先日、夫の定年うんぬん・・・の話を書いたけれど、
「老後」とか「定年」の二文字が、日々の視界のはるか遠くの方で
うすぼんやりと形となってきたことを感じさせるもうひとつが「個人年金」だ。
実は昨年末に、夫の会社へ提出する年末調整の書類を書くにあたり、
毎年やってくるはずの「個人年金」の払い込み証明書が見つからずに、
もしかして捨ててしまったんだろうか?と探しまくっていた。
が、途中ではたと気が付いた。
そういえば、以前保険会社の人が説明に来ていたっけな・・・と。
「もうすぐ払込期間が満了して、待期期間に入るのでその説明に」と
家まで訪問してきたのだった。
もうすっかり忘れていた。
(↑わざわざ家にこられたのがちょっとめんどくさかったしw)
で、よくよく保険証書を見直してみると・・・
なるほど、夫が55歳の時点で払い込み完了となっている。
つまり、夫の個人年金は昨年から待期期間にはいっていたというわけ。
だから払い込み証明書も来なかったのだ。
すぐにそのことに気づかなかったのは、保険料自体が全期前納で、
一括で払ってあったせい。(月々の支払いがない)
ちなみにその個人年金は夫がまだ23歳のときに(つまりまだわたしと結婚する前)
義母が入っておいてくれた(途中で保険会社が破綻してしまったが)お宝保険である。
破綻したことで、当初の利率よりもうんと下がってしまったが、
それでも、契約を引き継いだ現保険会社のその担当さんも、
「今じゃこんな保険はありえないです」苦笑いするほど、
最近の保険にくらべたらリターンがいい。
基本契約は、終身年金だ。
「終身」の個人年金自体、今どのくらいあるんだろう?
最近の保険事情に疎いのでわからないけれど
ほとんどないんじゃないかな・・・。あっても加入する価値があるかどうか。
実はこの年金の受け取り方は、変更できるといわれている。
なので待機期間のうちに、
受け取り方をご夫婦で相談しておいてくださいと言われていた。
基本契約は「終身」なので夫が亡くなるまで毎年ずっともらえる。
長生きすればするほど、もらえる額も増える。
けれど、受け取り期間を短くすることで1回の年金額を増やす・・・という
やり方もあるのでと提案された。
まあ、保険会社としては利率のいいお宝保険を終身で払い続けたくない本音あっての
提案だったかなとも思うけれど。
で、選択肢として提案されたのが「10年」と「15年」に支給期間を区切る形。
1年にもらえる金額は
10年 > 15年 > 終身・・・と、期間を短くするほど多くなる。
受取総額については、当然期間が長くなる方が多い。
15年 > 10年 という感じ。
終身については、ざっくり計算したところでは、1年にもらえる額が少ないので
実は20年(夫80歳)までもらって初めて10~15年と同水準になるとわかった。
意外とお得を感じない・・・・。もちろんその先は長生きすればするほどお得だ。
90歳くらいまで長生きする可能性は十分あるし(夫は長寿家系)
実際そこまで長生きすると総額でかなり多くの年金をもらえる計算になった。
でも、そんな超高齢になるまで個人年金を受け取る必要あるかな?と疑問だ。
わたしはおそらく夫より先に死ぬと思うので・・・・。
自分の相続の経験から・・・の話になるけれど、
親が亡くなったときに、残っているものは1つでも少ない方がいい。
ただでさえ、やることが多くて大変なのだから。
なんなら、銀行口座だけにしておいてやりたいくらいだ。
その観点からいくと、夫が亡くなったときに息子の手を煩わせるものは
ひとつでも少ない方がいいと思っている。(保険の解約手続きうんぬん)
だから、金額面の比較だけの話ではなく、
この個人年金を終身にしておくメリットはあまりない・・・という
わりとシンプルな結論にたどり着いたので、
終身タイプの個人年金だけど、あえて10年か15年の有期受け取りしようと決めた。
あと、実はもうひとつ別の保険会社で契約している個人年金があるので
(そちらは初めから受け取り期間は10年タイプ)
それと合わせる形にして、2本の個人年金をどちらも10年だけもらって終わり!
にするのもいいかもしれない。
受け取り期間中の10年間は、夫はおそらく働き続けると思うので、
収入が途切れることはおそらくない。
だから、(夫の健康が全体だけど)個人年金にも頼らずに済むだろう。
受け取った個人年金は70歳以降、本格的に老後に入ったときの資金として
運用しようかなーと思っている。
昔はこんな感じのお金の話をたくさん書いてたなーと、ふと旧ブログのことを
思い出してしまいましたよ。
今もネタがあれば書きたいところなのだけど、
昔のようにはお金のことを頑張っていないのであまり書くことがないのです。
(昔は学費やローンがあったので、必死にいろいろ考えていたけれど
今はどちらももうないので、頑張らなくてもなんとかなってしまうのが大きい)
まあ・・・また何かあれば書きますね。