フロスの威力。

2年くらい前から、夜の歯磨きのあとにフロスを使うようになった。

健診で歯医者に行くたびに、「磨き残しが多いのでフロスを使ってくださいね」

と毎回言われていたので、使うようになったのがきっかけ。

 

が、フロスを使っているのに「磨き残し」は毎回指摘される。

こちらも意地になって、「今度こそ」とそれまで週2~3日しかやっていなかった

フロスを(結構めんどくさいのよね)

ほぼ毎日やるようになり・・・・さあどうだ!という気持ちで検診を受けるも

やっぱり「磨きのこしがある」と言われる。

 

「えーフロス使ってるのに」と言いたいところは我慢。

きっとやり方が間違ってるからだろうことはわかるから。

(そこでフロスのやり方をレクチャーされて時間を取られるのがイヤだったのもある)

 

そこから試行錯誤を繰り返し・・・・

ついにわたしは、「磨き残しのない人」になった!

 

まず一番は、やはりやり方が間違っていたこと。

それまでのわたし、フロス・・・といえば

「歯と歯の間の食べかすを取る」というものだと信じていた。

だから、そのとおり歯と歯の間にフロスを通して水平に糸を上下させていたのだけど

実はこれが間違いだった。

もちろん、歯と歯の間を掃除する目的もあるけれど、

フロスを本当に使うべきところって、

「歯と歯の隙間の”近く”」「歯茎の中」なのだ。

(みんな普通に知ってることだったら恥ずかしい)

 

だから、フロスを使うときは、歯の隙間に垂直に糸を通すんじゃなくて、

歯に巻き付けるようにしてひっぱりながらゴシゴシやらないとダメだった。

そして、フロスは歯茎の中までしっかり通す。

 

同時に変えたのがフロスそのもの。youtube歯科医師さんが絶賛していた

フロスを試してみよう・・・とAmazonで購入。イタリア製らしい。

 

これが本当にすごいの。

去年の秋くらいから、これを使い始めているけれど

ドラッグストアで売っている日本の有名メーカーのフロスにはもう戻れない。

糸が強くて毛羽立たないのと、

糸の数が多いから?使うときにもしっかりと、

細いテープのように平たく広がるのでよく磨ける。

 

そう。フロスって「歯を磨く」ためのものなのよね。

このフロスに替えてわかった。

わたしの近隣では、ドラッグストアでは売っていないので

毎回Amazonで買わないといけないのがちょっと面倒だけど

すぐなくなるものでもないし。

 

ただしい使い方を習得して、さらにこのフロスに替えたことによって

「よく磨けていますね」の言葉をもらえるようになった。

 

でも、それ以外のところですごいと感じた変化は

「朝イチバンの口臭が完全に消えた」こと。

朝起きてすぐって、誰でも多少なりと口は臭いものだとずっと思ってきたけど

(てのひらの中でハーーーッとやったりしたことない?)

あれは単に「きちんと磨けていないから」だったのだ。

 

これはおそらく「フロスで歯茎の中までしっかり磨けるようになった」から

臭いのもとになる口の中の菌が減ったのだと思う。

わたしの場合、寝るときに必ずマウスピースを使っているので、

朝起きて最初にすることがマウスピースを外すこと・・・である。

 

そのマウスピースを外す時に以前は嫌なにおいをふんわり自分でも感じていたのだけど

今はそれが全くない。完全な無臭を手に入れた。

 

最初の頃は面倒だったフロスも、これだけ効果を実感できるようになると

「やらないと気持ち悪い」に変わった。

眠くなってからだとめんどくさいが上回ってしまうので

夜の歯磨きはいつも夕飯のあとすぐにやっている。

 

わたしの歯は、小中学生ごろにしっかり歯磨きをしなかったせいで

奥歯は詰め物だらけで恥ずかしい限り・・・だけど、

この歳になると、虫歯の心配よりも歯茎年齢のほうが大事になってくるので

 

フロス磨きはホントしっかり続けたいと思う。

 

 

ついにダスキンを辞めた!

ダスキンをついにやめた。長かった。

この家を建てた年に、友達からの紹介で始めたダスキンだから

かれこれ20年以上のお付き合いだったと思う。

ここ2~3年はずっと「やめたいやめたい」だった。

 

一番の理由は、モップ自体がそんなに必要ではなくなったこと。

3~4年前に、当時の愛犬の足元を守るために

リビングダイニングをタイルカーペットにしたため、

モップ自体の使用頻度が激減した。

使うのは廊下と寝るためだけに存在する二階の部屋くらい。

LDKの掃除は毎日必ずするけれど、

廊下や二階は3日に1度くらいしかしないから、

まあ、あれば使うけれどなくても全然OK・・・になった。

そこでもう「いらないな」と思ったけれど、

ダスキンさんとの付き合いが無駄に長い分、なんだか申し訳なくて「やめます」が

ずーっと言えなかったのよね。

 

やめたかったもうひとつの理由は、ダスキンさんのおしゃべりが無駄に長いこと。

これは付き合いが長くなるにつれてだんだん長くなり・・・

だいたい毎回30~40分くらい玄関先で話していた。

月にたった1度のことではあるものの、

自分には全く興味のない話を延々聞かされるのは「時間泥棒」でしかなく

こちらは、話を長引かせたくないのでなるべく話題を振らないように

「聞き手」に徹するようにしていたけれど、

それでもあまりにそっけない態度はとれないので適当に自分の話をすると

「ああ、〇〇といえば・・・!」と、

今度は会話泥棒が始まっておしゃべりがエンドレス。

 

「NORAKOさんのところに来るのがたのしみで!」とウキウキして

言ってくれるのはとてもうれしかったけれど、

わたしにはだんだん苦痛な時間になった。

 

それに、彼女の話の半分くらいは、

「自分のお客さんにもこんな方がいてね」という全く知らない人の話。

「私の友達の友達がね、」くらい興味が持てないどうでもいい話。

個人情報うんぬんをうるさくいうつもりはなく、

ただたんに「そんな知らない人の話を聞かされてもリアクションに困る」

程度の迷惑ごとではあったのだけど

それが最近さらにエスカレートして、自分が見ている民放ドラマの話を始めたりとか

(わたしは民放ドラマに興味がないので聞いてもフーンでしかない)

本当にとどまるところを知らず・・・・。

 

そして先月交換にやってきたときに、

彼女の娘さんがもうすぐ出産を迎える・・・・と言う話を聞かされたのだけど、

その報告を受けた時に「今度は毎回その話になるのか」とゾっとしてしまった自分。

(おめでたいことなのに失礼な・・・)

そこで、もうこのお付き合いはやめにしよう、と固く心に誓い

今月ようやく、勇気を振り絞って「やめようと思います」と伝えることができた。

 

彼女は決して人を不愉快にするようなイヤな感じの人ではない。

むしろ明るくていい人だ。

とにかく一方的なおしゃべりに辟易させるだけ・・・。

なので、「やめます」と言ったときも

「全然気にしないでください!」と、

こちらの罪悪感を軽くしてくれる笑顔で言ってくれたのでホッ・・・・。

 

こんなことなら、もっと早く言えばよかったなーーー。

 

毎月、そんなに汚れないモップを、

交換日の前日に必死にほこりをもとめていろんなところに使って

無理矢理汚そうとしていた努力はなんだったのか・・・。

 

なるべく自由で何かに縛られない生活をしたいし、

これでひとつスッキリした。

 

もしかしたら、将来的にまたダスキン使いたいと思うようになるかもしれないけれど

そのときは、別のダスキンショップに頼むと思う。

ビジネスライクなお付き合いにしておかないとね。

距離感大事。

 

さて、ダスキンモップのかわりにクイックルワイパー買ってこようかな。

 

 

ともだち。その2。

昨日、お嫁さんと孫娘と花見ランチに行ってきた。

花見と言ってもまだようやく3分咲きくらいだったので、花のついている枝を探して

歩くようなものだったけれど、

1歳になった孫娘は今、その小さな頭で、目から耳から入る情報を

めまぐるしく吸収して、言葉通り「日に日に」多くのことを覚えている。

 

 

うちの息子が1歳になったばかりのころって、もっとチャランポラン

言葉自体ものすごく遅かったし、

なんか本当に本能だけで生きてる感じで(笑)

まったく知恵らしい知恵は感じた瞬間がなかったのだけど

孫娘は脳の成長がものすごい。

 

お嫁さんいわく「どうやらモノには名前があるということがわかってきたらしい」

とのことで

幼児向けの学習ずかんを開いて、「トマトは?にんじんは?」と聞くと、

ちゃんと正解の写真を指さすのだ。

おかあさんといっしょ」とか「いないいないばあ」に出てくる

キャラクターの名前も覚えたし、ぬいぐるみの名前も覚えたので言えば取ってくる。

まだついこの間1歳になったばかりなのに。

 

「ちょっと、この子は天才なんじゃない?」

 

とわたし。するとお嫁さんがすかさずわたしに

 

「ですよね!天才ですよね?わたしもこの子は天才だと思います!」

 

と熱く同意。そして二人で「天才だ、神童だ」とはしゃいで笑った。

(※大丈夫です。他人には聞かせられない会話だとお互いわかってやってますw)

 

ともだちみたいな嫁姑なんてありえないと思っていたわたしだけれど、

ふと、彼女を見て思い出したことがある。

 

わたしが結婚する前のこと、わたしには25歳年上の「友達」がいたじゃないかと。

仕事の後に毎晩通っていた市民プールで仲良くなった泳ぎ仲間。

気さくで明るくて、かっこよくて、大好きだった。

何か月もお互いの名前も知らないままに一緒に泳いでいたけれど、

ある時お互いの自己紹介をしたところ、

なんと私の中学時代の同級生男子の母親だったことがわかった。

とても珍しい苗字だったので、「え?もしや?」と尋ねたらそうだった。

名前を教え合ったあとに、さらに仲良くなり

泳いだ後に一緒にご飯を食べに行ったり、

夜、彼女の自宅へ遊びに行って一緒に飲んだりするほどに。

(当時ご主人が単身赴任、子供2人も家を出ていたので彼女は一人暮らしだった)

 

彼女はわたしの母親より年上だった。

それもあって、自分の母親にはこの歳の差友達の関係が

奇妙に映るんじゃないか?と思えたので

細かい説明はせずに「友達とご飯食べてくる」とごまかしていたっけ。

 

一体何を話していたのか今ではさっぱり思い出せないけれど

でも大好きだった。楽しかった。歳の差なんて全然気にせず遊んでいた。

イメージ的には野際陽子さんみたいな人。

とにかくポジティブなエネルギーがたくさんあふれている人だった。

そして付き合い続けるうちに、ついには中学時代はほとんど話したこともなかった

彼女の息子(同級生)と3人でカラオケに行ったりするほどに。

 

当時はすでに今の夫と婚約していたけれど

短絡的にも、

「もしも、この同級生と結婚したら、彼女が義母になるんでしょ?彼女がお姑さんになってくれるなら彼と結婚してもいいかもw」

と思わず考えてしまったっけ。

 

わたしが結婚して県外に引っ越した後も、

しばらくは帰省してくるtたびに連絡を取って、彼女とご飯を食べたりしていた。

さすがに息子が生まれた後はなかなかそうもいかず・・・

そこからいつしか自然消滅してしまったけれど

でも、それだけの年の差があってもほんの2~3年の間ではあったけれど

友達…という関係は確かにあった。

 

お嫁さんはわたしのことを「一緒にいて居心地がいい」と言ってくれる。

ずーーーっと忘れていたけれど、

わたしの25歳年上の友達も確かにそんな人だったなと思い出した。

だから、もしかしたら当時の私と同じ感覚なのかもしれない。

 

今、節子さん(実名)はどうしているだろうなあ。

 

単純計算で81歳か・・・。

 

まだ元気でハツラツと暮らしていてくれますように。