介護申請(区分変更)の結果。

8月に申請してあった、父の介護認定の区分変更の結果が届いた。

昨年初めて申請したときには、

申請日からなんだかんだで40日かかったけれど

今回は申請日から約3週間という早さでの結果通知だったので

驚いてしまった。

 

認定調査の日を基準にしても2週間での発行だから・・・

たまたま審査のほうが空いていたのか・・・?

それとも主治医が意見書に「末期がん」と書いてくれたのか・・・?

(末期がん患者の場合、早急な介護サービスが必要と言うことで、審査が早くなるという説もあり・・・)

よくわからないけれど、とにかく早くて助かった。

 

既に「要介護の判定が出る」という見込みで

暫定的にサービスを利用しているけれど

これでお盆明けからお世話になっているケアマネさんの居宅介護支援事業所とも、

正式に契約となる。

ちなみに・・・ヘルパーさんは要支援のときから

変わらず同じ事業所を利用しているけれど

介護区分が「要支援」→「要介護」になると、

こちらも契約しなおさなければならないのだそう。

介護保険って本当に複雑だ。

 

そして結果は

 

「要介護2」

 

認定調査の手ごたえから・・・・

なんとなく要介護2がもらえそうな気がしていたので

(家事がどのくらいできるか?の質問もなかったし、歩行確認のテストもなかったから”できないもの”という前提で調査がされた感じだったため)

予想通りというか、期待通りの結果になった。

 

身体の状態だけ(認知症は加味しない)で判断する場合、

要介護2と要介護3の境目は、

「歩けるかどうか」と言うが評価の分かれ目になるらしい。

完全に歩けない場合は要介護3以上がつくし、

介助があれば、なんとか自力で歩ける人だと要介護2以下になる・・・みたいな。

(※認定結果は担当する地域によってバラつきもあるみたいなので、実際の状態とはかけ離れた介護度がつく場合もあり、あくまでこれは一般的な目安のはなし)

 

今の父は

「なんとか自力でトイレには行けるけれどそれ以外のことには介助が必要」

という状態なので、正しく判定してもらえるなら要介護2だろうなと期待していて

その通りになったわけなので、気持ちとしては安堵という感じ。

 

そうそう、「要介護2以上」の場合、

介護保険を使って介護ベッドをレンタルすることができる。

すでに退院にあわせて介護ベッドを借りているけれど、

実はそれは「要介護1以下」向け(介護保険で借りられない人向け)の

「自費ベッド」なのだ。

 

父は要介護2の判定が出たので、今後自費ベッドを返却して、

介護保険保険を使ったベッドに入れ替えなければならないそう。

ちょっとめんどくさい話ではあるのだけど、

自費ベッドは一切選べないのに対して、(これ!というセットで決まっている)

介護保険を使ったベッドは、ベッド本体から、マット、柵など・・・

たくさんある種類の中から希望に合わせて選んで組み合わせることができるそうで

(カタログの中から選ぶとケアマネさん→業者さんで手配してくれる)

好みと希望する機能にあったものを選べることに。

なので、ここは面倒がらずに入れ替えたほうが快適になるだろう。

  

余談だけれど・・・

実はお盆休み中に義父の米寿を祝う食事会があり、義実家家族が久しぶりに集合した。

米寿だって!米寿!!!

近くに住んでいてもわたしはなかなか義両親と会う機会がないので

会うのは正月以来だったけれど、

義父は相変わらず肌はツヤツヤ、身体もふっくら太鼓腹。

 

たぶん、TVでよくありがちなインタビューとか受けたら

「ええ?!88歳?!とてもそうは見えませんよ!!」と言われるくらいには

見た目がはつらつとしている。

 

もともと天然な人なので、普通にしゃべっていても

面白いことをたくさん言ってくれ、わたしは笑いがとまらないのだけど

そのトークも健在で驚いてしまった。

夫は自分の父親のことを「最近物忘れが激しくて認知症だと思う」と言っていた

けれど、な~にがなにが。

わたしの個人的な考えでしかないけれど、頭がしっかりしている人って

おしゃべりがスムーズな人が多い気がする。

88歳の義父は、確かに短時間の間に同じ話を何度もすることはあったけれど(笑)

話の内容自体は、すごくしっかりしたものだったし

わたしの父のように、「言葉が出てこない」ということがない。

(わたしの父は思考力や理解力が落ちているので、考えながら、ゆっくりゆっくりしか話せない)

そして義父のその歩きっぷり。

食事会をしたお店の、駐車場から入り口まで結構な距離があったが、

それすら、杖も使わず、背筋はピンとまっすぐ伸びてスタスタと速足で歩く。

本当にすばらしい健脚ぶりだった。

もちろん、義母(80歳)も健康そのもの。

夫の両親はどちらも長寿の家系らしいのだけど、

義両親の姿はまさにそれを証明しているかのようだった。

義実家家族にとっては「介護認定」なんて

まだ当分、無縁な話だなあ・・・・と、

そのときのわたしには義両親がキラキラと眩しくさえ見えた。

 

もちろん、わたしの父も80歳になったので・・・

世間的には十分長く生きているほうだけれど

現在の様子は88歳の義父よりもずっと年老いて見えるのが

なんとも複雑な気持ちである。

 

 

そんな父・・・・

昨年の認定から10か月で、要支援2→要介護2へのジャンプアップ。

新しい被保険者証には、有効期限が来年の8月31日(1年間)とあった。

 

父はたぶん、その更新の日を迎えることはないだろう。