新しい家族。

その後も相変わらず、愛犬の「食べない生活」は続いています。

正直なところ、今月の初めからそんな生活に突入したし、当初は約3日間ほとんど

何も食べなかったので・・・・

あの頃、桜はもう見られないと覚悟を決めていた。(愛犬よごめん)

けれど、愛犬の生命力の強さの賜物か?

わたしがしつこく、食べられるものを探し続けているおかげか?

栄養バランスどころではない、とりあえず何か食べてくれれば・・・という

ガタガタな食生活なのに、まだがんばってくれています。

とはいえ、目の前の愛犬の様子に一喜一憂せず、期待はせず、悲観もせず

ただ日々淡々とすべてをありのままに受け入れるぞ!と

心の修行をさせてもらっている感じです。

 

さて、犬の話ばかり書き続けたので今日はちょっといい話。

もともとあまりリアルタイムに書けないと思っていた話なので、時期をずらして

書くにはいいころかなーとも思って。

 

以前からブログでも触れていたとおり、先日息子が無事結婚しました。

・・・といっても、挙式は1年後、息子はもともと遠方に住んでいる、

そしてお嫁さんが3月末で仕事を退職するまでは「通い婚」という状態なので

離れて暮らしているわたしには、息子が結婚したという実感はまるでナシ。

 

とはいうものの、婚姻届けはこちら地元の役所に届け出たので

入籍の日には二人でそろってわたしのところへ報告に来たし、

その前後も何度かお嫁さんにも会っていろいろ話をしています。

 

とにかく、お嫁さんがかわいい。それに尽きます(笑)

 

以前から何度も書いているけれど、うちの息子にはもったいないと思うお嬢さん。

入籍に先立ち、お正月明けには両家で結納代わりの「食事会」を開いていて

そこであちらのご家族にもお会いしてたくさんお話させてもらう機会がありました。

 

そのときのあちらのお母様のお話や、お母様と彼女との何気ない会話のやり取りを

見ていても、「ああ本当に温かく愛情深いご両親に育てられた子なんだなあ」

ということがじんわり伝わってきたので、

こんな娘さんと縁をもらったことを本当にありがたく思ったわたし。

 

実は遠い遠い昔、わたしが結婚する前の「両家顔合わせ」のときに

父がわたしのことを義父母に対して

 

「頭の出来はよくないですが、気持ちの優しい気立てのいい娘です」

 

と、紹介したことをよく覚えています。

なぜよく覚えているかというと、顔合わせのあとに母が

「お父さんがあんなことを言って非常識と思われないか恥ずかしかった」

とわたしに言ったから。

どういう意味かというと、母は非常に謙虚な昔人間なので

当時の母にとっては「親が人前でわが子を褒める」なんて

みっともない行為だったのでしょう。

 

(※これは現代では「親が他人に対してわが子をけなす(謙虚さからとはいえ)」のはよくないこと・・・って風潮に変わってきてますよね)

 

まあ、その当時のわたしにしてみたら「気持ちの優しい子」の部分よりむしろ

「頭の出来は悪い」と言われたほうにカチンときていて・・・・(笑)

頭悪いってひどすぎないか?と思っていたんですけどね。

 

そして年月は流れて・・・・ 

息子の結婚の食事会の席で、父と母のことを思い出しながら

わたしはあえて、あちらのお母様に同じことを言っちゃいました。

 

「息子は一人っ子でわたしが過保護に育てすぎてしまいましたので

生活面はずぼらでだらしないところも多いです。

けれど、わたしが頼んだことはいつでも嫌な顔ひとつせずすぐにやってくれるような

本当によく気が付く、気持ちだけは優しい子です。

ですからきっと〇〇さんのことを大切にしてくれると思います。」

 

と。

 

みっともなかったかなあ・・・。親ばかと思われるかなと思いつつ・・・

でも、「優しい子」は本当のことだから!嘘はついてないし、

「間違いなく娘さんを大事にする息子です」って伝えて安心してもらいたかったの。

 

 

そして、隣で座っていた夫に聞こえるような大きな声で?

 

「今は女性がひとりで家事をするような時代ではなく

夫婦ふたりで一緒にするのが当たり前の時代なので、

どちらか得意なほうが相手の不得意を補い合えばいいことだから

ふたりで協力して、家事の負担は分け合って

そして便利な家電もたくさんある時代だからそういうのはジャンジャン使って(笑)

新しい楽しい生活スタイルをつくっていってね。」

 

と、お嫁さんと息子に言いました。

これは

「妻だからといって家事を全部やる必要ないし、そういうお嫁さんである必要はないからね。」

という思いをお嫁さんに伝えたかったのだけど伝わったかどうか・・・^^;

 

果たして夫は耳が痛いと思ったか・・・?

 

いや、思ってないだろうなー。(←ザ・鈍感力)

 

まあそんなこんなでいろいろあって、無事夫婦になりました。

 

 

入籍と同時期に息子は独身寮を出て、今は賃貸マンションでひとり暮らし中。

お嫁さんは平日仕事、そして週末だけ新幹線で新居まで通ってきて過ごす・・・

という生活なので、ここしばらくはきっと忙しく大変な日々だったんじゃないかなと

心配しているけれど

ま、新婚の二人だから、期間限定のそんな「通い婚」もまた楽しいのかもですね(笑)

 

 

今はまだ無理だけど、いつか愛犬を無事に見送っていろいろ生活が落ち着いたら

息子たちのところへも遊びに行きたいなーと思っています。

だってね、

 

「いっぱい、いっぱい遊びに来てください!〇〇とか△△、一緒に行きたいです!

あちこちたくさん行きましょう!」

 

だなんて言ってくれるんですよ、うちのお嫁さん。

 

かわいくないですか?(笑)←完全に姑バカ

 

あんまりお嫁さんをかわいがりすぎて

「うちのお義母さん、優しいんだけどちょっとウザイんだよね~」

 

とか思われないように気を付けなければいけない、

姑デビューのNORAKOです。