再びお盆休み中の話。
息子の帰省とともに、どうなるか微妙だった兄弟の「墓参り帰省」だけれど
こちらも、無事に予定通り帰って来た。
わたしはもう何日も前から、この墓参りが憂鬱で憂鬱で・・・・
本当に前日には吐き気がするくらい憂鬱で・・・。
毎年のようにブログに吐き出していることではあるけれど
「なんでわたしが当然のように二人を連れて行かねばいけないの」
という思いが一番強いのだと思う。
墓参りに行きたくないわけではなく「あてにされる」ことがイヤなのだ。
ひとりで高速道路を長距離運転すること、
ド田舎にある祖母のお墓のある墓地の入り口がめちゃくちゃ狭く
（道路の両側がブロック塀で、車体との距離が１５センチくらいの隙間しかない）
車体の大きなわたしの車が侵入するときに、毎年「ぶつけませんように」と
細心の注意を払わないといけないこととか、
お墓３か所のための仏花・お供えなどの買い物とか
それらの費用をわたしがひとりで負担してきたこととかモロモロ・・・・。
かといって、
兄のほうから
「これからは帰省する機会もないと思うから、
年に１度の墓参りを再会の機会とするために今後も続けたいと思うんだけど」
と言われたら、イヤと言えるわけがない。
お金のことも、兄弟なんだから言えばいいじゃないかと言われそうだけど
１万円くらいのことで、ガタガタ言うのもなあという思いもあるから難しい。
（でもお金も出して、運転手役も引き受けてって、負担が偏りすぎだと思うのだ）
まあ、そんなこんなで・・・・
わたしの思いは関係なく、お墓参りの日はやってきた。
今年はもう、実家は空き家となっているので
わたしの自宅から車で１０分くらいのところにあるビジネスホテルに泊まった兄弟。
いつも実家まで二人を迎えに行くだけでも片道２５分かかっていたので、
迎えに行く時間が短縮されたのはよかったけれど、
「朝４時にホテルに行くから」
と、前日に二人に伝えていたのに、
明け方、時間通りにホテルに到着しても、二人の姿がない。
こういうの、他人であれば寛容になれるけれど、兄弟となると
（しかもわたしは運転手だぞ！）
すんごくイラっときてしまう。
駐車場に車を停めて、ホテルの中にいるであろう二人にLINEで「着いたよ」と伝えると
弟からすぐに「今から行く」と返信があった。
いや、「今から行く」でなくて
外で待ってるでしょ？なぜ迎えに来てくれた人を平気で待たせられるの？
という心の狭いわたしの心の声（笑）。
ところが、出てきたのは弟のみ。
「お兄ちゃんは？」と聞くと、
「さあ？知らない」と弟。
いや、なぜ他人事？
別室で泊っているんだろうけどさあ・・・・。
LINEを見ても、兄の既読がついていない。
まさかまだ寝ているのか？
５分ほど待っても兄が一向に出てこないので、弟に
「ねえ、ちょっと見て来てよ」
と言うと、
「ええ～～～？見てきてって言われてもさあ・・・」
と明らかにめんどくさそうな顔をする。
もうその態度に猛烈カチンと来たので、
「出発遅くなるのイヤだから。じゃあ電話してよ（ｲﾗｯ）」
と、少しだけ憮然として見せて弟に言うと、しぶしぶ兄に電話をかける弟。
結局、電話はすぐにつながり、
運悪く不具合で兄へはLINEが届いていなかったことが判明。
なのでずっと部屋で待っていたとか。
いやもう本当に、どうして兄弟そろって「外で待ってる」の発想がないの？
墓参りまでの道中は、
コロナの話から、
空き家となった実家を今後どうするかという話、
父のことについての思い出話など
いろいろした。
特に実家については・・・
５月ごろから売りに出しているけれど
一向に売れる気配はなさそう。
コロナの影響も多少はあるかもしれないけれど、
交通の便がいいとは言えない田舎の築２０年ものの家なので
コロナがなくても、そんなに簡単には売れない気がする。
「あんまり長引かせるのもアレだし・・・・。
とりあえず今年いっぱいはこのまま様子を見て、その後少し売値を下げ、それでも売れそうになければ仲介をやめて買取にしてもらおうと思うけどどう？」
と兄が言ったので、わたしはすぐに同意した。
仲介ではなく買取となると売値は大幅に叩かれるのが通例。
ただ、わたしとしては、正直なところ「いくらで売れるか」はどうでもよくて
それよりも、空き家としての管理が長引くほうがイヤでたまらない。
早く手放したいのだ。
空き家であること、特に今は夏ということもあって
伸びすぎる樹木が隣家や近隣に迷惑にならないか？と
気になって仕方ない。
一応、不動産名義は兄の名前になっているものの、近くに住むのは私なので
兄から「２週間に１度、空気の入れ替えに行ってほしい」と頼まれていることもあり
実家に行くときは、なんだかドキドキするし。
（ご近所さんから何か苦情を言われないかと）
なので、もう別にとっとと買取にしてもらって
早く管理人役から解放されたい！・・・というのがわたしの本音だ。
ところが、弟がこれに渋い顔をした。
「うーん。でもやっぱり、少しでも高く売りたいじゃん？」
と言う。
まあそりゃ・・・１００万単位で自分が受け取れる金額変わってくるわけなので
そう言いたい気持ちもわからなくないけれど・・・・
弟よ。いっちばん、何もしてないくせに文句だけは誰よりもしっかり言うよね？
以外の感想がない。
思い出したかのように愚痴を吐き出しているけれど
ここしか吐き出す場所がないのでお許しを。
とにかく、なんとか無事に（事故もせず）墓参りツアーを済ませることはできたので
それだけはよかった。
そしてまたきっと１年後に同じように「墓参りいやだ～」と
わたしはボヤいているだろうなと思う。
