やっぱりなーと思ったニュース。

昨日の夕方目にしたニュース。

子育て世帯に手厚い政策で、結構全国区で名前も知られていた某市の某市長が

暴言により、政治家引退の決意を固めたというニュース。

 

わたしはこの人のことをずーーーっと前から胡散臭いと思っていた。

さかのぼれば数年前の、市の職員を恫喝したという件が明るみになったときから

不信感しかなかったので、称賛されることに違和感をいつも感じていた。

 

それはそれは手厚い子育て政策を実施して、移住者を増やすことに

成功していたようだけど、その功績?自体を怪しく感じていたのだ。

たぶん、そういうことを思っていたのは圧倒的に少数派だったと思うけれど。

 

地方自治体なんて、たいていギリギリの予算の中で

やりくりしているはずなので、某市「だけ」がなんだか成功例のように

言われていることにものすごく違和感があったというか。

なぜなら、地方は潤沢の資金があるわけではないから、

そういうところを手厚くすれば、

必ずどこかほかの予算を削ってにしわ寄せがきているはずで・・・

(大部分の自治体が思い切った政策を取れないのも、削れないものが多すぎるためだろうし)

 

何より、あの市長さんのやり方が本当に、少子化政策のロールモデルとなりうるなら

それをまねた地方自治体が出てきてもよさそうなものだけど

そういう動きはほとんどなかったんじゃないかと思う。

つまりそれは、「とてもまねできない予算の組み方」だったんじゃないかなと。

 

なのでずいぶん前のことだけど、

どうやって費用を捻出しているのか?SNSの意見を探ってみたことがある。

どんなことにも、世の中「おいしい話には裏がある」っていうものね。

 

すると案の定、某市は老朽化した水道管の補修・交換費用をはじめとした

インフラのメンテナンス費を子育て政策に当てていたということがわかって、

「なるほどそういうことか」と財源に納得した。

某市を絶賛していた人達は、そこはどう思っているのかなあ?とずっと疑問だった。

それらは、普通の地方知事体なら

「市民の暮らしの安全のために削ることができない予算枠」だろう。

だから他の自治体はマネができないのだ。

 

某市長のやっていたことは、自分の名前を挙げて実績を作るための政策で

10年後、20年後、自分が市長職から退いた後に今のツケが回ってきたとしても

(インフラ予算が枯渇して重大な問題が起きても整備できない)

それはそのときの市長さんたちの責任にされる。

 

暴言やパワハラについても「暴言はよくないけど実績は残してくれてるし」と

ヘンな評価をする人たちが多いけれど、これも気持ち悪いと感じた。

これが企業のトップだったら、「パワハラ許すまじ」ってすごい剣幕でみんな

追い込んだろうに・・・・この市長さんについては、なんだか「信者」のように

妄信している人が多くて、ちょっと首をかしげてしまう。

 

結局みんな自分に火の粉がかからないことに関しては寛容なんだな・・・。

 

SNSは確証バイアスにかかりやすい場所でもあるので、

すっごくいい話を目にしたら、それを疑ってかかった方がいいと思うし、

もちろん逆も。

どちらの情報もバランスよく取り入れて、そのうえで「自分はこう思う」という

判断をするのがいいような気がする。

 

某市の子育て政策も、某市長の去就も、わたしには何の関係もないことだけれど

ずーーーーっと、ひそかに胡散臭くて信用できないと思っていた人が

こういうことになったので、昨日はちょっとだけ「ほらやっぱり」と

なってしまった話。

 

わたしも性格悪いなあ(笑)

 

 

たぶん「市民にはめちゃくちゃ支持されてる」という自信に満ちている人だと思うので

市長選に出ることはなくても、「みなさんの応援に後押しされて」など言いながら

ほとぼり冷めたころに知事選or国政に出てくる気がしてます。

 

でも、当面はユーチューバーかな?笑