当事者抜きでお願いしたい・・・。

ケアマネさんから例の通所リハビリの件で連絡がきた。

わたしはケアマネさんとリハビリの方と連絡とりあってくれて、

あとはリハビリの担当者が父の家へきてくれて、契約したらさあスタート。

 

・・・となるのだとばかり思い込んでいたけれど

そんな簡単なことじゃなかった。

 

介護保険の利用については、それなりに知識と経験がついたつもりだったけど

まだまだだったなぁ・・・(汗)

 

ケアマネさんから言われたのは

「新たにリハビリを利用されるということで、以前もやったように

また担当者会議をさせてもらいたいと思うのですが、ご都合のいい日・悪い日など

ありましたら・・・」

ということ。

 

リハビリに行くというだけで、またそんな仰々しいことになるのか・・・と

このところ、そういう打ち合わせ系のイベントから遠ざかっていたので(笑)

もうなんだかそれを聞いた瞬間に、

 

「リハビリ・・・めんどくさくなってきた(←わたしが)」

 

と、つい思ってしまった私。

 

「え?ケアマネさんだけではなく、ヘルパーさんなども集まるんですか?」

と少し驚いて聞くと、

 

「一応その予定です。訪問看護師さんにも来ていただいて、リハビリをする上での

注意事項などをリハビリ担当者の方に伝えてもらったり・・・などありますから。

またリハビリ担当の理学療法士さんは利用者さんのおうちの中をチェックされたり

おうちでの様子をいろいろ質問されると思いますので。

それで、困っていることやこういうことやりたい、目標にしたいということなどを

詰めて話し合っていく形になります。」

 

と、申し訳なさそうに言うケアマネさん。

 

なるほど。そうなのね。

つい「めんどくさい」なんて思ってしまうけれど、

客観的にみたら、日本の介護保険制度っていうのは、

たった1人の利用者に対して、こんなにも多角的に高齢者の生活を

支えてくれているわけで・・・本当にありがたいことです。

 

ただ・・・・こんな考えは間違ってるかもしれないけれど、

うちの場合、父本人はそこにいないほうがいいんだよなぁ・・・・。

 

以前の担当者会議でもそうだったけど、

そもそも、父本人は今こうやってさまざまなサポートを受けていること自体には

満足してくれているようだけど(特にヘルパーさんのことはすごく気に入っているし)

 

ケアマネさんにマネジメントしてもらって介護サービスを利用している

この体制のこと自体はまったくと言っていいほど理解していない。

当事者でありながら、理解しようとする姿勢が最初からないので

その場に参加させても一人「何もわかりません」って顔をすることになる。

 

そのうえ、自分をよく見せようとするために、ウソをつくことも多いし

(調子が悪いところがあるのにないと言ったり、というレベルだけど)

かといって、わたしが「事実」を横から口出しすれば、

自分が恥をかかされたと思って不機嫌になるので、わたしも

本当に困っていることが何にも言えない。

 

・・・というわけで、こっそり本音を言わせてもらえば

 

「本人抜きでやっちゃダメですか?

本当に家族が望んでいることや、本当のことはわたしから説明させてくださいっ」

 

という感じ。

 

退院する日に開いた担当者会議は、まさに本人不在で

(本人が”聞いてもどうせわからないからわたしは遠慮する”と言ったからそうなった)

あのときは、わたしは「本人の前では言えないんですけどね」

なあんなこと、こんなことをたくさん話せてすごく有意義だったのよね・・・(笑)

 

・・・と、文句を言ってもしょうがないし、

会議は父の家で開かれる以上、わがままは言えないので

黙って参加させてもらう予定でいます。

 

 

 

 

 

【きくてぃーさんへ】

肺の難病で闘病を続けていらして、ご自身が大変な状態であるにもかかわらず、

わたしの父の肺の状態を気にかけていてくださっていた心優しいブロガーさん。

昨日急逝されたとさきほど知り、呆然としています。

直前まであんなに明るく闘病生活を綴られていたので、深刻な状況になってるとは

気付きませんでした。ご家族やご自身の無念を思うと悔しくてなりません。

ブログのほうへコメントを入れるとご家族の負担になってしまうと思うので

こちらでひっそり挨拶させていただきます。

空の上から気づいてくださいますように。

わたしや父へのお気遣いを本当にありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

ご家族の皆様にはどうかご自愛くださいますように・・・。

NORAKO