母から娘へ受け継ぐもの。

孫娘が1歳半になった。

なんて早いのだろう。

ついこの間生まれたばかりの気がするのに。

特に1歳を過ぎてからの成長速度はすさまじい。

 

つい先日のことだけど、突然、孫娘がわたしのことを呼べるようになった!

つまり「おばあちゃん」と。

とはいうものの、1歳ではおばあちゃんとハッキリ言えるわけはなく、

でも彼女なりの最大限のがんばりで覚えたそれは

 

「ばッ」

 

である。おばあちゃんの「ば」だ。

「ばあ」ではなく、「ばッ」とはじける感じがなんともかわいらしい。

 

孫のかわいらしさは説明にしようがないよ、本当に。

しかし、不思議なのは孫娘のほうも「おばあちゃんは特別」と認識しているようで

まだ1歳半なのに、会えばニッコニコ。ベッタリ甘えてくるし、

こそっとトイレへ行こうものならこの世の終わりのように

ドアの前でギャン泣きする。もうね、いじらしくてたまらんよ・・・・。

 

わたしは特に孫が欲しかったわけでもなく、

もしも息子夫婦が子供を持たない人生を選ぶとしても全然いいと思っていた。

なぜならそんなことどうでもいいと思えるくらいに二人がとにかく仲良しだから。

だから、わたしに代わって、

息子のこの先の人生の傍らにずっとニコニコしながら寄り添う彼女がいて

悩んだとき、迷ったときに一緒に乗り越えてくれる・・・

もうそれだけで十分だった。

同じことはお嫁さんのお母様も思っているかもしれないなー。

 

・・・と、書きたかったのはそういう話じゃなくて(脱線しがち)

お嫁さんのこと。

 

わたしはブログでもべた褒めレベルでお嫁さんのことを語っているけれど

もう本当に彼女の性格から物事への取り組み方、子育ての姿勢、

すべてを尊敬している。

 

数え上げたらきりがないのだけど、

その中でも、最近わたしが”素敵だなあ”・・・と感心していることがある。

それは、彼女は孫娘への食事に、かならずフルーツを出すこと。

1日3食、食後に必ずフルーツを出す。

なあんだ・・・と思われそうだけどなかなかできることじゃないと思う。

まだ1歳だし、デザートなので食べる量はせいぜいたまご1個分くらいの量だけど

そんなわずかな量のフルーツを毎食欠かさない。

それも朝昼晩・・・と、できるかぎり違うフルーツが出そうとしている。

 

りんごやばなな、ぶどうに梨、季節のくだものを少しずつ。

毎食後とって、結構大変だよ。食費もばかにならないし。

 

これには理由があって、

息子によると、彼女の実家では必ず食後にフルーツが出るのだそう。

彼女にとっては物心ついたときから、それが当たり前だったのだそう。

 

そこにお母さまの深い愛情を見た気がしたし、

その同じことをお嫁さんが娘のためにやってることが素晴らしいなあ・・・と。

ひとりで勝手に感動している。

 

わたしには娘がいないので受け継がせてあげられるものは何にもない。

 

なあんて。

そもそもそんな立派な母親でもなかったナ。