面倒を避けて暮らす。

前日の記事で、内視鏡検査受けることにしたよという話を書き・・・

その中でサラリと「検査を受けることを夫には言いたくないから」と書いた。

 

これは、

 

大腸カメラなんて恥ずかしくて言いたくないわ

 

でもないし、

 

夫には余計な心配をかけたくないわ

 

でもない。

 

一言でいえば、「言うと不愉快な気持ちになるに決まってるから」だ。

 

前々からブログでは夫についてチョコチョコ書いているけれど

決して表面的に我が家は不仲というわけでもないし、

夫のことが嫌いなわけでもない(念のため)

 

でも残念ながら、夫とは真面目な話が一切できない。

これは昨日今日に始まったことではなくて、

結婚生活を積み上げていく中で

「ああ、この人は真面目な話や深刻な話が苦手だし、
何かについて悩むとか考えるとか、そういう人生の面倒ごとから逃げたい人。
できれば自分の代わりに、行動力と判断力がある人が大事なことをハイハイハイと
決めていってほしいと思っている人」

・・・ということが少しずつわかってきて、今に至っているので

自分の中ではもう

困ったことや悩みがあっても「夫に相談」とか「夫に報告」という選択肢が・・・

 

 

ない。

 

 

そして、「大事なことについて真剣に会話のキャッチボールができない人」なので

わたしが、実はこうこうこうで内視鏡検査受けることにしたよ、と言っても

心配なんてないし、真剣にも聞かないし

想像できるリアクションは

「なにお前、痔なの?(←爆笑)」

「お前よくお尻から管なんか入れられて平気だなッ!www」

「あれ、下痢ピーになるらしいぞ!」

「お前はしっかりあちこち検査しておけよ、俺より先に死なれたら俺が困るし!」

 

・・・とまあ、こんなところ。

ずぇーーーーったいそう。だから言いたくない。

「何もなければそれで安心だし、検査してもらったほうがいいよ、うん。」

 

なんて穏やかに言ってくれる夫であれば、もちろんいうし

日常の些細なことだって何でも相談報告するよわたしは・・・・。

でもそうじゃない。

何か大事な話をしようとしても、いつもほとんど中学生のからかいレベルのことしか

言わないので・・・もうそういうのがわかっていると

報告する気も失せるのよホント。

 

わたしが過敏すぎる・・・と言われるかもだけど決してそうじゃないの。

 

実はね、GWに息子とお嫁さんの3人でランチを食べに行った…という話を

先日書いたばかりだけど

GW前に、ランチの話をもらったときにわたしは

「GW(休日)にランチってことは、夫も含めて家族4人で・・・って意味だよねえ。

嫌だなあ・・・・できれば3人がいいなあ・・・。」

と、ランチはうれしいんだけど夫も同伴なのが憂鬱・・・と思っていた。

 

で、なんとか夫をメンバーから外したかったので(←ひどい)

ギリギリまでランチの話は夫にせずにいたのだけど、

GWに入って息子が帰省してきたときに何気なく、気重な感じで

 

「お父さんにはまだランチの話してないんだよね~。」

 

とわたしが言ったら、息子が

 

「エエッ?お父さんも行くの?」

 

とものすごく驚いた反応をしたのだ。

聞けば、息子は最初からわたしと3人のつもりだったらしかった。

そして

 

「お父さんは最初から頭数に入れてなかったよ・・・。

だってさ、お父さん空気読まないし、人の話を最後まで聞かずにさえぎって

めんどくさいこと言うし、どうでもいいことにこだわるしさあ・・・。

なんかさ、僕ら(3人)が気持ちよく自由に話せないじゃん(笑)

だからいないほうがよくない?誘わなくてもいいんじゃない?」

 

とバッサリと言い切った息子・・・・。

 

ここまでハッキリ息子が言うんなら、なんだ・・・

わたしはもう本音を隠さなくていいじゃん!と思い

「実はお母さんもお父さんはいないほうがいいと思ってた(笑)」と打ち明けたので

ふたりそろって「じゃあナシで!」となったわけ。

 

母子そろって夫をのけものにしてるみたいで罪悪感も感じたけれど・・・

もう隠しようがないというか、別にわたしが何か言ったわけでもなく

大人になった息子は、自分の目で「お父さんはめんどくさい人だ」ということに

気づいてしまっている。

 

 

でもね、このときの息子の言葉には実はものすごくホっとさせられたのも事実。

わたしが夫のことを「なにか話すと面倒なことになる」と思っている、

そっくりそのまま同じことを息子が感じているということは、

決してわたしが特別夫の言動に対して、ことさら神経質になったり

過敏に反応してるわけじゃないんだなとわかって安心したから。

 

わたしがこんなふうに思うことが肯定されたというか・・・。

 

いまさら相手を変えることは難しいし、

その部分はもう完全にあきらめているので

とにかく自分自身がいかに夫の言動で不快な思いをせずにいられるか?

を考えながら、正面から向き合うことはあえてせず、

わき道を探しながら、

表面的には何事もないかのような平穏な家庭生活を

この先も送れたらもうそれでいいかなと思う。