少し淋しくもあり・・・。

かわいい老犬のことが頭から離れず、

気が重くなる日もある今日このごろだったけれど

朗報が飛び込んできた。

 

ついに・・・

 

 

ついに、実家が売れましたよ!!!

 

 

以前、ブログにも書いていた記憶だけれど、10月に買いたいと言う人が現れて

その方のローン審査が通るのを待っていた。

 

が、どういう理由か?わからないけれど

仮審査に1カ月半以上!

本審査に2か月!!!

 

いくらなんでもかかりすぎじゃ・・・?

あまり詳しくないけど、住宅ローンと言っても安い中古物件のローン審査に

これだけ時間がかかるのは銀行の怠慢じゃないの・・・?

などと思ったりしていたけれど、まあ通ってしまえばどうでもいいわ(笑)

 

仮審査の時点で「ダメなのかも」と兄弟間であきらめムード漂っていたのが

12月初めになって仲介業者さんから通過しましたのお知らせが来たという。

(※仲介業者さんとやり取りしているのは現在の家主である兄であって、
わたしは何もしてない)

 

仮審査にあまりに時間がかかったことから、本審査はもっとかかるだろうと見越し、

兄と仲介業者さんで話し合って、先方に対して期限を設けることとし

その期日までにローン審査が通らなければ白紙ということで・・・と

そうなっていたのだけど

(売る側としては、半年もその購入希望者のためだけに、物件を広告に載せず
保留にしておくわけにはいかないということで)

 

その期日ぴったりに「審査通過」のお知らせがきたのだ。

なんという滑り込み・・・・!

 

わたしとしては、仮審査があまりに長く時間がかかった時点で、兄に

「もうちょっと値引きしてあげたらいいんじゃない?」と言ってしまったのだけど

 

兄いわく

「その人個人に対して値引きしてあげる必要性も理由もない。
仲介業者さんだってできるだけ高く売りたいのは同じだろうし。
値引きするとしても、この話が白紙になった段階で値引きして、再度売り出すだけ。
また別の買い手が現れるかもしれないし、今回審査が通らなかった人が値引き後に再度申し込んでもそれはそれでOKだし。とにかく皆に公平に。」

といたって冷静だったので、なるほどな・・・となった。

 

こちらが縁も言われもない購入希望者に同情して価格を下げてやる必要は全くないと。

いや~~~確かに、うんそうだね。

「ローン審査が通るように値引きしてあげたらいいのに」とか思ってしまった自分は

商売向きじゃないわ。

 

そして、その物件が来月初めにも引き渡しとなるため、

昨日、実家に残してあった掃除道具などの残り家財を引き上げに行ってきた。

 

各部屋を回って残り物を回収し、忘れ物がないか?

改めてがらんとした父の暮らした1階の居室をぐるりと眺めた時

 

そこにあった家具家電、

父がいつもくつろいでいた座椅子とか、ベッド、テーブル、テレビ・・・

しっかりと記憶に刻まれている部屋の光景が頭に浮かんできた。

 

わたしの結婚後に購入した家だったから、

わたし自身の子供時代の思い出はそこにはなく、

何の思い入れもない実家のはずだったけれど、それでもやはり

「これで本当にもう二度とこの家に来ることはないんだなあ」

と思ったら、少し淋しい気持ちにもなった。

 

とはいえ、風通しや庭木の伐採など、空き家の管理に通うのは大変だったし、

内心、火災やいたずら等の心配もあったから、安堵感のほうが大きい。

(空き家になって以降、火災保険は入れなくて未加入だったし)

 

やはり一軒家には「主」が必要であり、

新たな「家主」となる家族が、この家に住み続けてくれることはありがたいこと。

 

 

一番頭の痛い問題だった「家」という相続手続きの終わりが見えて

わたしたち兄弟みな、心から安堵している。

 

実はあと「ゴルフ会員権の売却」というのが残っているのだけど

(バブル期には結構な価格だったものだけど、今は会員権なんて大した価値もないw)

そちらは会員権の譲渡を扱っている機関でのちょっと複雑なルールに

のっとって売却手続きを進めてもらっているので、もう少し時間がかかりそう。

(1年とかかかるらしいのですよ、これ)

まあ、古い家を処分することの難易度の高さに比べたら、

どうってことないので気長に待ちましょう。