お正月のもやもや。

いまさらお正月の話をするのもどうかと思うけれど。

 

毎年毎年、お正月には義実家へあいさつに行くのが恒例だ。

息子が小学校に上がるまでは遠方に住んでいたので

その間は年末から3泊4日くらいで義実家に泊まっていたけれど

地元に戻ってきてからは元旦か2日の午前中に、必ず義実家へあいさつに行き、

その後義実家と一緒に初詣に行っていた。

 

わたしには長年ずっと腑に落ちないことがあった。

あんまり気にしないようにしていたけれど。

 

我が家は、わたしと夫、そして息子を連れて行く。

(息子が結婚してからはお嫁さんも一緒に行く)

わたしたちが行くのはいつも義両親のいる母屋なのだけど、

そこへ、二世帯同居している離れから義兄夫婦もやってきて、みんなで集まる感じ。

けれど、義兄夫婦の息子2人は顔を出さないんだよね。

わたしの中ではそのことを、なんだかなあ・・・ってずうっと思っていた。

 

正確にいうと、彼らがまだお年玉をもらう年齢のうちは、ちゃんと母屋に来ていた。

お年玉をもらうために。

今起きました、みたいな眠そうなかったるそうな様子で出てきて、

親に促されてぼそぼそとあいさつ。

そして、お年玉をもらうだけで、何にも話さない。

そんなふうだから・・・大学生になってお年玉が終了したら、

パッタリ母屋に顔を出さなくなった。

もう用事はないと言わんばかりに。

 

これがわたしの中の常識では考えられないことで・・・・

お正月に、親戚のおじさんが家族であいさつに来ているのに

顔を見せないって?と。

会っても、挨拶もろくにしないし、小声で目も合わせないし。

もっと言えば、「子供がきちんと挨拶をしない」ことを

どうでもいいと思っていそうな義兄夫婦の感覚が

わたしの価値観とは全く違っていて、理解できなかった。

 

わたしの母は、特に挨拶などの礼儀にとても厳しい人だったので

きっとわたしの両親なら許さなかったと思う。「失礼に当たる」と。

お正月の挨拶って、わたしの中では「けじめ」みたいなものだし、

まして、こちらが息子を連れて「一家」であいさつに来てるのになあ・・・って。

 

なぜこんなことを今更ぶつぶつ言ってるのかというと・・・。

 

義兄夫婦の次男が、近々結婚することになったことに関連する。

タイミング的にいい機会だから~・・・と、

今年のお正月に義実家訪問したときに、お祝いを渡すことにしていた。

 

で、当然なのだけど、あちらはやっぱり義兄夫婦のみしか母屋に顔を出さなかった。

だから、夫から義兄(つまり弟から兄へ)に「おめでとう」と代理な感じで

祝儀袋を渡した。

 

すると・・・・

 

お祝い金をもらうのだったら・・・といわんばかりに、

「〇〇(次男)呼んで来いよ」と、義兄が言い、義兄嫁があわてて結婚する次男を

呼びに行くではないか。

 

なーんだ。やっぱりいるのに顔出さないんだ・・・と思うと同時に、

「お金をもらうときだけ出てくるんだ」

という、いじわるな感情がどうしても頭をよぎってしまった。

10代のころを思い出したというか。

30も過ぎたいい大人である当人は、

母親に連れてこられて顔を出すと、「あ、どーも、ありがとうございます」と

小さな声でボソボソ言った。

なんだかその受け答えが・・・中学生みたいだと思った。

 

お年玉を渡してた頃と、まったく変わらないんだなーと。

 

なんだかなあ・・・と思ったけれど、

でも、別にこういうのって「わたしならこうするのに」とか

「わたしにとってはこれが常識」とか、それだけのことなのよね。

よそ様の家庭のことだし、大事にしていることとか、

何を優先して、何がどうでもいいことなのか・・・

そういうことを、ああだこうだ言うのは、余計なお世話だし、

そもそも、わたしが正しいわけじゃないし!

 

・・・と、もやもや~っとした気持ちを、そんなふうに自分の中で消化していた。

 

わたしの考え方が細かすぎるのかもしれない。

世間一般は、そんなのどうでもいいじゃん、なポイントなのかもしれなくて

もっとナアナアなのかもしれないよね。

 

それでも・・・こんなことはブログで小さな声でしか言えないけれど

挨拶は大事、にこやかにハキハキとね、と自分が母からしつけられたように

わが子にもそういうしつけをしてきた結果・・・

 

息子は親以外と話すときにはいつも、背筋をピンと伸ばして
誰に対してもにこやかに、自分から率先して明るくハキハキと会話ができる、
どこへ出しても恥ずかしくない大人になってくれたと思っているので

 

少なくともわたしにとっては、

自分が子育ての上で、大事にしてきたことは間違ってなかったと思ってる。

 

 

ま、そーゆーことで自分さえ納得できていたらそれでいいんだよね。

よそはよそ。うちはうち。なのだ。