息子の結婚式に思うこと。

てっきりブログに書いたつもりでいたけれど

過去記事を読んでもどこにもなかったので書いていなかったらしい。

 

先日、息子の結婚式の日取りが決まった。

 

わたしはここまでの過程で驚いているのは、

とにかく息子と彼女がものすごくフットワークが軽いと言うか

計画的でかつ行動力があるところ。

 

勝手にどんどん決めていくというか、決まっていく。

「予約したから」という事後報告だけがきた。

 

といってもコロナ禍のこのご時世。

結婚式(披露宴)に人を呼ぶにも気を遣う。

 

世間の状況を考慮してか、なんと息子たちの結婚式は再来年春になった。

まだ1年以上も先だ。

わたしはてっきり来年秋くらいを考えているのかと思ったので

「さ、再来年?」とかなり驚いた。

 

が、入籍は来年2月にするらしい。

「2月〇日に入籍するから」と報告が来た。

なんと入籍の「日取り」まで決めている(笑)

もちろんこれも二人で決めたこと。何かその日にしたい理由があるのだろう。

 

そして4月から同居をスタートさせる。

そのための物件探しも既に始めているらしい。

現在、息子と彼女は遠距離で付き合っていて、週末にしか会えない。

2~3月の「物件争奪戦」の激しい時期に新居を探すと

いい物件があったら平日でもすぐに行動・・・とはいかないことを考慮して

早めに動くことにしたんだそう。

なので、いい物件が見つかれば1月~2月からでも

空家賃を払って契約するつもりらしい。

 

これだけではないのだけど、

同居後の家計管理のことなどもいろいろ・・・・

とにかくあれもこれも、二人が先読みしてテキパキと物事をどんどん決めていくので

いやーすごいな・・・と、親ながら感心している。

 

・・・で話は戻って結婚式。

1年以上も先にしたのはやはりコロナ禍の影響を考慮してのこと。

そして、二人には二人なりの強いこだわりがあって

「結婚式は通常のものをきちんとやりたい」のだそうだ。

 

だから結婚式を急いで(規模を縮小するなど)中途半端なものになるよりは

じっくり時期を待って、普通の結婚式がしたいのだそう。

 

そしてさらに「延期の理由がコロナであればキャンセル料なしで日程変更OK」

という条件付きの結婚式場で契約してきたというからこれもすごいなと。

いや・・・今どきは結婚式場どこでもそうなってきているんだろうか?

そういう柔軟な対応が取れない式場は

挙式に慎重になるカップルからハイリスクってことで

敬遠されそうだし・・・。

 

招待客の人数は概算見積として70人で計算してもらったらしい。

単純計算で、両家それぞれ35人という割り振りになる。

 

息子から「こっちの親族は何人くらいになる?」と聞かれたので

書き出してみると

 

■確実に呼ぶ親族だけなら8人

■疎遠になってるけど息子を知ってる親族も呼ぶなら14人

 

そんなところだ。

我が家の場合、わたしの親族は兄弟だけ(しかも独身)なので

必然的に少なくなる。

 

ん?こっちの招待枠35人あるのに、親族たった8人て・・・(苦笑)

招待客70人は多すぎじゃないの?と思って

息子に「友達は何人くらい呼ぶつもりなの?」と聞いてみたら

 

「うーん。20~25人くらいになるかな」

 

という仰天の返事が返ってきた。

 

中学、高校、大学、そして現在の職場の同期・・・を合計すると

呼びたい人はそのくらいになるんだそう。

ちなみに彼女のほうも同様に20人以上呼びたい人がいるらしい。

 

今どきの若い子は、フェイスブックツイッターなどのSNSのおかげで

卒業してもつながっている子が多いのだろうとは思う。

息子も帰省するたびに中学の友達、高校の友達、と必ず飲みに行ってるので

付き合いが長く続くもんだなあと感心はしていたけど。。。。

それにしても・・・・

今もそうだけど、学生時代でも同様に友達の少なかった自分と比べて

息子にはそんなに友達がいたのかということが

素直に眩しく、うらやましくなった。

 

息子はガチガチの理系で、しかもゲームやアニメが好きなオタクだ(笑)

いわゆる遊びまわるウェイウェイ系の学生などではなかった。

大学時代なんて研究、研究で深夜までラボにいるような日常だったらしいので

遊びとは縁遠かったはずだし。(これは理系学生にありがちな生活だと思う)

だからこそよけいに、結婚式に呼びたい友達が多いことが意外だった。

 

もちろん、本格的な人数調整はまだまだ先なので

(何しろ式が2022年だからねえ・・・)

最終的にどのくらいの人数になるかはわからないけど

彼女のほうも、親族は最低限でいい、友達を多く呼びたいと言っているらしいので

若者の比率の多い華やかでカジュアルな結婚式になるんじゃないかなと思う。

 

息子の話を聞いているだけでも、とにかく息子本人よりも

彼女が非常に聡明で頭の回転が速い人だということが伝わってくるので

たぶん相乗効果で常に「二人で確認しあう」ことが出来ていると感じる。

 

そして、その点もまたわたしはうらやましくてたまらない。

こんなこと、ごくごく常識じゃないかと今は思うけれど

わたしが結婚するときは結婚式の大半は私一人で決めたからだ。

夫と遠距離だったから・・・がその理由だったけれど

 

息子もまた遠距離にも関わらず、彼女と密に連絡を取り合っている。

そして隔週で彼女のところへ足を運んでるらしいし、

彼女もまた月1で息子のところへ来ているらしい。

そうやって二人で遠距離負担を分担しあって物事を決めていく様子を見ると

本来、カップルってこうあるべきだったんだ・・・とハっとする。

 

わたしは一方的にわたしが夫のところへ通っていたなあ・・・・

まさに「シンデレラエクスプレス」の世代だから、

自分に酔ってたのかもしれない。いや、酔ってたんだと思う(確信)

 

夫だって距離があろうが、当然わたしのところへ通えたはずなのだ(笑)

 

結婚が決まったあとも、夫が遠距離であることを特別扱いしすぎて

「いいよ、いいよ。わたしがやっておくから」と

何でも自分一人でやってしまった。

今の「家のことを何もしない夫」を作った張本人はわたしだ!!

 

そんな「なんでも私一人でやってしまった自分たちの結婚式」と

「なんでも負担は平等に」と考えて動いている息子たち二人とを比べると

その差が歴然すぎてもう・・・。

 

付き合って半年で結婚を決めたと聞かされた時には

正直、親として不安も多かったけれど、この二人のチームワークを見ていると

 

「ああ、これこそが赤い糸だったんだな」と

 

今は素直に思う。すごく応援したい気持ち。

 

今週末は二人で不動産屋さんに行くらしい。

いい物件が見つかるといいね。