認定調査やら、ケアマネさんとの面談やら・・・
今週になって早速父の退院に向けての動きがにわかに慌ただしくなりはじめて
いろいろ考えることばかりで頭の中が忙しくなってますが・・・
兄弟の帰省の話の「弟編」についても、書きかけたからには書かなくちゃね・・・
とばかりに、(ただの愚痴吐きなので不快に感じる方はスルーしてくださいね)
続きを書きます。
~*~*~*~*~*~*~*~*
兄は、長男ということもあって・・・・
責任感は基本的に昔からすごく強い。
「自分が長男だから」という気持ちが強いというか。
ただ、父の看護&介護問題については、「責任感」と「行動」が伴っていない。
わかっているようなつもりで、全然わかっていない空回り感がね・・・。
その、空回りしているという自覚がないので、これがやっかい。
おそらくそれを指摘しても絶対にそうだとは認めないので、これまたやっかい。
自分は冷静に状況を判断して動いていると思い込んでいるから。
そして・・・弟は・・・というと、これまた・・・・どうもピントがずれている。
彼は中途半端にロマンチストで「情」をやたら大事にする。
「お父さんがかわいそう」とか、そういうことを一番言うのも弟。
でも、口ばっかりで行動が伴わないのだ。
その「かわいそう」と思う父親のために、自分が犠牲になるのは絶対にイヤな人。
たとえば、父と二人きりになるのは1時間が限界、とか普通に言っちゃう。
(父との会話はとっても疲れるから。でも私はそれに毎日耐えてるんだよ・・・)
だから弟は父と二人きりで出かけることは絶対にしない。
思い出そうとしてみても、弟が父を食事に誘ったとかそういう記憶もないほど。
けれど、遠くから訪ねてくるだけで
「あいつは優しい」と、父から思われるからホント末っ子はお得だ。
そんな弟が今回の帰省で言い出したのは、
「例のお父さんの従妹には連絡しなくていいの?もうそんなに長くないなら、
お父さんと〇〇さんを会わせてあげたほうがいいんじゃない?〇〇さんにも
お父さんのことを知らせてあげないとかわいそうじゃない?」
ということ。
でたよ・・・。またお得意の「かわいそうじゃない?」だ。
父の従妹とはブログでもたまに紹介しているこの人のこと。
norako-hideaway.hatenablog.com
弟は、「自分なりにできることを」と思っているのだと思うけれど
それがわたしが求めている方向とはまるで違う方向に向かっていることが多い。
なんと言ったらいいか・・・・
わたしが求めているのは「父親の介護」のお手伝いなのに対して
弟はその「介護の戦力」となるつもりはなく、
かわりに、別に父の療養生活に必ずしも必要ではないような
父と直接向き合う必要のない、
「スペシャルプレゼント」をたま~~に送ることで、
なんだかさも「立派な親孝行」をしたという自己満足に浸るタイプ。
そんな弟が、父と従妹を会わせてあげたらどうか?と言い出したわけだ。
父の従妹はご本人が80歳、御主人が85歳という高齢夫婦だ。
もうご主人はさすがに長距離ドライブは無理なので来られないと聞いている。
(交通機関の乏しい田舎なので、まだ近所は運転していると聞くけれど(怖)わたしはそのことをどうこう意見するような立場にない)
だから「来ることは難しいだろう」と話すと、何を思ったか弟が
「そのくらいのことだったら、僕がその人たちを車で送り迎え(実家から高速で2時間の距離)してあげるよ!きっと二人とも会いたいと思ってるはずだよ!」
と・・・・ハッキリ言ってわたしにとって「そこじゃない」というところで
妙なやる気を見せてきた。
弟には悪いけど、そして従妹さんにも申し訳ないけれど「それはやめてくれ」と
申し出をやんわりと却下した。
この記事を読んでいる人にも「会わせてあげるべき」と思う人がいるかもしれない。
でも・・・
今は、父のことだけでも毎日大変なのに・・・・
高齢の従妹夫婦を遠方から呼び寄せたりしたら、
わたしに全面的に負担がかかることは目に見えている。
なぜなら、まず、片道だけでも疲れるだろうに日帰りと言うわけにはいかない。
1~2泊くらいさせるつもりで呼ばなくてはならなくなる。
弟は「自分が車で往復して夫婦を送迎する」と張り切って言ってくれてるけど
こちらに滞在している間、従妹夫婦をもてなすのは誰だと思う?
従妹夫婦はどこに泊めるつもり?
実家の二階なんてほぼ物置と化していて掃除しないと無理だよ?
布団はどうするの?カビ臭いんじゃないの?
ホテルにでも泊まってもらうつもり?
そして従妹夫婦を病院で父に会わせるにしたって、その場にわたしが同席することは
当然に求められるよね?
ちょっと無理だから・・・・。
わたし、父のことだけでいっぱいいっぱいだから、
そんな無責任な思い付きはやめてくれーーー。
弟は本当に「かわいそう」「喜ばせたい」と安易に思いついてくれるけれど
自分のやりたくないことはしないし、
細かいところは「あとヨロ」な自己満足タイプなので本当にやっかい。
言わなきゃわからないんだな・・・とゲンナリしつつ
言葉を選んで上記のようなことを説明、
「今の私にそこまでのキャパはないから、頼むから負担を増やさないでほしい」
と弟に言って、わかってもらった(はず)。
それでも弟はめげずに、
弟「僕だって、高速で片道2時間で帰ってこれるんだから、いつでも呼んでよ!
ちゃんと来るから!」
とうれしいことを言ってくれた。
でも、
私「ありがたいけど、呼んだらいつでも来れるわけじゃないでしょ?正直、わたしが用事を頼みたいときに必ずアテにできるのでなければ、あまり意味がないんだよね。
まあ仕事の都合があることはわかっているからいいよ。
ただ、そっちの都合のいいときに帰ってきてくれるというのなら、”〇月〇日にお父さんのところへ行くからその日はお父さんの面倒は僕が見るよ。だからお姉ちゃんは来なくていいからね。休んでて”、とか前もって教えてくれると、わたしは休むことができるので、とっても助かるよ。」
と、あえて具体的に弟にお願いしてみると・・・
弟「えっ・・・そういうのはちょっと・・・・。」
と、思わず本音が態度に出た。
おいおい。「そういうのはちょっと・・・」って、
じゃあ一体何しにくるつもりだったの?(汗)
そう。
弟は父と1:1になることを嫌うので、
父の面倒を見るのはイヤなのだ。
あくまで、兄かわたしとセットで動くか、プレゼント役に徹していたいのだ。
今回の兄弟の帰省で・・・2時間くらい、兄弟といろいろ話したのだけど
よ~~~~~~くわかったことがある。
それは、兄弟には、自分たちが父親のことを見て見ぬふりしているとか、
自分たちが父親の世話を妹(姉)ひとりに任せきりにしているとか
そういう「自分たちは楽をしている」という意識が全くと言っていいほどないこと。
あくまでも、自分たちはできることをやっている、と心から思い込んでいた。
自分たちに後ろめたいことはひとつもないかのように。
わたしが会話の中で何度か「二人にはわたしの大変さは絶対にわからない」
と言う場面があったけれど、そのときだって二人は頑ななまでに
「いや、そんなことないって。大変なのはよくわかってる!」
としつこく言い張ったほどだった。
あーーーもうこれは、何を言っても無駄だな・・・とあきらめることにした。
わたしの思いはどうやっても伝わらない。
その証拠に・・・
最後に兄が、この兄弟座談会をお開きにするために口にした言葉は驚愕ものだった。
「・・・ということで、これからも3人で協力してがんばっていこう。」
ってね。
この言葉を聞いた時に、
「あ~そうなんだ。いままでも3人で頑張って来たと思ってたんだ、なるほど」
と、ものすごく冷めた気持ちになったわたし。
そうして・・・2人は2日間実家に滞在して、2回父を見舞って、
それぞれの自宅へと戻っていった。
二人が戻っていったその日に、わたしは用事があったので実家へ行ったのだけど
そこには・・・
二人が使ったであろう濡れたバスタオル2枚、
二人が使ったであろう掃除がされていない使いっぱなしの浴室、
二人が飲んだであろうビールの空き缶とペットボトル数本、
二人がゴミ箱に溜めていった生ごみ、
・・・が、放置されていた。
「お前の大変さはよくわかっている」と言った人達の行動がコレだからね。
知らん顔してこういう痕跡を残していける図太さがうらやましいよ。
戦力どころか、疲れているわたしの仕事増やして帰っていくとか、ホントにもう・・・
怒りに満ちたため息が出てしまったわたしは心が狭いかな?