ひと山超えたけど・・・。

年明けから、突然体調を崩した愛犬。

・・・といっても、もともと腎臓病持ちだったわけだけど

一気に悪化したような感じだった。

 

※犬の病気の話なんて、誰も興味ないとは思うけれど

犬猫と暮らしている人は多いはずだから、

どこかのタイミングで誰かの参考になるかも?ということも思いながら、

書き綴ってます。

 

前記事に書いた通り、定期的な皮下輸液を受けることになって・・・

当初は「1日おき」の予定だったのだけで

食欲が全く戻らないため

5日連続での皮下輸液となってしまった。

 

ついに4日目(おととい)に造血ホルモン剤を投与しましょう、ということに。

これはその血液を作ることを促すホルモン剤なのだけど

副作用として食欲増進効果があるのだそう。

で、腎臓病の犬猫は血液を作り出す力が失われていき、貧血が進みやすいので

皮下輸液同様に、造血剤にもいずれ頼らなくてはならなくなるらしい。

 

一般的には造血剤の効果で貧血が解消され、元気も出て、食欲も出るらしい。

素晴らしい薬じゃないか!と思いきや

この造血剤は「いずれ体の中に抗体が出来て効かなくなる時が来る」らしく

安易には使わないほうがいいものなのだそう。

うちの獣医さんいわく、「本当に必要になる時まで使わないほうがいい」とのこと。

 

その説明は以前から受けていたので

今回「造血剤入れましょう」と言われたとき、

ああ、それだけ悪いってことなのかな・・・と、複雑な気持ちになった。

 

造血剤のおかげか?5日目の昨日になって

ワンコはぐっと元気になり、食欲も戻ってきた。

昨日の夕方、5日目の点滴に行った際に「造血剤のおかげで」と、そのことを伝えたら

獣医さんからは

「いや、昨日の今日でそんなに早くは造血剤の効果は出ないよ。
輸液も毎日してるし、吐き気止めもしてるからそっちの効果じゃないかな」

と笑われてしまったけど。

 

でもそれならそれで朗報だ。

まだ造血剤に頼らなくてもいいってことだから。

 

 

とはいえ、食欲は無事に戻ったけれど、対処療法で苦痛を取り除いているだけで

病気はむしろ悪化しているわけなので、

そこには一喜一憂しないことが大事と自分に言い聞かせている。

明日はまた具合が悪くなるかもしれない。そういう覚悟はいつも必要な病気。

 

それにしても医療費かかりますよ、本当に。

うちは自己負担3割(人間並み)のペット保険に入っているので

1回の点滴の治療費(診察代・点滴・他の薬剤追加投与)が2~3000円で

済んでいるけれど、保険がなかったら

おそらくこの5日間の通院だけで4~5万かかっていた計算になります。

 

それ以外にもこの1週間でどれだけペット用の食べ物や肉魚を買ったことか・・・。

 

ペット保険は本当に必須です。

で、自分だけの経験から言うのであれば

「手術費」よりも「通院補償」を重視すべきかなと思います。

 

もちろん犬猫の手術費は高額ですが

小さな体にメスを入れる機会はそうそう多くないです。

せいぜい生涯に1~2回では?って思う。

それよりは通院補償が充実しているものがいい。

 

うちが加入したのは10年以上も前なので、

いまどきのペット保険の補償内容には疎いですが

「自己負担が出来るだけ少ないプラン」「通院無制限」が必須条件かなあ・・・。

(うちは何も考えずに加入したけれど通院費・回数無制限)

 

そして保険料は決して安くないし、年々びっくりするほど上がっていくので

ペットが健康体のうちは、なんだかものすごく無駄なお金を払っている気持ちに

なるかもしれないけれど

老犬・老猫になれば、どのコも確実に全部回収する勢いで

獣医さんにはお世話になる日がきます。ホントに・・・。

(うれしいことではないけれど)

 

治療費を気にして「心配だけどもうちょっと家で様子見ようかな」という

気持ちになるくらいなら、ペット保険を最大限活用して

「気になったら、ネットで調べるより即病院」がオススメ。

獣医さんとも仲良くなっておいたほうがいいですし。

 

うちは獣医さんが徒歩で行ける場所にあることから

「診せるべきかな、どうしようかな」と迷ったとき、

とりあえず自分だけで病院へ行って受付で

「ちょっと・・・・なんですけど・・・」と相談することもあります。

(で、それはちょっと診せて、と言われたら連れて行くとかね)

 

 

・・・と、話がそれましたね。

 

とりあえず、ひとまず危機を脱した感じではあるけれど

気が抜けないのは変わりがないことと・・・

もうひとつは、

ここ数日、わたしが薬を飲ませようと必死になりすぎてしまったせいで

ワンコのほうが食べ物を食べるときに

「一度口にして、軽く噛んでから床に出す、そして異物(薬)が混入していないか確かめてから食べる」

という技を身につけてしまい・・・・・

投薬(食べ物の中に薬を隠す)が非常に難しくなってしまったこと。

 

これに頭を抱えてます(泣)