一緒に買い物。

先週末、息子が実家にある物を取りに来る用事があった。

その前日に、「せっかくだから一緒にランチでも、と彼女が言ってる」

とLINEが来たので、その用事のためだけに来るのなら

(混雑していると車で片道40分かかるし)

車での往復がお嫁さんの負担になってもかわいそうだと思い、

わたしのほうからアパートに目的の物を持っていってあげることにした。

(実は先日、車に乗ってるときにお腹の圧迫で彼女が気持ち悪くなってしまったことがあったので、できれば長時間の乗車は避けてあげたいなーと思ったから)

 

そして、新居近くのカフェに連れてってもらって3人でランチ。

いつもいつも思うけれど、お嫁さんのほうから義母をランチに誘ってくれるって

いったいどんな世界線なの?って思う。

義母はできるだけ出しゃばらず、距離を置いて、二人がうまくやっていれば

それでいいわ、と遠くからそっと見守るものかと思ってた。

もちろん、今もそういうスタンスを保つようにしているけれど、

息子のお嫁さんは、引っ越してくる前も帰省のたびに必ずランチに誘ってくれてたし

本当に優しい。

 

ランチのあと、車内で息子とお嫁さんが「ついでに新生児ウェア買いに行こう」と

話していて、「ちょっと寄ってももいい?(by息子)」と言われたので

むしろ、え?いいの?わたしが一緒でも?と思いながら快諾すると

車は赤ちゃんグッズのお店へ。

 

ウン十年ぶりの赤ちゃんショップ。

当たり前のことだけど、特に新生児コーナーなんて何もかもが小さい。

そしてどれもこれもかわいい。

 

お嫁さん、そろそろ8カ月になるので入院グッズはいろいろ揃えているものの

赤ちゃんに着せるものはまだ肌着ひとつ用意してないということで

それを買いたかったらしい。

義母としたら、もうこれ以上ないシチュエーションだもの

言ってみたかった言葉を言っちゃったわ。

 

「”おばあちゃん”が何でも買ってあげるから、欲しいもの&必要なものなんでもカゴに入れてね」

 

ふたりとも、そういうつもりはなかったみたいですごく驚いていたけれど

一緒にお店に来ておいて、買ってあげない「おばあちゃん」はないよね(笑)

 

 

・・・というか、「一緒に赤ちゃんのものを買う」なんてことは

自分には縁のないことだと思ってた。

なんというか、そういうのって「実母」だからできることであって

実母と娘にしかできない買い物だなーーーとか、

なんなら、「息子の子供」っていうのは自分よりもきっとお嫁さんのお母さんと

過ごす時間のほうが(新生児期含めて)圧倒的に多くなるはずだろうから

わたしは孫を抱く機会もそんなに多くないだろうなーーなど

そんなことを漠然と思っていたし。

 

でも、彼女はびっくりするくらいピュアで・・・・

「わたし、妹からいつもセンスが悪いって言われてるので自信がなくて。

だからベビードレス、お義母さん選んでくれませんか?」

とまで言ってくる。

もちろん、いやいやそんなことないよ、

自分がかわいいと思ったものを着せてあげるのが一番だよ、と

彼女に自分で決めて選んでもらったけどね。

 

ほかにも、

「お義母さん、これ、めちゃくちゃかわいくないですか?」

「こっちとこっち、どっちがいいと思いますか?」

とか、いろいろ聞いてくれるので、ふたりでキャーキャー言いながら

ビードレスを選んだり。

こういうことが当たり前にできるから、娘親ってきっと楽しいんだろうなあ。

でも、一緒に楽しませてくれるお嫁さんがきてくれたのだから

わたしはとても幸せだと思う。

 

肌着やベビードレス、ほかにもいろいろ細かいものをカゴいっぱいに買ってあげた。

まだまだ必要なものはたくさんあったけれど、服はともかく「用品」となると

「どこの商品がいいかもっとちゃんとリサーチしてから買いたい」

というものも多かったらしく、とりあえず・・・という感じで。

 

彼女はすごく申し訳なさそうにしてくれたけど、全然いいのよ!

だって義母なんだし(笑)

義母はお金出すのが役目みたいなものだから。(ちがう?)

 

ちなみに息子は・・・

実母だからまあ当然だけど「いや~ラッキー♬ラッキー♬」ってノリで

喜んでましたね。

 

みんな楽しかったからこれでいいのだ。