それは昨日の朝のこと。
父を訪ねた時に、唐突に言い出した。
父「昨日、訪問看護師さんから電話があってな」
私「え？？？電話があった？電話じゃなくて”来た”の間違いじゃないの？」
毎週水曜日に訪問看護師さんは来ることになっている。
それなのに「電話があった」は意味が分からない。
父は認知症はないけれど、２～３年前くらいからか・・・？
複雑な話や状況が込み入ってるときなどは
どこから話していいかまごついて、
順序だてた説明ができずに断片的になってしまうことがよくある。
（病院での診察なんかではそういうことが顕著）
すると続いて父。
父「あの頓服の薬がなくなってしまったんだ。それで看護師さんが〇〇先生に
薬を追加で処方してもらってくれると言ったんだけど、先生がいなくて・・・」
ここまで聞いてなんとなく話が見えてきた。
訪問看護師さんが残していく看護記録のファイルを確認してみると
看護師さんの手で状況が詳しく書かれていた。
つまり、痛み止めの頓服として出されているオキノームを
父は飲み切ってしまったわけだ。
で、水曜日に来てくれた看護師さんが、そのことを知り、
主治医に連絡を取って追加で処方してもらうように
依頼してくれると言い残して、いったん帰っていったのだけど
しばらくしてから電話がかかってきて（←※父が言った「電話」はこのこと）
「主治医の先生に今日は連絡が取れないので明日（木曜）朝いちばんに処方してもらうようにお願いしますね」
・・・と言われたという話だった。
見ると、例の「痛み日記」は月曜日で終わっている。
火曜日と水曜日は頓服服用の記録がなく、空白のまま。
つまり、なんと父は月曜日でオキノームを飲み切ってしまったということ。
（その後は朝晩２回のオキシコンチンだけで我慢？していたようす）
つまり（２度目）
父は２週間分として処方された頓服を１週間で飲み切ってしまったということ。
オキノーム自体は「痛いときにいつでも使っていいですよ」と言われている。
けれど頓服って、あくまでも朝晩２回の薬にプラスする「補助的」なもののはずで、
こんなにハイペースでじゃんじゃん飲んでいいものなのか？とモヤモヤする。
・・・というのも、
先日オキノームについての記事を書いた時にも少し触れたけれど
父の場合、
オキノームを飲む
↓
痛みがなくなるから、ＰＣで大好きなオンライン囲碁対戦をやる
↓
１～２時間没頭してしまう（マウスを握り続ける）
↓
やりすぎて背中と右腕が痛くなってくる
↓
オキノームを飲む。
↓
痛みが引くので、またまたオンライン囲碁がやりたくなる
↓
やりすぎで痛くなる。
↓
オキノームを飲む
・・・と、こんな理由でオキノームを服用しているのだ。
服用後に初めて父を訪ねた時に、オキノームを３回も飲んでいたので
そんなに痛みがひどいのか？と心配して聞くとこう答えたというわけ・・・（汗）
父も「飲むと痛みが引くもんだから、ついついもう一局・・・ってやりたくなっちゃうんだな（ﾃﾍﾍﾟﾛ）やめとけばいいのにな（笑）」
と、自分で言ってるくらいだ。
い・・・いいのか？こんな飲み方をしてて？
つまり、PCでの囲碁に没頭せず、
普通にのんびり過ごす分にはオキノームは夜飲むだけで十分な気がするのだ。
（※就寝時は痛みが増すので、夜はどうしても必須だと思う）
「痛いときはいつでも飲んで」と言われて処方されている薬とはいえ、
たとえば捻挫で足が腫れていて、
その痛みを和らげる鎮痛剤を出されたからって
「薬で痛みを感じないので走ってみました！」なんて人はいないだろうに。
父の囲碁のやりすぎは、
そういう「走ってみました！」と同じようなものでは？
かといって、毎日退屈している父から
数少ない楽しみを奪うわけにはいかないので「碁をやるな」とも言えるわけがない。
そんなわたしのモヤモヤに気付くこともなく、
父は「待っていればそのうち看護師さんから電話がかかってくる」と言い、
「今日は午前中リハビリだから、電話はそのあとにしてくれと頼んであるから
午後にでも自分でタクシーで薬を取りに行くよ」
だなんて
のんきなことを言っている。
たぶん、行けば自動的に薬が出てくると思っているのだ。
けれどわたしのほうはあれこれ頭の中で
どう動いたら一番効率がいいか？を、必死で考える。
父の病院は診察は原則午前中のみなのに、
午後からのこのこ行って、おそらく受付も閉まっている状態なのに、
そんな劇薬を「はいはいどうぞ」なんてもらえるなんてことあるのか？
（たぶん父はそう思ってる）
父が電話の時間に注文をつけちゃったから、電話はリハビリが終わってからしか
かかってこないわけだし・・・・（軽くイライラ）
これはどう考えても・・・
今、わたしがこの場にいるのだから（※実家⇔病院は車で１５分）
看護師さんからの電話を待ってタクシーで行くより、
わたしがこのまま病院へ行くほうが早いに決まっている。（めんどくさいけど）
・・・というか、ここでいったんわたしが帰宅してしまって
あとから呼び出されるような事態になるほうがずっと面倒になると思ったので
ここはわたしが朝イチで病院へ行き、訪問看護師さんに話を聞くのが
ベストな気がして速攻、病院へ向かうことにした。
（父は通所リハがあるので途中でおろして、一人で病院へ）
余談だけど、わたしは実は電話がものすごく苦手なので（公私問わず）
電話をかける・・・かかってくるが本当に苦手。
もちろん、大人なので苦手であることは隠して応対できるけれどね・・・。
相手の表情が見えない感じがものすごくイヤで、ドキドキしてしまうの。
だから、人が「電話して聞いてみれば？」と思うようなことは
大抵「だったら直接行くほうがいい」と思うタイプ（笑）
そんなわけで、この件も直接行って話を聞こうと思ったわけです・・・。
・・・・で、結果的に行って大正解だった。
話が思った以上になが～～くなってしまったのでいったん切ります。
