父の病状がとりあえず低空飛行ながら安定して、
再度の認定調査も終わり、
新しいケアマネさん(まだ暫定だけど)との打ち合わせも着々で・・・
すべてが順調に動き始めています!!
・・・と、報告出来たらどれだけうれしいことか。
でも、実際はとんでもなく迷走していて
もともとそんなに心が強いわけではないわたしは、すでに何もかも放棄して
逃げ出したいくらいの心境になっていて、メンタルがちょっとピンチ。
介護認定自体は、さすがに「要介護1」はいただけるだろうと思っているので
今よりもヘルパーさんの訪問回数は増やすことができる。
また、主治医の判断のおかげで
父の場合、訪問介護は介護保険ではなく、医療保険で対応できることになったので
要介護1でも、かなり手厚い「見守り体制」は作れるはず。
理論上は。
あくまで理論上は。
まだいろいろ模索中で決定事項ではないのだけど、
わたしとケアマネさんとの話し合いでは、
*訪問看護1日1回(週5日)
*ヘルパーさん1日2回(週6日)
・・・という感じで、平日は1日3回、
見守りを兼ねて父を訪問してもらうことが可能・・・という見通しになっている。
けれど、それでも問題山積みで・・・・
なかなか「これなら安心!」という形が作れなくて、なんだか日に日に心が
ヘトヘトになっていってる。
親の介護問題に精神をすり減らしていることをポロリ周囲に漏らせば
「介護サービスフル活用して、楽させてもらったほうがいいよ!」と誰もが言う。
自分の知人がそのことで悩んでいたら、たぶんわたしもそう言うだろう。
でも、介護サービスって万能ではないんだな~~~~~という現実に
今直面していて、どうしたものやら・・・と頭を抱えているのだ。
一体どういう意味かと言うと・・・
問題①配食弁当の受け取り
昼食と夕食は基本的には、配食弁当を利用する。
(※朝食は簡単に食べられるパンなどをわたしが用意するのでOK)
けれど以前ほどは父はすんなりとは動けない状態にあり、
また体調がその日によって大きく変わる傾向にあるので弁当が届いても、
それを受け取れるかどうか?不確実なのが大問題。
配食サービス側のポリシーで、弁当は「必ず手渡し」が原則。
(見守りを兼ねているため)
なので「玄関に置いておいてください」というわけにはいかない。
解決策①=弁当が届く時間にヘルパーさんに入ってもらう(受け取ってもらう)
この方法が使えたらベストなのだけど、弁当はルート配送されているので、
その日の注文数の増減によって、弁当が届く時間は毎日同じではない。
これが最大のネック。(毎日30分~1時間前後する)
そういう流動的な時間帯の作業を、
毎日あらかじめ決められた時間帯にしか入れないヘルパーさんを当てはめることが
現実問題として難しくて無理。
解決策②=弁当を家の中まで運んでもらう。
ケアマネさんから配食サービス側に事情を話して確認してもらったところ、
こちら側が了承するのであれば、弁当を部屋まで運んでもらうことはOKとの返事。
ああよかった~~と、思ったのもつかの間。
この案を父本人が全力で拒否してきた。
この配食サービスのドライバーさん達というのは、
年金暮らしの60~70代の元気なおじいさん達のアルバイトなので、
ひとりではなく、シフトで数人存在する。
過去記事にも、ときどき書いていたと思うけれど、
父はもともと「年寄りが嫌い」「男性が嫌い」なので男性に対しては
とにかく感じが悪い。態度が悪い。
なので父は何度も些細なことでキレるなど、トラブルを起こしている。
(父がドライバーさんにキレる→事務局に報告される→事務方さんがわたしに謝罪の電話をかけてきてくれる→わたしのほうが申し訳なくて逆に謝る・・・の流れ)
たぶん配食サービスの事務方さんからは父はクレーマーと思われている。
そんなふうに・・・・もともとドライバーさんを快く思ってない父なので、
その嫌っているドライバーさんたちが、
自分のテリトリーである部屋の中まで上がってくることが
到底許せないことなのだろう。
そして見下している相手に、病気で弱っている自分の姿を晒すのが
プライドに関わるのだと思う。
過去記事にも書いた通り、今回の入院のきっかけとなったのは・・・
このドライバーさんの一人がぐったりしている父を発見して
報告してくれたおかげだったのだけど
norako-hideaway.hatenablog.com
父本人に「ドライバーさんのおかげで助かったんだよ」とわたしが説明したときの
父の反応は、
「ドライバーは許しもなく、勝手に家まで上がって来たのか?あんな弁当屋ごときに、
自分の醜態をさらすなんて俺の一生の不覚だ。悔しくてたまらん。」
だった。普通は「感謝」の言葉が出てくるところがコレだから・・・
(もう・・・この言葉でわかりますよね?父がどういう人間か・・・(泣)
まるで敵に弱みを見せてしまったかのような悔しがり方だったわけです。)
弁当を台所のテーブルまで運んでくれるなんて、
家族からしたらありがたいことなのに・・・(涙)
本人がこんな調子で相変わらずドライバーさんに対して嫌悪感を抱いている状態では
不法侵入とばかりにキレかかりそうである。
もうこれ以上配食サービスの方にクレームで迷惑はかけられない。
どうしたものか・・・?と、いまだに頭を抱えていて
別の方法をケアマネさんと模索しているところ。
問題②ヘルパーさん問題
「ヘルパーさんにお願いすればいい」というのは、誰もが真っ先に思いつくことだけど
ここでもまた現実的な問題にぶつかっている。
「ヘルパーさんにお願いできたら助かるんだけど、でも頼めないこと」
を並べてみると
①配食弁当の受け取り・・・でも上記に書いたとおり、その時間帯をピンポイントで狙うことは難しいし、またその時間帯にヘルパーさんの空きがない。
②食事の支度・・・そもそも配食弁当を「不味い」と言っている父。
それなら週3日でもヘルパーさんに食事を頼めたら・・・?という話なのだけど
いかんせん食に超絶うるさいので、父の評価が恐ろしくて頼めない。
「だしのうまみが」「素材の味が」「味付けが濃い・薄い」「硬い・柔らかすぎる」「安物だ。もっと高級品を」
などなど・・・・。わたしが父の食事の世話を絶対にしないのもこれが理由だけど
ヘルパーさんにも頼めない。
ヘルパーさんの食事に不満を言い出すことは確実で、
それを聞くことがわたしのストレスになる。また、一度お願いしたことを
「口に合わないみたいなのでやっぱり食事作りは結構です」だなんて、
わたしにはとても言えない。弁当の配達を断るのとはわけが違う。
父は妻の食事にすら不満を言い続けた人だから、専属のシェフでもつけない限り、
満足は絶対にしないので、他人様に食事作りなんて絶対に頼めない・・・。
③本当に欲しい時間にヘルパーさんに入ってもらえない
ヘルパーさんといえども、空きがないと希望の時間帯には入ってもらえない。
これも今ぶつかっている悩ましい問題で・・・現状、父への訪問介護については
「お昼12:30」と「夕方4:30」しか確保できないらしい。
ハッキリ言って、とても中途半端。
訪問看護師さんが毎日午前中に来てくれることはきまっているので、
「朝・昼・夜」の間隔で入ってもらえるほうがありがたいし、
見守りのバランスとしてもいい。
なので、できればヘルパーさんの2度目の訪問は、
夕方4時半ではなく、夜6~8時くらいに入ってもらえるのが本当は理想。
(※夕飯のかたづけや、飲水や服薬を促すなどしてもらうなどの目的で30分)
けれど、残念ながら人員に空きがないので派遣してもらえない。
実はそれを補う簡単な方法として、
「夜間訪問可能なヘルパーさんを別の事業所に依頼をする」という解決策がある。
ヘルパーさんの事業所の契約は1か所でなくてはダメというわけではないから。
契約する事業所をもうひとつ増やせばいいというわけ。
昼は今まで通りのヘルパーさん、夜は別の事業所のヘルパーさんにお願い
・・・という方法を取れば、あっけなく解決するのだけど、ここでも父が・・・。
「今更知らない人が来るのはイヤだ。顔なじみのヘルパーさんだけでいい」
とこの案を却下・・・・。
まったくトホホである・・・。
・・・と、こんな感じで、今後のヘルパーさん問題は思っていた以上に
思い通りにはいかなくて、悩みばかり。
ケアマネさんはもちろん、いろいろアイディアを出してくださっているのだけど
(何しろ今週はほぼ毎日ケアマネさんと話している)
なんかこう・・・・父本人の「イヤイヤ」がなければ
もっとスムーズなのになあ・・・と、もどかしくてたまらない。
父に良かれと思って、サポート体制を組もうとしているのに
あれは嫌、これは嫌・・・の連続で。
かといって、父のための生活環境づくりなので、いくら安心につながるといっても
本人が嫌がるサービスを無理にいれるわけにはいかないし・・・と。
しかも父の不満はこれだけじゃない。
(つづく)