義姉からの思わぬ愚痴。

前回の記事で書いた、「結婚式着付けについてのあれこれ」について

気は進まないものの、直接確認しなければ悩み続けるだけだったので

思い切って、義兄嫁のいる時間に夫の会社に行ってきた。

(親族経営の会社で義姉は事務をやっている)

 

着つけの件は、疑問に思っていたことはあっさり解決して、

あーー聞いておいてよかったなーという形になったので、ヨシ。

 

けれど、結婚式の話から、自然と甥っ子とお嫁さんの話へ・・・・。

 

義姉との関係は今までも書いてきたとおり、

表面上は何にもない感じで数十年つきあってきたものの

会った時に、少し話すくらいでそんなに友達のようにだったり姉妹のように

何でも話すような関係でなかった。

けれどこの日の義姉は、今までになく珍しくよくしゃべる。びっくりだ。

話題は・・・

 

甥っ子とお嫁さんの新婚生活についての話。

 

聞いていて、ほぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・と、かなり驚いた。

というか、「大変そうだなあ・・・」と同情した。

 

普段会っても、それほどわたしと話すことのなかった義姉の口調や表情には

言葉は選びつつ、遠回しではあるものの、

明らかにお嫁さんに対する「モヤモヤした感情」が見て取れた。

そもそも、そんな話を(友達でもない)わたしに聞かせること自体、

たぶん、溜まっているモヤモヤがあふれている状態だと思ったし。

 

まあこんなブログが見つかるとは思えないのでザックリ書いてしまうと・・・

甥っ子とお嫁さんは共働きなのだけど

家事の大半を甥っ子がやっているそう。

それ自体は、この時代珍しくもない。でもなぜそれをあえて言うかというと

そうやって家事を甥っ子にやってもらっていながらお嫁さんは

「なんか疲れちゃったからしばらく実家に帰りたい」と、

1週間くらい実家に帰ってしまうことがよくあるのだそうだ。

で、そうなると甥っ子もアパートにポツン・・・となるので、

「じゃあ僕も帰るかな」ってことで、甥っ子もひとりで実家に帰ってくるらしい。

 

また、甥っ子は会社員、お嫁さんはサービス業なので休みが基本的に合わない。

そうなると、休みの日はひとり・・・になってしまい

することがなくなってしまうので、こういうときもまたお互い実家に帰るんだそう。

結果的に義姉が「本当にしょっちゅうひとりで帰ってくるのよ」と

あきれるくらいの頻度で、甥っ子はなんだかんだ実家入りびたり状態らしい。

 

それはつまり、同じくらいの頻度でお嫁さんも実家に帰っているということ。

 

細かいびっくりエピソードはもっとたくさんあったのだけど、

書き始めたらきりがないのでまとめると、

結婚するまで実家暮らし何から何まで親頼みだった様子のお嫁さんは

「家事が苦手→主婦業が荷が重く疲れる→実家がいい→実家の両親もとにかく娘を溺愛→実家に頻繁に泊まりで帰る」

・・・と、どうやらこういう状況になっている様子だった。

 

ずっと実家暮らしで親に頼り切りの生活が長かったせいで

どこか幼いままなんだろうなあと思う。

会いたいときにデートして、夜が来たら「バイバイ」って

お互いの家に帰る生活のほうが楽だったな・・・

くらいなことは、もしかしたら思っているかもしれない。

だって、新婚生活・・・・一番楽しいはずなのに

旦那さんは優しくてなんでもやってくれるのに、

それでも「疲れたから実家に帰る」って、なんかもうとにかく

「実家が一番ホッとできる場所」ってことなのだろう。

 

まあ、所詮はうちには関係のない話なので、ジャッジするつもりもないけれど

明らかに義姉は不満そうだったので、

これはこの先大変そうだなあ・・・と同情した。

で、わたしも「え~~~!それは変ですね」とは下手に言ってしまうと

批判めいて聞こえてしまうかもしれないと思ったので、

 

「へえ~~~おもしろいですねえ~笑」と、とにかく「おもしろい」を連発して

笑ってごまかすにとどめた。(おもしろい。。。って便利な言葉だな思った)

 

しかし・・・この分だと、この先もし赤ちゃんができたりでもしたら、

それこそ彼女はつわりがひどいといって1か月くらい実家に帰りそうだし、

産前産後は3か月くらい実家から帰ってこないかも。

そして義兄夫婦は、あまり赤ちゃんに会わせてもらえないんじゃ・・・って思う。

 

そう考えると嫁姑の関係って改めて本当に難しいよね。

だって、お嫁さんは自分で選べるわけじゃなく、本当にめぐり合わせ。

息子が選んで連れてくる人。

そこにお互い歩み寄って少しずつ関係を築いていくしかない。

 

姑がどんなにお嫁さんを大事にしてあげようと思っていたところで

そのお嫁さんが、まったく嫁ぎ先には関心をむけず、会いにも来ないで

ずっと実家、実家・・・だったら信頼関係なんて作りようがないもの・・・。

そして実家圧力が強いというのもね・・・。

 

自分には娘がいないからわからないけれど

それでもやっぱり、嫁実家は本当は娘が嫁ぎ先でかわいがってもらえるように

それとなく促す方がいいんじゃないのかなと思う。

昭和の時代は

「嫁実家がしゃしゃり出るとうまくいかない」くらいの価値観だったよね。

まあ、そんな時代はとっくに終わったのだろうけど・・・。

実家に頻繁に帰ってくることはうれしいかもしれないけれど

長い目で見たら、義両親との関係を大事にしたほうが結果的に幸せな気がするので

一歩引くほうがいいと思う。でも、そんな考え自体古いのかなあ。

 

ともかく、義姉の愚痴めいた話を聞きながら改めて思った。

うちのお嫁さんのように「お義母さん、お義母さん」と

何かにつけて誘ってくれたり呼んでくれたり、

一緒に買い物に行ってくれたりする人は

もうこれは・・・レア中のレアなんだわ・・・と。

わたしにとっては、一生で一番の幸運だったと言っていいかもしれない。

だって、自分では一切どうにもならない部分だものね・・・

完全にめぐり合わせの運だから。

 

そんなわけで・・・

今の関係を当たり前と思わず、本当に大事にしてあげなくちゃと思った。

 

そして、来月の披露宴、

娘溺愛・・・というあちらのご実家両親が果たしてどんな感じなのかなーと

ちょっと興味津々だったりする・・・・・。