結構根深いものがある。

ブログ書くつもりはなかったのだけど、本日祝日にて夫がリビングを占領しているので

(アニメを見ている笑)

隣の和室にこもっているわたし。(自分は自分で好きな洋画を見るわ~という建前)

 

先週末、義母の一周忌があって親戚一同が義実家に集合した。

そのとき、義兄の甥っ子のお嫁さんに初対面した。

(例の、お正月にお祝いを渡した甥っ子だ)

甥っ子のお嫁さんは、想像していた感じと違ってとても素朴でおとなしそう子だった。

集まった親戚はほぼ9割男性ばかりなので、

その中にぽつんといた甥嫁さん、うちの息子のお嫁さんが唯一の同世代女性・・・

しかも嫁同士の立場ということで、さぞホっとしたことだろう。

社交的で明るい息子夫婦は、甥っ子夫婦に積極的に話しかけて、

食事会の席でも話のネタに困ることもなく、随分と盛り上がっていた。

わたしは息子夫婦の隣に座っていたので、時折会話に交じってしまっては

同じくおしゃべりを楽しんだ。

 

そんな空気の中で・・・性格のゆがんでいるわたしは

甥嫁さんと義兄姉さん(つまり嫁姑)の様子を

こっそりうかがってしまっていた。

会話がないんだよね。やっぱり。

そう、”やっぱり”。

 

わたしは本当に義兄姉が苦手だ。結婚した時からずっと苦手だ。

悪い人じゃないどころか、むしろ嫁としては出来すぎでスキがなくて、

わたしはいつも委縮してしまう。委縮していることを必死で隠してるけど。

この歳になっても、今なお義兄嫁と話す時は緊張する。

結婚当初から見えない壁があって

「嫁同士仲良くしましょうね」なウェルカムムードはなくて、

なんというか「ビジネス義姉妹」な感じだった。

笑顔で話もするし、それなりの当たり障りのない会話はするけれど

彼女の中に、それ以上わたしと関わる気がない感じはヒシヒシ伝わってきていた。

 

前にも書いたことがあると思うけれど、

わたしは本当は義母ともっと仲良くしたかった。

間に義兄嫁が立ちはだかっていたので、それができなかった。

義兄嫁が義母と距離を保って付き合っているのに(二世帯同居なのに)

そんな関係のところへ、わたしがしゃしゃりでて「お義母さん」なんて

入って行けない雰囲気があった。

つまり、義兄嫁に遠慮して、義母と仲良くできなかったということ。

だから、もし自分が長男嫁だったら、きっと

義母とお茶したり、買い物や外食を一緒に楽しんだりしたと思う。

 

・・・まあ、そんな話はいいとして・・・

義兄嫁は、昔はわたしの息子にもそっけなかった。

息子に冷たい・・・というのではなく、正確に言うと

彼女の息子たちとわたしの息子を遊ばせようという気が全くなかった。

昔は義実家家族で毎年旅行にも行っていたけれど、

旅行先では、義兄夫婦の息子たち(当時小学生)だけで遊び、

わたしの息子(当時幼稚園児)はひとりポツンと遊ぶ・・・というのが定番だった。

こういう考えは厚かましいのかもしれないけれど家族旅行中に

「ほら、〇〇くんも一緒に遊んであげなさい」とか、促さないものだろうか?

と、いつもいつもいつもいつも思ってた。いとこ同士なのになーと。

 

だから、幼児のころから成人するまで・・・・わたしの息子と彼女の息子2人は

ほとんど会話らしい会話をしたことがない。

 

・・・・で、そんな苦い思い出が、自分の心のどす黒いところに蓄積されているので

この話しかけづらいオーラの出ているお義姉さんのところへお嫁に来る女性は

このお姉さんが姑って・・・・きっと「感情」が読めなくて、

気を遣って大変だろうなあと、

余計なお世話ながら想像していたわたし。

 

実際、法事前後のお茶出しの時に会話をしている以外、

義兄嫁と甥嫁さんは、ほとんど会話がなかった。(つい見ちゃう)

義姉にとっては、たぶんそれが通常運転で何の他意もないのだろう。

わたしに対しても、別に意地悪しているんじゃないというのはわかってたし。

そういう人なのだ。

でも、嫁にはなかなか辛いと思うわ。

何考えてるかわからない雰囲気って辛いのよ。

まるで、結婚当時に義実家でいつも居場所がなかった自分を見ているようだった。

 

一方息子のお嫁さんは、

「あ、お義母さん、赤ちゃん今ここにいます。ここに頭が。こっちに足が。
ここです、ここ!触ってみてください~~!」

など、無邪気にはしゃいでわたしの手を取り、

大きくなったお腹を触らせてくれてて、よけいに差を感じてしまった。

 

それにしても、(義兄嫁が積極的に関わらせてこなかったせいで)ほとんど

会話したことのなかった甥っ子に対して、

息子が食事中に気さくにあれこれ話しかけて盛りあがっている様子は

とても不思議で新鮮な光景だった。いとこたちは受け身だったので、

すべては息子とお嫁さんの人懐こさと会話力のおかげと思う。

 

法事の席でこんなふうに観察眼を働かせてしまっていた自分は

結構執念深く、過去に義兄嫁からされたイヤなことを覚えてるんだなーと思った。

 

嫌だわ。

 

でも、そういうことってあるよね。

ひとつひとつは小さくても、「私は忘れてないぞ」ってこと(笑)