子守ヘルプへ行った日の話。

お正月の話を書こうと思ったけれど、忙しくしているうちに

もうどうでもいいかなーとなってきたので飛ばすことにする。

 

話はお正月休みが終わってすぐのこと。

息子夫婦は4日には自宅アパートへ戻って行ったのだけど、

そのわずか2日後に、息子からLINEが来た。

お嫁さんが高熱を出してしまったので、ヘルプにきてほしい・・・と。

 

一瞬、わたしのコロナがうつったのか?と、顔面蒼白になった。

年末年始、残存ウイルスを抹殺すべく、あれほど徹底した感染対策をしたのに・・・?

 

が、高熱の原因はコロナではなく、乳腺炎だった。

そういえば、お正月に来た時に彼女が言っていたっけ。

「最近、離乳食を2回→3回食にしたので、授乳回数が減って
すこし(張りやすくなり)ヤバいんです」

と。

嫌な予感的中で、自宅へ戻った翌日に40度の熱が出たらしい。

幸い、息子はまだ仕事が休みだったので、家事育児はできたものの

やはりヘルプがあるとありがたい・・・というお願いがあったので

いつでも動ける身軽な私、「まかせとき!」とばかりに出動してきた。

 

でも実は、高熱を出した初日は、お嫁さんのお母様がヘルプに来ていたそう。

で、帰宅するときにも「明日も熱が下がらなければ来るから呼んでね」

と言ってくださったそうなのだけど・・・・

息子は2日目はわたしのほうへお願いしてきた。

 

「お義母さんに来てもらえるほうが、彼女にはいいかもしれないんだけど、
彼女が寝ている間、リビングで僕とお義母さん2人だけになるから、
なかなか気を遣うし、僕もあれこれ頼み事もしづらいし・・・(エヘヘ)
だから僕としてはお母さん(私)に来てもらうほうがラクだなと思って今日はお母さんに来てもらいたかった。」

 

ということだった。

なるほど・・・。確かにそうかもしれないなあ。

お嫁さんのお母様もとてもいい人だし息子はめちゃくちゃ好かれている。

それでも1日ずっと2人(+娘)だけ・・・となると、

会話もそうそう続かないだろうし、お互い気を遣うよね。

 

 

そんなわけで、わたしの子守ヘルプ・・・となったのだけど、

わたしは本当に孫娘をひたすら遊んでいただけで、ほかのことは何にもしていない。

この日はお嫁さんが受診することになったので、

息子は彼女のクリニックへの送り迎えをしたほか

掃除に洗濯に、娘への離乳食、娘の寝かしつけ、離乳食の冷凍ストックづくりまで

なにからなにまでひとりで全部やっていた。

 

その孫娘はちょうど今、ハイハイとつかまり立ち&伝い歩き全盛期で

とにかく起きている時間は常に動き回っているので

それはもう危なっかしくて、10秒たりとも目が離せない時期である。

トイレもままならない。

わたしとしては、手伝いというより、ひたすら孫娘と遊んでるだけだったので笑

こんなことでいいのかしら?と複雑だったけれど、

息子からは

「お母さんが(娘を)見ててくれるから、
こっちは他の家事ができてめちゃくちゃ助かる」

と言ってくれたし、これでよかったのだろう。

・・・というか、来てもらった母親に家事を頼むような息子だったら

そっちのほうが ”夫として、パパとして” やばいよね。

 

わたしは親ばかを承知で、

ブログでも何度も息子の育メンぶりをたたえてきたけれど

そのスキルは上がっていく一方だ。

 

今回、まじまじと息子のやることを朝から夜まで見守っていたけれど、

まず、「育メンかどうかの判断基準」として気が付いたのは

とにかく「妻からの指示がなにひとつなくても動ける」ことだなってこと。

 

息子がまさにそれで、

「わが子が起きた瞬間から、寝るまでのタイムスケジュールが頭の中に常にある」

状態だった。

 

何時に昼寝させて、何時に離乳食をあげて・・・とか、

ねんねと食事のスケジュールが全部頭の中に出来上がっていた。

 

母親ならいつも頭にあることだけど、こういうことを想定して動いているパパって

どのくらいいるだろう?

しかも、離乳食も準備から食べさせるところまで、何から何まで全部自分でやる。

 

これは、普段から離乳食のストックを夫婦で手分けして作っているからできること。

彼らは大半を手作り離乳食にしているので、

今の月齢だとどんな形状のものをどのくらいの量あげたらいいのか?を、

ママだけでなくパパもわかっている。

 

それができるのは・・・すべてのことを、当たり前に毎日やっているから。

これ、本当にすごいことだと思う。

「頼んだらやってくれるパパ」は世間に多いと思う。

でも、全部丸投げできるパパ・・・は、どれくらいいるだろう?

 

そして実際に、お嫁さんがめちゃくちゃ感動していた。

「熱でフラフラなときに、あれやって、これやって、って説明しなくても

全部わかってるし、全部自分で判断してやってくれる。

わたしは何にも考えなくていいし、身体を休ませることに専念できるし、

もう本当に育児スキルがすごすぎて・・・言葉がないです。」と。

 

あんまり息子のことを本人にむかって褒めないわたしも、

さらにレベルアップしている育メンぶりに

さすがに感動しすぎて、「すごいねえ~」って褒めまくった。

お嫁さんとふたりで褒めまくった(笑)

 

 

お嫁さんの発熱は幸い2日でおさまってくれて、今は元気を取り戻している。

 

 

やっぱり、原動力は愛だよね。

息子の妻子への愛がすごい。

 

そして、そんな息子に対するお嫁さんの愛もすごい。ハッキリわかる。

 

ふたりは本当に仲良しだなあといつも思う。

それもこれも、お互いを大事にしてお互いを助けあっているからだろう。

 

そして、そんな愛に包まれたふたりを見守ることができるわたしは、とても幸せだ。