超リベラル。

突然の安倍首相の辞任には本当に驚いてしまった。

わたしは、以前にも書いたけれど

民主党政権時代に夫の会社の仕事がなくなり、倒産の危機にあったことから

安倍政権のことをずっと支持してきた派。

けれどそれは、特別に政治に関心が高いとか、

何か強い主義主張があるとかではなくて

自分や自分の身近な人達の生活が安定して平和であればそれでいいという・・・

わりと緩やかなものである。

少なくとも安倍政権になってから夫の仕事は安定しているので

支持しているという、そういう「見守り」程度のスタンスだ。

 

 

 

わたしがツイッターを利用していることはここでも触れて来たけれど

ツイッターでは極力政治の話はしないと決めている。

それは、政治にはいろんな考えを持っている人がいて、

特にツイッターのようにフォロー関係で成り立っているSNSの場合、

自分が発信したことがフォロー関係にある人にとっては

不愉快に取られかねないという、SNS上の人間関係においての難しい面があるからだ。

 

これは他の人達の間ではどうなのかはわからないことなのだけど・・・

わたしと相互フォローの関係にある人達にだけに限っていえば

不思議なことに、周囲を気にせずに政治的発言をする人達というのは

100%がリベラルの人だ。

つまり、反自民党・反安倍さん・・・。

 

自分以外の人達もきっと同じ思いに違いない・・・という確信があるからなのか?

それとも、自分の主義主張を広めたい、「無関心な人を目覚めさせたい!」という

強い気持ちからなのか・・・・?

わたしの周りのリベラル派の人達はなぜだかわからないけれど

陰謀論についてのリツイートもおかまいなしにバンバン

流してくるし、ご自身でもあからさまに安倍さんの悪口を流す・・・・。

 

わたしがTwitterで政治の話を一切しないのは、

先にそういう超リベラルな人達の発信を見てしまっているから

「こわい」という感情が先だったせいもある。

趣味の話をしている以上は問題なく付き合えるので、

だったら自分は余計な話はするまい・・・と。

  

そんな折、安倍さんが辞任を発表した。

現政権に対して賛否あるのは承知だけれど、わたしは安倍さんのことが好きだったので

このくらいなら呟いてもいいだろうと思い

これまでの労をねぎらう「お疲れ様でした」というツイートをした。

 

ところが・・・

それからしばらくして、フォロワーさんのツイートが流れてきて背筋が凍った。

 

「普段政治的発言もしていない人が、
辞めたとたんに急にお疲れさまツイートするのとかホント無理。
あてつけなの?ホント見たくない。やめてほしいわ。」

 

明らかにわたしのツイートに対する不満だなーとタイミング的にわかった。

これは予想外の反応だったので、結構ショックで傷ついた。

 

「お疲れ様」を言わないからといって責められるようなことはまずない。

意地でも言いたくないと言う人もいるだろうし、単に無関心の人もいるだろうし。

けれどまさか「お疲れ様」と言うことが責められるとは思いもよらなかった。

 

所詮は顔も知らない他人なので気にしなくてもいい話なのだけど、

その人は「リベラル」どころか「超リベラル」だったとわかってゾっとしたというか。

そして、超リベラルの人達にとっては

自分の大嫌いな政治家の労をねぎらうなんてこと自体が許せないらしいと知った。

それほど恨みと反感は根深いのだと・・・・。

 

同時に、面白いことに「超リベラル」な彼女たちは、

大嫌いな首相が辞めたら喜ぶのかと思いきや、

なぜかさらに怒りを新たにしている。

超リベラルな思想をもつ数人のフォロワーさん達は

こぞって怒りツイートを連投してきた。

 

超リベラルなわたしのフォロワーさんたちの主張を集約すると

「世の中にはあの人の犠牲になった多くの人達がいるのだから病気だったのに頑張ったとか労うなんてありえない」

「逃げ得は許さない。ちゃんと犯罪と向き合って」

「責任取るべき多くのことがあるでしょう?」

「あの人のせいで弱者に冷たい社会になった」

「あの人のせいで国民の価値観が変化させられた」

「こういう積み上げられた問題か逃げるのか」

「本当に病気が理由かどうかもわかったもんじゃない」

 

彼女たちが何を指して主張しているかはなんとなくわかるけれど

そのことにいちいちここで言及するのはやめておくとして・・・

 

冒頭にも書いたように、わたしは自分と自分の身近な人達の生活が

安全で、平和であればそれでよくて

それ以上の広く深い社会問題まで目を向けるだけの能力もなければ余裕もない。

自分は自分の周囲の善良な人達に対して出来る限り誠実であろうと思うし

親切でありたいと思う。

社会を変えるって、まずそういうところからじゃないかなと思うし。

 

果たして、彼女たちが怒るほどに、社会はこの7年間で悪くなったのだろうか?

我が家に関して言えば、倒産の危機を免れて夫の会社は安定してくれたし、

息子のような、今の20代の若者は

特にここ数年は売り手市場が続いていて、就職にも困らなかったはず。

売り手市場が続くと言うのは経済に活気があった証拠。

そんな若者の意識の中で「終身雇用」という考えが薄れてきたことも

転職も難しくないほどに日本経済が豊かになった結果じゃないのだろうか?

(もっともコロナによってその経済も打撃を受けそうだけれど・・・)

諸外国からの信頼が厚かったのも間違いないはず。

もちろん、課題もたくさん残したとは思う。

ただ、労いの言葉がふさわしくないほどに悪い時代だっただろうか・・・?

 

まあ、そういう人達と分かり合えることは絶対にないと思うので

彼女たちの熱い主張は今後も流し見しながら、

自分の思いは胸にしまっておこうと思う(そしてブログで吐露する)。

くわばらくわばらなのだ。

 

そして自分のツイッターでは

政治家には「お疲れ様」すら言ってはいけないということも学んだので

今後は1ミリも政治の話、政治家の話に触れないことにしようと心に決めた。

 

今後は、趣味の話だけでゆるーく

何にも考えてませんという顔をしてツイッター上では漂っていようと思う(笑)

 

 

 

 

注:

繰り返しになりますが

わたしには強い主義主張があるわけではなくて、

 

ただ単純に自分の家族はこの7年間、安定して暮らして来られたから

不満は何もないですよと言うだけの話なので、

どうかこの記事に怒ってくるのはやめてくださいまし・・・m(__)m