若者世代の新しい家事育児感。

昨日、約3週間ぶりに息子夫婦のところへ遊びに行ってきた。

 

いつもだいたい10日~2週間に1度くらい遊びに行っているので

(だいたい隔週でお嫁さんが家に呼んでくれるので自然とそうなっている)

3週間あくのは初めてのことな気がする。

 

理由は先週1週間、お嫁さんと孫娘がセットでインフル感染していたから。

たまたま用事があって、先週月曜日からふたりは実家に帰ったのだけど

そこでお嫁さんが発熱→翌日孫娘も発熱・・・の親子セット。

そのまま1週間まるまる実家から動けなくなってしまった。

 

でも自分も39度超えの熱で大変な上に、生まれて初めての発熱がインフルとなった

0歳児を抱えることになり、相当な不安だったろうし

それが実家だったのは本当に不幸中の幸いでよかったと思う。

わたしも、その話を聞いたとき

「お母さまが面倒見てくれるだろうから大丈夫だね」と安心したし。

息子は絶妙なタイミングで?感染しなかったのだけど

もし妻子が自宅で発症していたら仕事を休んで看病するつもりだったらしい。

とはいえ、息子にとっても赤ちゃんの発熱は初めての経験になるわけで

そこはやはり、「子育ての先輩の実母の安心感」にはかなわないから

お母様に甘えられてよかったね・・・って思う。

 

そんなふうにインフルの1週間をどう過ごしていたか・・・?など

すっかり元気になったお嫁さんからあれこれ話を聞いたあとは、

一緒にファミレスへ行き、そのあとは

一緒に支援センターのキッズルームに遊びに行き・・・と、

楽しい時間を過ごしてきた。

 

そこでお嫁さんが話してくれたのは、息子のこと。

これまでも何度も聞かされてきたけれど、

「プロの育メン」はますます進化しているようで

今は離乳食の冷凍ストックを毎週末にふたりで作るのが習慣らしい。

 

そして、先週1週間、お嫁さんが実家でダウンしていたときには

ひとりで食材を選んで買ってきて、翌週1週間分の離乳食をあれこれひとりで作って

冷凍しておいてくれたと。

月齢によって離乳食もだんだん固形物に近くなってくるけれど

それも全部考慮して、たくさん作ってくれていたという。

 

「わたしなんて、いつも〇ちゃん(娘)と遊んでるだけで何にもしてなくて

こんな役立たずの嫁でごめんなさい、って感じです。

今週なんて本当に何にもしてないんですわたし・・・」

 

と、自虐も入れて。

 

わたしたちの会話に気が付いた息子が、お嫁さんにむかって

 

「あれ?そうだっけ?A美は今週何にもしてなかったっけ?」

 

と笑うと、「うん、してない!」と彼女。

 

そしてふたりでアハハハハと爆笑。

 

なんて仲良しで爽やかな夫婦の会話だろう・・・!とまぶしかった。

 

夫が家事や育児をする場合、

「自分がやってやった感」を出す人は案外多い・・・といつも感じている。

それもひとつの承認欲求だとわたしは思っているけれど

同時にそれって

 

「本来は妻が(母親が)やるべきところを僕がやってあげました。すごいでしょ」

 

というふうに、わたしには聞こえる。

家事や育児をすることを、いちいち誰かに触れ回るって

つまり、実は「妻の仕事」って思ってるってことだよね?と。

 

息子の家事育児の話は、お嫁さんから

「あんなこともこんなこともやってくれるんですよ」と聞かされることがほとんど。

息子はいちいち細かいことまでわたしに言わない。

会話をとおして、

「そんなこともやってるのか~すごいな~」と思うことはあるけれど。

 

つまりそれって、彼にとっては「家事も育児も当たり前にすること」であって

いちいち周囲に「僕はこんなにやってる」アピールをすることでもない・・・って

思っているってことだよね?と思う。

ある時期から、急にがんばって目覚めた育メン男性と、

最初から「当たり前」と思って結婚した今の世代の大きな違いはそこかもしれない。

 

「やれるほうがやればいいじゃん」

 

に終始しているのだろう。

 

だって、女性がママになったからといって

「わたし、おむつも替えるし、離乳食も作るのよ」とはだれも言わないはずだものね。

やるのが当たり前と思っているから。

だから、新しい世代のパパたちも、きっとこんな感覚なのだと思う。

「家事も育児も、そんなの、夫として父親として当たり前」って。

 

こういう感覚が、友達から友達へと「あたりまえ」として伝わって

新しい価値観の若い夫婦が増えていくといいよね。