老犬介護からの夫への不満。

最近の記事で、今自分の頭を悩ませている問題について、

「何でもありのままに受け入れるよ」だなんて

カッコいいことを言ったけれど、

メンタル的には受け入れる気まんまんでも、

物理的に解決しなければ問題があると、

それが望まないストレスの引き金となることも・・・ということを

ひしひし感じている今日この頃。

 

 

また犬の話で動物と暮らしていない方には何の興味も湧かない話で

本当に申し訳ないです・・・・

目下、なんとかしなければ~となっているのが犬のトイレ問題。

 

これも、以前書いたばかり。

 

norako-hideaway.hatenablog.com

 

この記事を書いて以降、子犬時代に戻って、トイレで用を足すたびにおやつを

あげる・・・などして、トイレの失敗はほぼなくなり

しばらくは安定していたのだけれど、

どういうわけか1週間ほど前から、 

またまたトイレ失敗の頻度が上がってきてしまった。

 

けれど、これはもう「歳のせい」なのだと思う。

ネットで検索しているとこういう例はたくさん出てくるし

老犬も、やっぱり歳を取ればトイレがわからなくなるらしい。

犬を飼うのは初めてではなく、子供時代から延べ5匹(※まとめて5匹じゃなくてね)

飼った経験があるけれど、こんなことは初めてだ。

 

理由はシンプル。今までこんなに長く生きてくれた子はいなかったのだ。

実際に過去に飼った犬が何歳まで生きたか?という記憶はないのだけど

おそらく要介護になる前に病気で亡くなっていたのだと思う。

うちの犬は今年15歳。立派な老犬である。

  

戸惑いだったり、淋しい気持ちだったり、不安になったり・・・と

感情的に日々いろんな思いがこみ上げて来るけれど

先日の手術以来、老いがグっと現実的になってきたことを

わたしも受け入れようとしている。

 

さて、やっかいなトイレ問題。

ややこしいのは・・・・完全にトイレがわからないわけじゃなく、

トイレですることもあれば、キッチンやリビングで突然してしまうこともある

・・・という、なかなか難しい状況であること。

 

この1週間、いろいろ試行錯誤してきた。

うちは小型犬なので、粗相をされても水を少量こぼした程度の

被害にしかならないため、最初のうちは「まあ失敗したら掃除すればいいや」と

なるべくあっけらかんとした気持ちで捉えようとしていた。

それでも1日2~3回・・・

いろんな場所にされたら、やはりその都度すぐに拭き掃除しなければならないので

落ち着かないし、フローリングならまだいいけど、

カーペットの場合はニオイが染みつかないように気も使う。

(ニオイが染みついてしまうと同じ場所に何度もしてしまいかねない)

 

そして、「ああこれはよくない兆候だな」と自分で思ったのは

自分が部屋の中を歩くとき、外出から帰宅した時・・・

床を見ながら「どこかに粗相がないか」を探して歩いている自分に気が付いたとき。

愛犬が部屋の中をうろつくときに、「粗相するんじゃないか」と

ついついジーーーーっと見張ってしまうことに気が付いたときだった。

 

これってもう、頭の中がこのこと一色に支配されているってこと。

こんな生活をこの先ずっと続けてたら、ストレスになるに違いない。

 

・・・ということで、

もうここはいさぎよく「オムツ」のお世話になることにした。

 

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我ながらアホじゃないかと思ったのだけど、

画像の「2種類のオムツ」を買ったつもりが、実は同じメーカー&シリーズで

「吸収量」が違うだけだった(笑)

でも、左側のおむつのほうが付け心地がいいみたいなんだよねぇ・・・不思議。

(付け心地がいい=犬がつけてることを気にする様子がない)

 

 

まあそんなことはいいのだけど、

父を看取ったと思ったら、今度は老犬介護の生活がきたのね・・・

と実感せずにいられない。

つくづく、「同時」じゃなくてよかったと思うことにしている。

父の世話をしながら・・・・なんて、絶対に無理だった(汗)

 

おむつを用意したのは・・・

今のところは1日1~2回、あるかないかのトイレの失敗に備えるため。
(部屋を汚されることでわたしがイライラしなくて済むように)

トイレがわからなくなったわけではないので

「トイレはここだよ~」と再認識させる意味もこめて、

わたしは約2~3時間おきペースで、わざわざ愛犬をトイレに連れて行っている。

(そしてトイレへ連れて行けばちゃんと理解して用を足すのだ) 

 

 

幸い、夜はトイレを失敗する可能性が今のところないので(夜間はウロウロしないし)

まだ今のところは夜間だけはおむつなしにしている。

 

 

①朝いちばんのトイレを済ませた後、おむつをつける

②2~3時間ごとにトイレへ連れて行く

③トイレを済ませたらまたおむつをつける(粗相防止)

④夜寝る前のトイレをすませたら、おむつをはずして就寝。(夜中は失敗しない)

最初にもどる。

 

・・・というルーティン。

もちろん②と③は、1日5~6回はやっている・・・。

 

これはちょっと人間の子供のトイレトレーニングに似ているかもしれない。

トイレへ連れて行けばおしっこできるけど、まだおもらしする可能性もあるので

一応紙パンツを履かせてるのよ~~~

そして、時間見計らってトイレへ連れていってるの、みたいな。

まさに、まさにそれと同じ状況だ。

 

自分にも愛犬にも、あまりストレスのかからない対応策を考えると

今のところこれしかないかな・・・となった。

 

ここで腹が立つのは夫である。

 

トイレの失敗があることを話した時、

 

「おむつでいいじゃん」とケロリと言われた。

 

そりゃそうだけど・・・・そうだけど・・・・。

まだ自分でトイレへ行けるのに、24時間おむつはかわいそう・・・という

なんとも複雑な気持ちがわたしにはあって、そして犬だって尊厳はあるのだから

「オムツでいいじゃん」とは思いたくなかった。

でも夫には微妙な気持ちは理解できない。

 

かと思えば

「でもトイレへ連れて行けば自分でしてくれるから
昼間は2時間おきにわたしが連れて行ってるんだよ」

と話すと、

 

「なんだ。だったらおむつ要らないんじゃないの?」

 

とこれまた、あっけらかんと。

なーーーんの想像力もなし。

当事者意識ゼロ。

 

そしてこの週末・・・。

愛犬がオムツをつけた状態のまま自分でトイレへ行くのを見ていた夫が

 

「自分でちゃんとトイレ行けるじゃん?オムツはずしてやったらどう?」

 

ときた。

 

なんかもーーーーー、

うるさいなあ・・・黙っててよ!

何もする気がない、愛犬に世話が必要になってもそれをするのは

当たり前に自分じゃない・・・・と思ってる人が

横からあれこれうるさいんだよ(怒)

 

・・・と心の声が叫んだ。

たとえ1日1回でも・・・粗相されたカーペットの掃除をするのは誰よ?

それが毎日だよ?そんな簡単に言うなら、オムツなしで粗相されたら

そのときはあなたが掃除してくれるんだよね?

 

ふと息子の子育てを思い出す。

息子の子育てもそうだったなー。

夫は「遊び担当」なだけで、おむつを替えたこともほとんどなかった人。

子育ての表面的な・・・楽な部分だけをなぞっているだけでありながら

わたしが子育てで試行錯誤している時期も

「ああすればいいのに」「こうすればいいのに」

「そんなに言わなくても」「そこまでしなくても」

と、自分がそれをやってくれるわけじゃないのに、

この人はお気楽なことばかり言ってたなあ・・・・と。

 

 

 

なんだか緩やかに始まった老犬介護日々から、

夫の嫌な部分が(過去も含めて)浮き彫りになってきて 

なんだかよけいなものを掘り起こしちゃったな・・・という気分(笑)

 

ま、いろんな感情が入り混じってますが

愛犬のことは、わたしが一番よくわかっているので

わたしの好きなように、お互い(犬とわたし)にストレスがかからない方法を

模索しながら、適当にやっていきますよ。