ホっとしていること。

今週は、

月曜日=父の通院に付き合う

木曜日=朝、洗濯済の衣類と食料品を届け、洗濯物&ごみを回収

土曜日=お風呂の見守り(入浴後、背中に湿布&クリーム塗り、靴下履かせる)

・・・と、いつもどおりのペースで父を訪ねたけれど

 

木曜日の朝も、そして今日も、

父はわたしの顔を見るなり、ニヤニヤとしながら、いちいち鼻チューブを指さして

 

「ほら、ちゃんとつけてるぞっ」

 

と、言わんばかりにわたしにアピールを欠かさなかった。

 

先日、「お父さんが在宅酸素になって大変だろうと思ってきてあげてるのに!」

と、軽くキレたことが、どうやらじわじわとボディーブローのように

父に効いているようだ。

考えてみたら、父は昔から常に自分勝手にふるまい、

何でも自分の思い通りにする人だったため、少なくとも大人になってからは

誰かに責められたことはないのではないかと思う。

母はもちろん、父に逆らうことを許されなかった人だし。

わたしも、父が不機嫌になるのが怖くて、口答えなんてしたこともない。

 

それが、こういう状態になって

父と接する機会が以前と比べて格段に増えたせいか・・・それとも自分の負担が増えた

せいか・・・・ 

徐々に強いことを言えるようになってきた感がある。

いや、強くなったわけじゃなくて本当にストレスがピークになって

「もうどうにでもなれ!」なヤケクソ半分だったと思う(笑)

 

けれど、結果的には「誰からも責められたことのない」父にとって

わたしが強く言い返してくることは、たぶん予想外だし未経験だし、

そして「娘に見放されたら・・・・」とちょっと不安になったのかもしれない。

なので、照れ隠し半分で、そうやっていちいち「鼻チューブアピール」を

してくるのだろう。

 

まあ、とりあえずギクシャクした空気は一旦おさまったけれど、

でも、もうこういうことにも一喜一憂するのはやめようと思っているので

父の素行がよくなっても(笑)それが長続きするとか、これで父娘の関係がものすごく

良好になるとか、そういう過度の期待はもたないでいようと思う。

「次は何を言い出すか?何をやり始めるか?」戦々恐々に違いない(笑)

 

 

そうそう。

興味のない人には全くどうでもいい話だけれど、明日から大相撲の初場所が始まる。

 

実は・・・わたしは11月に、この初場所の先行抽選に申し込みをしていた。

あのときは、父が退院してまだ間もなくて・・・・

本人も思い通りにならない体に気落ちしていたし、わたしもまだ

「なんとかしてやらなくちゃ」と、何か父に目標というか楽しみを与えてあげたい

気持ちがあったので、先行抽選に申し込んでしまっていたのだ。

 

しかし、結果は落選(笑)

一般抽選にチャレンジするほどのエネルギーは持ち合わせていないので、

そのまま「初場所は縁がなかったということで」と、自分で納得した。

ぬか喜びになるといけないので、もちろん父には先行抽選に申し込んだこと自体

内緒にしている。

 

あのときは、「なんとか連れてってやりたいな」と純粋に思っていたけれど

あれから1か月以上たった今・・・・

 

抽選当たらなくてよかったな。

 

なんて心底ホっとしている自分がいる(笑)

あの抽選に申し込んだころからは、ブログでも書いている通り

わたしと父の間には本当にいろいろと日々ありすぎて

とてもじゃないけれど今は、酸素つきの父を東京まで連れていけるだけの

体力的な余裕はもちろん、何より精神的な余裕がまるでない。

病院の先生に許可取ったり、酸素の手配をしたり・・・とか、

そういう手続きにわたしが動くだけの気持ちの余裕がないし、

1泊2日とか、一緒にいるのはたぶん無理だ・・・・。

今は、日々をできるだけ穏やかに過ごそうとするだけで精一杯。

そして、余裕な時間があるなら、

それは自分のためだけに使いたいーーーな欲求も強いし。

 

そうそう。ずーっと前。

確か名古屋場所を見に行った後だったと思うけれど

 

「次に行くなら大阪場所だね。そしたら本場所コンプリートになるから」

 

なあんて、うっかり口を滑らせてしまったわたし。

 

まさかそれを父が覚えていたらどうしよう?

 

と、ちょっとドキドキしている。

「3月、大阪場所行きたいねぇ」

なんて言われちゃったらどうしよう・・・・と?

 

と、少々ハラハラしているのが、今日この頃だ・・・。

 

果たして・・・また父を旅行に連れて行こうという気持ちになる日は来るのだろうか?