缶詰め。

緩和ケア病棟に入って約40日。

これまで食事介助を目的として、朝晩2回病院へ通ってきた。

けれど、もう食事が摂れなくなり、わたしの「食事介助」は必要なくなった。

 

それは同時に、食事が摂れなくなる以上

衰弱は加速し、もういつ何が起きてもおかしくないことを意味する。

よって、今日からは朝~夜まで病室で過ごすことにした。

 

もちろん、それは看護師さんから頼まれたことではなく

自分の判断だ。

そこまでしなくても、きちんと看護師さんたちがお世話してくれるし

何かあればすぐに連絡がもらえるし、

わたしはもう病室にいるといっても、

本当に、ただボケーっと同じ部屋に座っていることしかできないので

何の役にも立たないことはわかっている。

 

けれど、ただでさえ電話が嫌いなわたし。

よりによって、

急変を知らせる病院からの電話がかかってくるかもしれないという状況の中

自宅にいたところで結局何も手につかないだろう。

 

そう思うと・・・だったらもう日中はずっと病室にいるほうが

ずっと精神的には落ち着くわ・・・と考えた。

 

ときどき病室を覗いてくれる看護師さんと話すことによっても気がまぎれるし。

 

看護師さんからは「あまり根を詰めないように」と心配してもらったが、

正直、1日に2度、自宅と病院を往復して合間に家事をする方がずっと大変で・・・

1往復だけで1日病院にいるほうが

実は体力的にもマシなのだ。

 

これまで病院通いと家事の両立も頑張ってきたつもりだけど

お風呂&寝る以外の時間を病院で過ごすことを決めたので

夫にはしばらく夕飯はスーパーでお惣菜を買ってきて食べてほしいとお願いした。

(残念ながら夫の料理スキルはゼロなので「買ってくる」以外の選択肢がない)

夫もこの状況を理解してくれているので、了承してくれた。

 

というわけで

早速、今日は朝から夜まで12時間、

病院に缶詰めで過ごした。

 

幸いに、緩和ケア病棟は非常に静かで、キレイでゆったりとした空間だし、

父の病室も広くて閉塞感がないので、

1日過ごしても、息が詰まる・・・ということはなかった。

 

この生活があと何日くらい続くのか・・・?

わからないけれど、

 

これがわたしの納得のいく形なので、

これでいいのかなと思っている。

 

ゆっくりブログを書く時間もないわりに

こうして書くことで気持ちを整理したいという思いもあるので

ブログはポツポツと更新したいと思います。