自問自答の末に。

2日前に神先生からもらった紹介状を手に、ついに矯正歯科へ行ってきた。

初診は、60分間のカウンセリングだ。

 

神先生のほうからかみ合わせについてのある程度の情報を聞いていたとのことで

比較的話は早かったけれど、

改めて自分の口から今回矯正を考えるに至った経緯を説明。

 

それから口腔内のいろんな角度からの写真撮られ、先生に口の中やら顎やら

いろんなところを触診されまくり笑

その後、詳しいカウンセリングとなった。

 

書きたいことはたくさんあるけれど、とりあえず思いつく順に書いていこうかな。

 

矯正歯科医によると

やはり「パッと見たところそこまで問題があるように思えない」けれど

よくよく口の中の嚙み合わせを調べると

神先生の診断どおり

「上あごの大きさに対して下あごが小さいために上下でしっかり噛み合っておらず

点と点でしか噛み合っていない。」

・・・・ということだった。

 

このまま使い続けると、当たりの強い一本に負担がかかりすぎていずれダメになる

もともとわずかなかみ合わせで維持されているバランスがその1本を失うことで
さらに嚙み合わせが崩れて1本また1本と将来歯を失う可能性

 

・・・を指摘された(泣)

神先生が言っていた

「僕らは経験則で患者さんの歯が将来どうなるかのパターンを知っている」

と言っていたが、これがそうなんだな・・・と改めて思った。

 

矯正をやることはもはや決心してここへ来たはずだったけれど

少し怖くなったのはやはり「抜歯」。

 

大人の歯列矯正には多くの場合、

抜歯がつきものだということは事前に予習していたけれど

わたしの場合もやはりそうだった。

 

先生によると

「上の2本は確実に抜歯。あと下2本が抜歯せずにいけるかどうか精密検査の結果を見てきめます」

 

ということだったので、現時点で2本は確定。もしかしたら4本抜くかも・・・。

 

50代の歯列矯正で一番心がグラグラくるのは、

この抜歯に対する抵抗感なのかもしれない。

 

これから高齢者の年代に入っていくというところで

健康な歯をわざわざ4本も抜いていいのか?という葛藤。

 

でも、矯正をしなければ不本意な形で将来トラブルが起きることは明白。

それよりは、専門医の判断で計画的に抜歯して

しっかり噛み合う歯並びに再構築すれば将来の歯の健康は維持される・・・。

 

精密検査(ここから自費診療)の予約を入れて帰ってきたものの

「抜歯」というワードの強さに、急に不安が押し寄せてきて

決めたはずの気持ちが揺らぐ。

 

今ならまだ引き返せる!

 

そんな自問自答が止まらない。

で、そのどうしようもない決めきれない気持ちを、

仕事から帰宅した夫にそのままぶつけて

「どうしよーーー」とひとしきり騒いでいた。

 

そして夫から・・・・

「オレなら絶対にやらない(←痛いことが嫌いだから)。でもお前は

今やらなかったら、半年とか1年経ってまた歯が痛くなったりしたときに

”あのときやっぱり矯正しておけばよかった”ってきっと言う」

と笑われた。

 

そうだな。確かにそうだ。もう56歳という年齢も

自分の中ではギリギリくらいに思っているし、

今が一番若いのだからやらないと後悔しそうだ。

(※神先生も矯正歯科の先生も「年齢は一切関係ない」と言ってる)

 

うじうじが止まらないわたし。

そして、持ち帰ったわたしの「口腔内写真」を見た夫。

 

「思ったよりすごいな? お前こんなにガタガタだったのか。

これは矯正したほうがいいんじゃないか?笑」

 

(↑わたしの歯並び、表から見えないところがガタガタなので、夫にはびっくりだった様子)

 

やっぱり・・・・やっぱりそうだよね?

 

なんとなく改めて決心がついたかも。

たぶん、誰かに「やったほうが」って言ってほしかったんだと思う。

 

歯を4本失ってもきっと、メリットがデメリットを上回るはず!って。

 

そんなこんなで・・・

まだ抜歯を受け止めたわけじゃないけれど

きっとうまくいくはず・・・・と信じて

このまま進めて行こうと思う。

 

来週は精密検査だ!