お盆休みで息子夫婦が帰省している。
夫のお盆休みは昨日で終了したけれど、息子の方は今週いっぱい休暇。
なので週末まで自宅滞在の予定。
「夫婦で帰省」ではあるものの、お嫁さんは実家が近いので
帰省時はそれぞれ自分の実家で過ごすのが我が家流。
結婚当初は、彼女のお母様もそのことをずいぶん気にされて
申し訳なさそうに謝ってくださったりしたが、
「友達もいない土地で頑張ってくれているのだから、帰省の時は実家でお母さんにたくさん甘えてリフレッシュしてほしい。そうしてまた向こうで二人で頑張ってほしい」
と何度もわたしの(姑としての)気持ちを説明してようやくわかってもらえたので
今はふたりは当然のように各実家で過ごす。これでいいと思う。
「帰省」は楽しいものであってほしい。
いつもいつも・・・・結婚してからは特に・・・だけれど
息子が帰ってくると長い時間話しこむようになった。
結婚したことで、話す話題が増えたのが大きいかもしれない。
彼女のこと、結婚生活のこと、資産運用の話、もちろん仕事のこと、そして
昔の思い出話・・・。話が尽きることがない。
夕べも3時間くらいずっとしゃべっていたのだけれど、
そのときに子供~学生時代の話になって、
夏休みといっても忙しくてあまり家にいなかったよね、
毎日練習練習だったし、高校時代は自主合宿でずーーーっといなかったし
・・・という話になった。
今思い出してみてもハードモードな10代だったと思う。
あれだけ課外活動が忙しくて、
どうやって学校の勉強と両立していたんだっけ?となる。
塾をかたくなに拒否したので、結局「進学塾」っていうものには一切縁がなかったので
その点はかなり家計費の節約に貢献してくれたけどね(笑)
息子はこう言った。
「自分で思い出してみても、よくまああんな生活続けてたなと思う。
でも当時はそれが当たり前と思っていたから疑問にも思わなかったんだよね。
当時はきつかったけど、今は本当に経験させてもらってよかったとすごい思ってるよ。
身体づくりになったし、友達も増えたしコミュ力とか上下関係とか礼儀を学べたし、
きついことから簡単に逃げない姿勢とか・・・。
そういうのが全部、社会人になった今の自分に活かされてる。これはマジで思う」
力強く言い切ってくれたのを聞いて、
なんだか自分の心の隅にあった不安感が溶けていく感じだった。
やっぱり、親っていうのはなかなか自分の子育てに自信が持てない。
これはいくつになってもおそらく。
けれど、育てられた当人が「経験させてくれてよかった」と言ってくれたことで
ああ、彼にとってはこれは正解だったんだなーと思わせてもらえたというか。
なんか・・・・月並みですが大人になったなあと思いましたよ。
息子はほかにもいろいろ、「ほほお~」・・・と、
ためになることを言ってたのだけどまたそれは別記事で。