地味にイライラきてしまうこと。

父の通い介護を初めて気が付けばもう7か月目。

もう半年も経ったのか・・・?よりも、

まだ”たった”半年なのか・・・という気持ちのほうが強い。

だって、”たった”半年でわたしはどれだけこのブログに泣き言を書いてきたのか・・・

と思うとね(汗)

たぶん、読者さんの中には「そのくらいで」とか思っている人もいるだろうなあと

ときにビクビクしながら毎回記事書いているけれど、

不快に感じる人はきっと読みに来ないだろうと信じて書いております。

 

わたしが言いたいことを言わずに我慢しているおかげで、ここしばらくは

表向き平穏な日々が続いているけれど、

いつもいつも「これがものすごくイラっとくる」と思っていることを

今日は書いてみようかと・・・。

 

■ペットボトルとビンの山。

昨年11月に父が退院したばかりのころは本当に体力も全然なくて、

しかも在宅酸素デビュー・・・ということで、いったいどこまでのことができるのか?

全く読めなかったので、とにかく「身の回りのことはすべてやってあげなくちゃ」

という気持ちでいた。

なので、「ゴミ捨て」もわたしが代行することにして、
(※わたしが自宅へ持ち帰って、自宅のゴミと一緒に捨てる)

それがすっかり習慣となり、今も当たり前のように続いているのだけど・・・

燃えるごみはいいとしても、やっかいなのがペットボトルとビンのごみ。

ペットボトルって、自分ではそんなに買わないから1か月に出るペットボトルごみは

大小合わせてもせいぜい10本がいいとこ。

 

けれど父は普段の水分を「500mlのペットボトルお茶」で飲んでいるものだから

*500mlのペットボトルごみが1日2本×30日=約60本

*毎日アリナミンを飲むのが習慣なので、ビンごみ1日1本×30日=30本

・・・という、捨て方がめんどくさいゴミが大量に出るのが実はストレス。

 

お茶を2Lにすれば減るのでは?ということはもちろん考えたけれど、

洗い物が出ない・・・など、いろいろ考慮すると年寄りには

飲み切り500mlが一番管理しやすいという結論にたどりつき、我慢している。

 

ペットボトルについては、まだリサイクルボックスとかにこまめに捨てられるけれど

ビンについては、わたしの近隣では捨てられる場所がなく、月に1度の資源回収の日

にしか捨てられない。だから溜めるしかないのだけどこれがまたストレス。

 

 

退院して間もないころに「この空き瓶ゴミはカンベンしてほしいわ」と思い、

父にや~~んわりと「このアリナミンって飲まないとダメなの?」と聞いたところ

「それを毎朝1本飲むと調子がいいような”気がする”から欠かせない。」と。

 

いやいやいや、飲んでたって身体がだるいだの、しんどいだの言ってるじゃん・・・

と思ったけれど「ゴミが増えるからやめてくれ」とは言えず、今も月30本を

捨てている。でも本音は

「ほぼ1日家でゴロゴロしているのに、こんなもの要らないだろ」だ。

 

■お茶は絶対「お~いお茶」

そのペットボトルのお茶にも、プチストレスがある。

父は絶対に「お~いお茶」しか飲まない。もちろん、外出先などでどうしても

ほかのものしか手に入らなければ、我慢するけれど基本はコレのみ。

父に言わせると、「これが一番おいしい」らしい。

でも、スーパーへ行くと、ほかのメーカーのお茶が期間限定ですっごく安くなってる

ことってたまにあるのよね・・・。

わたしは別にペットボトルのお茶にこだわりがないので、

そういうとき「こっちでいいじゃん・・・安いし」と思うのだけど、

別のものを買っていくと、父からチクっと文句を言われるので

高い(といってもスーパーだから100円以下で買えるけど)のがわかってても

「お~いお茶」しか買えない。

もう伊藤園さんから感謝されたいくらいだ(笑)

父の食べるものは父の貯金から買っているので割り切ればいいのだけど・・・

そういう細かいところに気を回さなければいけないことが面倒だな・・・って思う。

 

ちなみに「食べ物の好み」は本当にうるさい。

例えば入院中によく頼まれたのが「梅干し」だけど、

「これは梅が大きすぎる」「これは味が薄い」など何度ダメ出しされたことか。

「しぐれ」が食べたいというので買って行くと

「これは甘すぎる。もっと辛いしぐれにしてくれ」とかね。

多少好みに合わなくても、せっかく買ってきてくれたのだから黙って食べよう・・・

なんていう気遣いは父の中には存在しない。

 

■無駄になる菓子パン

父は、昼食と夕食は基本的に配食弁当を頼んでいるけれど、朝は自前。

で、簡単に食べられるものを・・・ということで、わたしが父宅へ行くときに

パンを2個買っていくことが多い。それも菓子パンを。

でも、ここでも父の好みが本当に難しい。

好みというより、これはもう「気分」じゃないかと思うのだけど

「何がいい?」と聞くと「ジャムパンがいい」などと一応リクエストされるので

ジャムパンを買って行ったりするのだけど、次に訪れるときにはそのまま

買っていったパンがテーブルに残されていることが2回に1回はある。

50%ってかなりの確率ぞ?

ジャムパンが欲しかったんじゃないのか?と聞くと、

「そのジャムパンはあまりうまくない。この間買ってきてくれたジャムパンが

よかった」

などと平気で言う。買ってきてくれることへの気遣いなんてものはない。

でも、「この間のジャムパン」なんて言われても、正直覚えてない(笑)

 

父はメロンパンとかクロワッサンなんかも好きらしいので買っていくのだが、

これも同様に「次に行ったときに完食されていると思ってはダメ」だ。

まったく手つかずで放置されている確率は、やはり50%。

 

じゃあ父はパンを食べずに何を食べているんだ?といったら、

実は朝食にカップラーメンを食べることが多いのだ。

・・・というか、カップラーメンやカップうどんは毎日食べていると思う。

生ごみを回収するたびに、カップが出てくるから。

 

「ほかに口に合う食べるものがないから仕方なく・・・」ではない。

 

そう、父はカップラーメンやカップうどんが大好物なのだ。

 

実際、父の朝食が遅く、わたしが朝訪ねたときにカップラーメンをすすってる

父に遭遇することも多々ある。わたしが買って来たパンは放置された状態で・・・。

 

本人に確認したことはないけれど、おそらく配食弁当のおかずが自分の好みに

合わなかったときなども、たぶんラーメンをおかず代わりにしていると思う。

 

これが60代くらいだったら「そんなものばかり食べていたらダメだよ」と

たしなめたと思うけれど、もうすぐ80歳。

今更「体にいいものを」ってうるさく言ってもしょうがないし、

在宅酸素で自由のきかないストレスもあるのだから、

食べ物くらい好きなもの食べたらいいんじゃないかと思っているため

カップラーメンを食べてばかりいることについてはあえて何も言わないでいる。

(ちなみに、父のような重症の肺気腫の人は、食べても食べても痩せてしまう。
なのでカロリー的にはこのくらいのカロリーを摂ってないとダメなんだと思う)

 

ただ・・・買っていったものが無駄になるのがね、とってもやるせないの。

 

■土曜日の昼ごはんの購入

たぶん、最近ではこれが最大のストレスになりつつあるかも。

2月ころだったと思うけれど、父が相談もなく勝手に「土曜日の配食サービス」を

断わってしまった。

理由は、「毎日弁当ばかりで飽きるから週に1度くらい好きなものを食べたい」

というものだった。

気持ちはわからないでもないし、それに口をだすのは地雷だとわかっていたので

イヤだったけれど、「ああそうなの?」と受け流した。

 

が、土曜日というとわたしが父の家を訪ねる日。

いつも午前中に行くのだけど、

「果物・ペットボトルお茶・ジュース・菓子パン」という、毎回必ず買っていくものに

加えて「お昼ご飯」がここに加わる形になった。

 

別に父から頼まれているわけではないけれど

「今日は土曜日。父のお弁当は来ない日」とわかっていて、お昼に何も買っていかない

ことは、ものすごく不自然で・・・・。

 

一度、午前中都合が悪くて土曜日のお昼過ぎに父を訪ねたら、

父が例によってカップラーメンを食べていたことがあり、

「たまには違うものを食べたい・・・って、カップラーメン食べてるわけ?」

と、なんだか脱力したことがあった。(もちろん、本人に指摘はできない)

 

それ以来、なんとなく

「土曜日は、わたしが昼ご飯を買っていかなければ食べるものがない」

というプレッシャーのようなものを感じるようになり、毎週

スーパーでちょっと値段の高いパック寿司を買ったり(←父は安物は食べない)

弁当屋さんで、「揚げたてのからあげ弁当」を買って行ったり・・・

と、いろいろメニューを変えて買って行くのが定番になってしまった。

 

それがすっかり習慣化されてしまって、父のほうも

「今日は何を買ってきてくれた?」と完全にアテにしてくるようになってしまったので

今更もうやめられない(泣)

 

でも地味に負担だし、

「自分が勝手に土曜日の弁当を断っておいて、結局わたしをあてにするのか」

というモヤモヤは土曜日が来るたびにぬぐえない。

心狭い娘だな・・・って思うけど、些細なことでも「習慣化」されるとイヤなのだ。

 

かといって、今はもう父と二人でランチを食べに行く気になんてならないので、

外食が習慣化するよりはこっちのほうがずっとマシ、と自分に言い聞かせている。

そして、過去記事でもさんざん書いてきたけれど、父は人の料理を平気で貶す人なので

間違っても、わたしが作った料理を届けることだけは絶対にしない(笑)

 

 

以上・・・・

ひとつひとつは些細なことかもしれないけど、これが習慣となって積み重なると

地味にストレスに感じてしまう・・・という、

わたしの通い介護でのイライラを書いてみました。