないママを思い出させないように

ばあちゃんとしては、1歳児のためにテンション上げ続けた6時間だったので。

幼児・・・といえば、1つの遊びがエンドレスになるので

同じ絵本も何度読んだことか・・・笑。(それも1冊じゃないよ10冊くらい✕数回)

午後に定時の「お昼寝タイム」になったときは、心底ホっとしてしまった。

 

お嫁さんもやりたかった家事を片付けることができたようで

一緒にコーヒータイムとなったのだけどそのときに、ディズニー旅行のうちあわせ。

来週末にはレストラン予約が始まるので、その前の作戦会議。

・・・だったわけだけど、そこで浮上したのが「ショーレストラン」

わたしは、パークでの過ごし方はとにかくなんでもOKなので、

お嫁さんが自分の見たいものやりたいことを詰め込んでくれたらいいと思っている。

だからショーレストランも全然OKだ。(予約がとれるかはさておき)

お嫁さんも「1度行ったことありますけど、絶対楽しいです!」と乗り気。

じゃあがんばってショーレストランの予約取ろうね・・・となった。

 

が、帰宅してからショーレストランについていろいろ調べて少々うろたえている。

予約が取りにくいとか、金額が高いとか、そういうことではない。

(東京駅からワゴンタクシーでディズニーに行くことを決めている時点で金銭感覚は破綻しているので問題ない)

 

料理が・・・ちょっと・・・。

どう考えても、夫の好みじゃないやつだった。

画像を見てうわあああああ・・・・となった。

わたしはもちろんOKだ。(基本好き嫌いがないし食の好みへのハードルは高くない)

息子夫婦も当然何の問題もないだろう。

でも、夫の口には合いそうにない。(酒飲み&好き嫌いが多い)

自分でメニューを選べる通常のレストランとは違って、

ショーレストランは料理が固定なので

これを見たら夫はブチブチ文句言いそうだなあ・・・と頭をよぎる。

夫の好みに合わせるなら、フツーのレストランのほうがいいよなあ・・・きっと。

 

かといって、そんな懸念をほんの少しでもお嫁さんに漏らそうものなら

「じゃあやめましょう!お父さんの好みに合いそうなレストランで!」

となるに違いない。

そんな気遣いをさせることは絶対にあってはならない。

一体だれのための旅行だ?ってことになる。

少し考えたものの・・・・ここはもうショーレストランで押し切るしかないと思った。

 

はあ悩ましい。しかもこんなことをひとりで悩むのがね。

お嫁さんを喜ばせてあげたいけど、夫からチクチク文句を言われたくもないという。

 

でもまあ・・・ここは開き直るしかない。

そもそもショーどころか、ディズニーランド自体、

夫にとってそんなに・・・いや、なんなら全く興味のない場所なのだから

もうレストランごときで取り繕ったってしょうがない。

 

 

そういえばこの間、会話の流れから「来年もディズニー行くとして・・・」と

わたしが夫に何気なく言ったところ、夫がびっくりして

 

「え?来年も行くの? オレはいいわ・・・1回行けば十分だ。
来年はお前らだけで行って来いよ。」

 

と言ったことを思い出す。

なんか、レストラン選びひとつとっても、「ここは夫の食べるものがあるかなあ」

って考えるのも面倒だし、

来年・・・夫がいかないというならそれはそれでいいかって気持ちがわいてきた。

 

・・・なあんて、そもそもまだ今年のディズニーにも行ってないのに

気が早いにもほどがある。

 

 

こんなことで悩む自分が嫌だ。

通信制大学へ行くと決めた。

ただ、英会話スクールの勉強と並行して大学の単位を取って行けるのか?

というところの不安はぬぐえなくて、日々葛藤している。

とはいえ、英会話スクールのほうはどうとでもなるのでまあいい。

(いざとなれば休学でも退学でも、所詮カルチャースクールだから)

 

けれど大学となるとそうはいかない。まあ手続きだけの問題ではあるけれど

やはり学位を目指すための勉強だから、慎重になる。

途中で「やっぱり無理、やめる」とは意地でも言いたくない自分がいるし。

 

前回、この話を書いたときに「短大」を第一希望として検討していると書いたけれど

その後、「四大」も候補に挙がってきて、どちらにするべきか自分の中で揺れている。

 

でも、迷う最大のポイントは、「学びたいこと」ではなく、

スクーリング授業を自分にこなせるかどうか・・・だ。

スクーリング(実際の対面授業またはオンライン授業)は

どうしても日時の制約がついてくるのもなので、

自分の空き時間にマイペースに進められる教科書中心の勉強とは違う。

 

普通の社会人なら、土日だったり夜間だったり・・・

のほうが都合がいいのだろうけれど

専業主婦のわたしの場合、土日や夜間は、

もれなく「夫をどうするか」問題が付きまとうので

むしろ「平日昼間」のほうがありがたいのだ。

(いやそれなら通学すべきという極論になってしまうけど)

 

頭の中でシミュレーションしてみても・・・

夫に、「次の土日はスクーリングがあるから」と言ったら、

「俺のごはんは?」と、真っ先に言われそう。いや、言われる。

朝9時から17時までのスクーリング授業のときに

夫の朝ごはんと夫の夕飯の心配をしなくちゃならないって、悲しくない?

(会場までの往復時間もあるし、スクーリングは2日~3日連続だよ?)

 

もうそれだけで萎える。集中力を削がれる気持ち。

 

それなら・・・・夜間のオンライン授業にしたらどうだろう?と考えると

調べてみると、これも社会人にあわせているから

だいたい夜19~21時くらいの時間帯が多い。

夫が帰宅して、一緒に夕飯を食べ始めるのがちょうど19時だ。

その時間にわたしだけが別室でPCの前で授業を受けるのか・・・・。

 

どこでその授業を受けるべきか?

リビングのすぐ隣の和室?いやいや、テレビの大音量が聞こえてきそうで

気になってしょうがないと思う。

じゃあ、二階の息子の部屋か・・・・?

Wifiが若干弱いんだけど大丈夫かなあ・・・・。(ブツブツ)

しかも、それまでに夕飯をバタバタと準備して、

PCの前にスタンバイせねばならない、

リビングでは夫が大音量でテレビを見てるとか・・・

 

だめだ・・・気が散ってしょうがない。ムリムリ。

 

それよりかは、やっぱりスクーリングは「通学」で受けて

夫の存在感を感じないで受ける授業の方がいい。

でも、土日2日間、とか三連休の三日間連続・・・とか、

そんな日程のスクーリング、こなせるだろうか?

 

 

と、自分の頭の中で「これなら安心して学習を進められる」という

妥協点が見つからない。

 

そして、嫌になってくる。

 

「夫が・・・」「夫が・・・」って、夫が学習の障害のようになっていることを。

英語の勉強は、完全に夫不在のときにしかやらないので、

全く問題なかったけれど、そのおかげで夫に内緒で進められているものの、

日時を指定される大学のスクーリングはそうはいかない。

 

通信制大学の勉強を夫に内緒で進めるのは物理的に無理と悟ったので

こはちゃんと話をするつもりだけど、

なんか通信制大学の勉強について、「仕事と子育ての両立ができるかな」って

迷う人はたくさんいるだろうに・・・

わたしみたいに、「いかに夫のいないところで両立させるか」で悩んでいる人なんて

きっといないと思う。

 

なぜそんなことに縛られているのか?と、我ながら情けなくなってくるよ。

 

ほうっておけばいいのはわかっているの。

でも、「俺のごはんはどうなるの?」って言う人じゃなくて、

「俺のことは気にするな。がんばれ」

みたいなことを言ってくれる人だったらよかったなーっていう

 

ないものねだりです。