2つめのカウンセリングに行く

前回のブログ、読み直してみても支離滅裂で

自分の不安がひたすらダダ漏れになってるだけだったなーと思い

恥ずかしくなったけれどまあいいや!

 

お嫁さんから聞いたマウスピース矯正の話に感化されて

やはりほかの矯正歯科にも行ってみよう・・・という気持ちになったわたし。

 

あ、ちなみに彼女の通っていた矯正歯科医を紹介してもらう・・・

という方法もあったけれど、

彼女が独身時代に住んでいた街の歯医者なので、わたしが通うには若干遠く・・・。

残念ながら選択肢には上がらず。

 

とはいえ、以前書いたように近隣では「行ってみたい」と思う歯科がない。

なので、思い切って検索範囲を広げてみた。

車で通える範囲ならちょっとくらい遠くてもいいや・・・と。

 

すると、これまで検索していなかった近隣市に矯正専門のクリニックがあるのを発見。

先生の経歴を見ると、大学病院で10年常勤医として勤務とある。

しかも認定医の資格もある!

「認定医」の資格とは、日本矯正歯科学会とやらでの認定資格?で

難しい条件をクリアした矯正歯科医が取得できる資格らしく

正治療の高い技術力と知識を証明するもの・・・・ぽい。

YouTube動画を見ても、SNSを見ても、どこを見渡しても

「最低限、認定医の資格を持った矯正医に診てもらうべき」と

皆が口をそろえて言ってるのよね・・・。

 

が、わたしが精密検査を受けた矯正歯科医はこれを持っていない。

これもまた、私の気持ちをグラグラさせている理由の一つだったので

(認定医じゃないけど大丈夫?と)

2つめのクリニックは「認定医」にこだわろうと思っていた。

 

大学病院で難しい症例をたくさん治療してきたであろう先生、そして認定医。

HPの印象もとても良い、家から車で30分くらいで行ける。

そして、「初診カウンセリング」のweb予約を見てみると、

なんと明日にでも診てもらえる!!! これは行くしかーーーー!と、

ほとんど衝動的に予約した。

 

そしていざカウンセリングへ。

 

感じのいい受付を経由して診察室へ通されると、

早速、歯科衛生士さんが口腔内スキャンをして、

わたしの歯型を3Dの映像化していく。

これは、先の矯正歯科でもやったこと。

 

ところが、なんとこれだけで検査は終了だった。

え?ずいぶんとあっさりだな・・・と、ちょっと違和感を感じる。

そこへ院長が登場して簡単な自己紹介のあと、

早速わたしの噛み合わせの困りごとを訴えてカウンセリングスタート。

 

ここでも、エッ?!と思ったのだけど、

カウンセリングだというのに、診察台の上に座ったままなわたし。

カウンセリングルームじゃないのか?

パーティーションの向こうには、別の患者さん(親子だったけど)もいて

会話が丸聞こえの状態だし、プライバシーとか・・・無視?

 

3D画像を見るためのモニターが、診察台の斜め後ろなので

わたしがグイっと身体をひねらないと見られない。(先生からは当然見える)

なんか配慮されてないなーと、がっかり。

 

でも、とりあえず聞きたいことが聞けたらいいし、と気持ちを切り替えて

自分が一番気になっている「抜歯が必要かどうか」について質問。

 

「抜歯するかどうか」については歯科医によって全く違う判断をしたりするらしいので

わたしはこの2番目の矯正歯科医が「抜歯なしでもいける」と言ったら

かなり本気で乗り換えを検討しようと思っていた。

 

ところが、先生の口から出たのはまさかの

 

「それは検査して見ないとわかりませんね」

 

との言葉。

ヘッ・・・・・?

 

そりゃそうかもしれない。いやまあ、そりゃそうだろう。

でも、その「検査」には50000円もかかるわけで、

患者としては、その段階に進んでいいかを判断するための

「初診カウンセリング」のはず。

 

しかし、この ”立派な経歴と資格をもつ” 歯科医は何ひとつ明言せず。

3D画像になったわたしの歯型を

画面上でクルクル指で回して眺めながら、

ごくごく一般的な・・・・ネットで出回っている「矯正についての一般知識」を

話すだけだった。

途中何度か、「何か質問があればどうぞ?」と言ってくれたが

 

患者が聞きたいのは、自分の治療についての見通しだ。

その見通しについて「検査して見ないと」を繰り返すのだったら、

もう何の質問もする気が失せる。

 

無料でお気軽に相談に応じます!と、呼び込みつつも

本当に知りたいことについては「そこから先は課金が必要なんですよね」

って言われている気分になってくる笑。

 

ワイヤー矯正か?マウスピース矯正か?についての質問にすら

「検査して見ないとわかりません」だったし。

 

けれど、このモヤモヤするカウンセリング中、

意外にも、わたしの気持ちはどんどん晴れやかになっていった。

昨日までの憂鬱は何だったのか?と言うくらい。

 

なぜかというと、

 

「あ~~~あの先生(紹介してもらった矯正医)すごくいい先生なんだ!」

 

逆に思えてきて、安心感がむくむく湧いてきたから。

すでに精密検査を受けた先の先生に対する信頼感が

強化される結果になった。

 

「ここは、ナイ!!」

 

と。

 

そもそもわたしが一番不信に思ったのは、

歯科衛生士さんが口腔内スキャンによる3D映像を作っただけで

この矯正歯科医本人は、わたしの口の中を一切見なかったこと。

歯医者なのにそんなことある???と、びっくりした。

「無料カウンセリング」だから、口には触りませんよ、ってことなのだろうか。

 

カウンセリング時間は正味25分くらい。

あっさり終了。いろいろ聞きたいことはあったけど、

どうせ答えられないんだろうな、とあきらめた。

 

ちなみに、わたしが精密検査を受けた「non認定医」の先生のところでは、

3D画像作成のほか、

口腔内写真も撮ってくれたし(しかも帰りに写真をもらえたし)、

先生が実際にわたしの口の中を見て、

噛み合わせの状態を細かく丁寧にチェック、

顎の周りも手でグイグイ押したり、いろんな角度から観察してくれた。

そういうものだと思っていた。

 

その後、きちんとカウンセリングルームに移動して、

先生の治療した症例をいくつも見せてもらい、解説してもらい、

わたしの歯列に対して、

「最終的な治療プランは精密検査をしてみた上になるけれど」

と前置きしつつも

・抜歯は2本~4本必要になる事

・ワイヤー治療一択。マウスピースはお勧めしない。

・矯正期間は2年半~3年。3年以上かかることはまずない(※保定期間は別)

 

・・・と、ここまでの情報をくれたので、その都度自分も質問がしやすかった。

カウンセリングはたっぷり1時間弱。

もう、2つ目に行った認定医の対応とは段違いだったわけだ。

 

もちろん、もしかしたらこの認定医、腕は素晴らしいのかもしれない。

けれど、初診カウンセリングに対する手の抜き方を見ると

(直接口の中を見ようともしないのが特にね・・・)

 

とても患者に寄り添った治療をしてくれる人とは、

少なくともわたしには思えなかったし

たいして、non認定医の先生は初診カウンセリングの内容も中身の濃いものだったし

終始明るくハキハキとした、とても気持ちよく会話ができる人だったので

その「フィーリング」を大事にするべきと思ったし、

もう、矯正歯科選びに関する迷いはすべて払しょくされた。

 

まあ・・・そんなわけで

2つめのカウンセリングの先生にはがっかりしたけれど

おかげで先の矯正医に対する信頼感が増す形になり、

もう全面的に信頼して任せようという前向きな気持ちになれたので

 

うん、ほかのクリニックも行って正解だったよ!