一山超えた。

火曜日の朝に、吐き気止めを父に「1日3回」飲むように告げてから

今日で4日目。

まさに「薄皮をはぐように」という言葉がぴったりな感じで

父がようやく・・・ゆっくりゆっくりと、回復してきた。

 

もちろん、病気が治るわけではなく、むしろ緩やかに下っているのは確実なので

これが落ち着いてもまた別の問題が起こる可能性は常にある。

1か月先の父の体調が全く読めない状況に変わりはないので

一喜一憂はしないつもりでいるけれど

 

それでもこのところ胃の痛い日が続いていたので、一瞬でも安堵できてうれしい。

 

食欲はかなり戻ってきた様子。

でも、相変わらず配食弁当には一切手を付けない。

そして台所にはカップラーメンを半分くらい食べた跡があった。

全量残していたことを思えば、半分でも食べられるようになっただけマシ。

とりあえずカロリーのあるものを食べていればOK。そう思わねば。

 

コメントで勧めていただいていた、「メイバランス」は

食事が食べられない状況が続いていた時に、試しに3本購入してあったのだけど

最悪の状態のときは、それすら飲もうとしてくれず・・・・

(↓こういうのです)

 

【まとめ買い】明治 メイバランス Miniカップ コーヒー味 125ml×12本

そして、吐き気が治まっても、果たして味的に受け付けてくれるか?という

心配があったのが・・・・奇跡的に飲んでくれた!

父の場合、本当に味にうるさいので、

これを飲んでくれたことは冗談抜きに奇跡。

 

なぜなら、やっとこ食事が摂れても、まだおかゆやうどんなど・・・炭水化物ばかり。

だから1日の摂取カロリーは500kcalにも満たないのでは・・・?

という状態がこの1週間続いていたから。

足腰が格段に弱くなっているので、

できるだけたんぱく質を効率よく摂取させたくて、

このメイバランス、ちょっと脅してでも飲んでもらおうと思っていた。

 

「栄養がぎっしり詰まってるから。できれば1日2本くらいは飲んで。
それが飲めないならまた入院して
点滴するしか・・・」

と、点滴と入院をチラつかせたら「毎日飲みます」と約束してもらえた!(笑)

 

 

それからもうひとつ。お米にうるさい父から合格点をもらえたおかゆ

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スーパーでは見かけたことがないけど、マグロで有名な近大が開発?

これは期待できるんじゃ・・・?と、

Amazonで売っていたのコレを一か八かでまとめ買い。

(↑父が食べてくれない可能性もあるわけで・・・)

 

近畿大学共同研究開発 金賞健康米 の おかゆ 250g×12個

近畿大学共同研究開発 金賞健康米 の おかゆ 250g×12個

 

 

これも「文句言わずに食べてくれーーー」と祈る気持ちだったのだけど、

 

「ちゃんと米の味がして旨かったよ」と奇跡の合格点をいただいた(泣)

(※父個人の感想です)

 

ちなみに、わたしも試しに1つ食べてみたけれど

いわゆるスーパーで普通に売っているパウチ型のレトルトおかゆのような

シャビシャビした水っぽいおかゆではなく

水分が少な目でぽってりとした・・・病院の全粥に近い感じなので、

これは確かに食べやすいし、

レトルトパウチのものより「食べた」という満足感が得られてGOODだと思う。

 

まとめ買いしたので、父が自分の体調に合わせていつでも食べられるし、

(しかもカップ容器に入ってるので移さなくていい、レンジで温めてすぐ食べられる)

という、病人にはぴったりのおかゆで、これは買って正解だった。

  

 

ただ、食欲が戻ってきたとはいえ・・・・

全体的には以前と同じ・・・というわけにはいかず、

やはり一段階、体力は落ちたなあ・・・・という感じ。

これだけ食べない・動かない生活が何週間も続くと高齢者の体力の低下は著しい。

そして若い世代と違って、簡単に戻らないし、

むしろそのまま戻らない可能性のほうが高い。

 

休止している週2回の通所リハビリも、今は再開するメドは全く立たない。

わたしにとっては、「トイレに自分で行けるだけの体力」を維持するのが目標。

そこが維持できなくなると、それはもう父の一人暮らしの限界ってことになるから。

 

なので、もし通所リハを再開できるだけの体力が戻らないようなら

そのときは訪問リハを検討する必要が出てくるかも・・・・と、

この先も考えなければいけないことはいろいろ出てきそうである。

まあとりあえず、あと1か月様子見しましよう。

 

父の体力低下は、本人が「お風呂がしんどい」と

言うようになったことでも見て取れる。

あれほどお風呂が好きだったのに。

 

 

そして、どういう心境の変化か・・・

昨日、お風呂(看護師さん対応)から上がった後に疲労感でグッタリしていると、

看護師さんから

「お風呂はいつでもお手伝いしますから無理せず言ってくださいね」と

優しく言われたそうで

(いやいや、入院中からみなさんずーっとそう言ってくださってたけどね)

 

「次から手伝ってもらおうと思うよ」

 

と、あれほど頑なに拒否していたお風呂介助を

受け入れるかのような言葉が出てきた。

 

それほどまでにお風呂で体力を奪われているのだと思う。

プライドの高い父にとって、受け入れることは難しいことかもしれないけど

それを受け入れようと思うほどに、体力は落ちてるんだろうなあ・・・。

 

わたしも父の気持ちを少しでも和らげようと

 

「背中や頭だけでも洗ってもらうときっと楽だよ」

(※裸を見られたくないのなら、背中側から洗えるところだけ洗ってもらえば?という意味を込めて・・・)

 

 とやんわり言ったら、この日は「そうだな」と素直に頷いた。

(前回はキレまくったのに・・・・汗)

 

 

 

そんなわけで・・・ブログを読んでくださっている方にも、

ご心配おかけしたと思うし、

わたしのグチグチした泣き言に不快な思いをした方もいらしたかもしれないのですが

 

なんとか、ひとつ山は越えた感じです。

 

冒頭でも書きましたが、

この先の父の体調は常に「1か月先が読めない」の繰り返しの日々だと思うので

また、数日後には弱音や愚痴だらけの日記が出てくるかもしれませんが

どうか生温かい目で見守っていただければ・・・・

 

よろしくお願いします。