今どきの当たり前?

ついに55歳になった。

普段は年齢を忘れているので、自分でごじゅうご?とびっくりしてしまう。

55歳と聞いて真っ先に頭に浮かんだのはイオンの

55歳以上が対象の「毎月15日 G.G感謝デー」だ。

こういう年齢割引の対象者になるといっきにおばちゃんになったんだなあ・・・と

複雑な思いだなあ・・・。

鏡の中の自分はまだ50歳くらいにしか見えないのに笑(←厚かましく自分で言う)

 

そして前記事でも書いたように、55歳でおばあちゃんにもなる。

実母は47~8歳でおばあちゃんだったから、それより全然遅い。

 

前回も書いたけれど、とにかく息子がすごい。

あまりにイクメンぶりがすごいので(まだまだ先だけど)

すでに我が家では彼のことを「歩くたまひよと呼んでいる。

ちょうどわたしの妊娠前くらいから流行り出した「たまひよ本」だ。

お世話になった人も多いはず。今は雑誌のほかアプリもあって、妊娠月数ごとの

情報だったり、妊婦さん同士の悩みごと掲示板みたいなものもあって

「妊婦の不安とかがよくわかる」ので役に立つらしい。

そのたまひよアプリをスマホに入れているのはもちろんのこと、

妊娠や妊婦の注意事項について調べつくしているので、

〇ヶ月のころにはどんなふうで、何に注意したら・・・とか、

引くくらい、全部インプットしている。

 

もちろん、出産には立ち会うつもりだし(立ち会いOKの病院)

半休をとって検診に一緒に行ったりもしている。

お嫁さんの里帰り出産が終わったあとは1~2か月の育休も取るらしい。

ただ、基本テレワークなので、仕事しながらたとえば奥さんが買い物に行く間

赤ちゃんを見ながら仕事・・・とかはできるだろうから

実際には育休は慣れるまでの1か月くらいにするかもしれないとは言っていた。

 

ちょっと面白かったのはお盆休み中に(まだ妊娠3か月)

息子夫婦とわたしとお嫁さんのお母様の4人でランチに行った時の会話。

 

息子「新生児のときは夜中も3時間ごとに交替で起きないといけないらしいぞ。
頑張ろうな!」

お嫁さん「うん、頑張ろうね!」

お嫁さん母「・・・・・”交替”で・・・なの?(びっくり)」

わたし「・・・・”交替”って言いましたよね(笑)」

嫁母「今は”交替”なの・・・?!わたしたちのころは・・・」

私「ですよね!昔は交替なんてありえなかったですよね。」

嫁母「ほんとほんと。仕事があるから夜中の授乳もひとりで起きていたし、主人を起こしたらいけない・・・って気を遣って別室で寝たりしてましたよ~」

私「うちもです!うちもです!主人に起きてもらうなんてあり得なかったですよ!」

 

母ふたり「ねーーー!(力を込めて)

 

そんな昭和の母たちを見て、「今はそういう時代だから」と笑う息子。

 

確かにそうなんだけど、やっぱりそういう若者ばかりでもないと思う。

育児や家事をしない友達に囲まれていたら「そういうものかな」と思って

あんまりやらない夫になると思うし。

 

そういう意味で、息子の周りは夫が家事や育児をするのは

「あたりまえのこと」という価値観の友達や先輩ばかりらしいので、

そういう話を聞いたりしているから

何にも特別なこと・・・という感覚ではないらしい。

本当にありがたい環境バンザイ。

 

ある意味、今の40代以上くらいの夫婦が一番大変じゃないかと最近思う。

何が大変か・・・・って、ネットやSNSから得る情報の影響で

妻の価値観だけが、どんどんアップデートされていくから。

ときどき、今の若い人たちの価値観を、自分の夫(40~50代)にも

つい求めてしまい「今はこういう時代なのに!」とボヤいている人を

ツイッターで見かけるけれどまさにそれだなと思う。

 

夫の方は自分が結婚した時の価値観の中で今もずーーーと生きているので

それを変える必要があるということすら思わないし、

そもそも家事なんてやったことないのだから現代版の価値観だけを

いきなり押し付けても「できない」のに・・・汗

 

価値観を令和版にアップデートした妻と

いつまでも昭和のままの夫の間に、

目に見えないひずみが確実に生まれるのは

当然と言えば当然の話。

とはいえ・・・

 

わたしなんかはもう、

そんな価値観のすれ違いにイライラすることすらありませんけどね。

なぜなら

結婚した時に自分が夫にやってあげることを習慣にしてしまったものを、

今更「時代は変わったんです。だからあなたもやってください」なんていうのは

無理な話に決まっている・・・と、完全にあきらめている人なので。

(↑夫には何も期待しないことでストレスから解放される道を選んだ妻)

 

まあとにかく、息子の頼りがいのある夫ぶりと、プレパパぶりは

見ていてすがすがしいほどに突き抜けているし、

このさき、どんなパパぶりを見せてくれるのか、

そんなことも大きな楽しみである。