火に油を注いできた。

昨日の話の続編です。

 

毎週土曜日は、

「わたしの仕事も休みだから時間もあるし、
いつもより父の家で一緒に過ごす時間が取れます」

という設定の日。(※もちろん私はすでに無職w)

それは裏返すと、わたしにとって1週間で1番憂鬱な日でもある。

長い時間(といっても1~2時間だけど)父と過ごさなければいけないわけなので。

 

週3日も顔を合わせていると、もう恐ろしく話題がなくて、このごろはただ一緒に

テレビを見ているだけ・・・になりつつあって、

わたしも会話がなくて間が持たないので

テレビ見ながら無言でスマホをいじったり・・・

なんだか高校生とその親みたいな微妙な空気。

 

でも、なんとなく「土曜日はいつもより長く実家で過ごす」が当たり前の習慣化

してきてしまっているので、用事だけすませて「じゃあね」とは言いづらい。

 

そして今日は・・・・・昨日の記事に書いた「配食サービスとのトラブル」について

父に言わなくちゃいけなかった。

 

実は、昨日の朝の時点で前もってやんわりと父にはLINEで知らせておいた。

というのも、昨日(金曜日)のお弁当配達時にまたドライバーさんが遅れて

それに文句を言うようなことがあるといけない・・・!と思ったから。

「遅れることもあるからね」と、やんわり伝えなければいけなかった。

 

そのために、わたしが父に送ったLINEがこれ。

父を責めるような言い方をすると機嫌を損ねるので、できるだけやんわりやんわり

伝えたつもりだった。

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わたしからのこのLINEに対する父からの返事は・・・

 

 

 

・・・・・。

「約束した時間を守れと言っただけ」

 

って・・・・(汗)

 

「守れ」

 

って・・・?!

 

”怒っていません”といいながら、

「守れ」だなんて強い言葉を相手にぶつけていることに

なんの問題もないと感じている人と、どうやっても分かり合える気がしない。

 

とりあえず、LINEでは伝わらないなと思ったので、これに対して返事はせず

今日、直接父と話すしかないと思った。

 

父とはいつも通りに会話して、いつもどおりにテレビを見て過ごしていた。

何の興味もわかない番組だったけれど、部屋がシーンとしているよりずっといい。

45分くらい経ったころ、言わなきゃ言わなきゃ・・・と思っていた例のことを

父に切り出した。

 

「昨日話した配食サービスさんのことだけどね」

 

とたんに父の表情が険しくなり、あからさまに不愉快そうな顔に変わった。

 

LINEで知らせたことを繰り返すかのように、聞き分けのない子供に言い聞かせるように

「あのね、〇〇さんのところすごく忙しくなってきたので、これからは

同じ時間に配達・・・っていうのは難しいんだって。

だから、配達の人が遅れるときがあっても、怒らないであげてほしいの。」

 

父はその言葉に不愉快を隠そうとしなかった。

 

父「そんなことはわかっている。あのバカなジジイが悪いんだ。オレは悪くない。

あのクソジジイが10時半まで持ってくるって言ったのに持ってこなかっただけだ。

だから約束した時間は守れと言ってやっただけだ。別に怒ってない。

そんな大げさな話じゃない。」

 

”怒ってない”と言いながら、わたしに怒りをぶつけてくる父。

 

私「うん、前まではそれができたかもしれないんだけど、このごろは注文が

増えてきたから難しくなってきたんだって。ドライバーさんが約束したのは

いけなかったと思うんだけど、大目にみてあげてくれないかな。」

 

父「そんなことは言われんでもわかってる!あのクソジジイが遅れてきたのに

一言の謝罪もなく、無言で弁当を置いていくのが気に入らんのだ。

だから頭に来たから約束は守れて言ってやっただけで、怒ったわけじゃない。

たいした問題じゃないのに、何をお前らはワーワー騒いでるんだ(怒)」

 

私「うん、お父さんにはね、そういうつもりはなかったかもしれないんだけど、

でも言われたドライバーさんのほうはたぶん、苦情として受け取っちゃったんだと

思うんだよ。だからね、それが配食センターの人からケアマネさんのほうに

伝わってしまったのね。」

 

父「だからそれが気に入らんのだ!なんでいちいちそんなことを大ごとにするんだ?

ったく、あの忌々しいジジイめ! だいたい配食センターの人間だって、

どうしてそんなことをいちいちケアマネさんの耳に入れる必要がある?」

 

どうも父としては、自分の言ったことが配食センターとのやり取りでおさまらず、

ケアマネさんに報告され、まわりまわってわたしに伝わっていくことが我慢ならない

ようだった。たぶん、自分の言動を告げ口されている気分なんだろうと思った。

 

けれど、配食センターの事務の人が父と直接話をせずにケアマネさんのほうに連絡を

入れるのは、もう何度かトラブった過去のやりとりで懲りてるせいだ。

穏やかに話せない父との直接の会話を避けたい、避けるべきと判断したということ。

 

もちろん、父はそんな事情を知らないし、知ったところで反省する人でもない。

でも、理由を知らない父にとっては、

ドライバーさんとの会話がいろんな人を介して、娘であるわたしに伝わり、その私から

「そういうことをしないで」と諫められる流れがプライドに関わるのだろう。

 

わたしは、父を怒らせないようにと(すでに十分キレまくっていたが)

必死で、いろいろお願いするような言い方で頼んでみた。

 

「お父さんの気持ちはわかるけれど、怒っているつもりがなくても、
そういう言い方は相手にはキツく聞こえてしまうんだよ。」

「お父さんがそうやって誰かに怒ったりすると、わたしがすごくつらくなる。」

「ドライバーさんたちも、たくさんの家に配達しているから、なかなかお父さんだけの
要望に沿うようにはできないんだと思うよ。だから我慢してほしいの。」

 

でももう、何を言ってもダメだった。

父の言葉はどんどん汚くなって、暴言が止まらなくなりそうだった。

 

あーもうダメだ・・・と、プツンと自分の我慢の糸が切れた。

 

「わかったよ。。。。もういい。わたし、もう帰るわ。」

 

それだけ言うのが精いっぱいで、それ以上は無言でさっさと洗濯物やゴミを回収して

父の家を後にした。

父も、何も言わなかった。

 

これまでも、何度も何度も心がくじけることがあったけれど、

今度は本当にもうダメかもしれない。

 

自分の気持ちを抑えて抑えて、時間を犠牲にして、

イヤなこともイヤでないような顔をして、父が機嫌よく過ごせるようにと、

女優になったつもりでがんばってきたけれど、もう無理かもしれない。

この先・・・・もう父に優しくできる自信がない。

 

通い介護を放棄するわけにはいかないから、変わらず通い続けるけれど

これからは土曜日も長居せずに、洗濯物とごみの回収だけに徹して

父とは距離を置こうかな。置いてもいいかなあ・・・。

 

そこはもう、自分の罪悪感との闘いになってくるんだけど 

なんだかもう疲れてしまった。