優しい時間の流れるブログ。

隙間時間にスマホでyahooニュースをだら見していたときに

タレントの松居直美さんが13歳の保護猫を引き取ったというニュースがあり

その話にとてつもなく興味が沸いたので

彼女のブログを覗いた。

 

わたしはこれまで松居さんのブログを読んだことがなく、

全然知らなかったのだけど、

彼女自身、1年前に老犬を看取り・・・その深い悲しみから

おそらく完全に抜け出したわけではないであろう複雑な気持ちの中で

さまざまな思いや覚悟をされたうえで、

これまたとてもつらい経験をしてきた(元は別の人に飼われていた)

”猫のハナちゃん”を引き取る決心をされたのだろうと思ったら

読まずにいられなかった。

ほんの1年前に愛犬を看取るという経験をした上で

老猫を引き取ると言うのは、決して簡単な決断ではなかったと思う。

責任はもちろんのことだけれど、

それ以上に同じ「別れ」をまた経験をするかもしれないと思うと。。。

 

松居さんという方が、優しいだけでなく思慮深く頭のいい方であることは

その言葉数の少ないブログを読むだけでも、

十分すぎるほどに行間から伝わって来た。

お二人(松居さんとハナちゃん)の幸せな時間が少しでも長く続くように

願わずにいられないブログだった。

 

 

わたしは猫の生態は全くわからないけれど

13歳の猫ちゃんとの信頼関係を新たに築くのは、ある意味犬より難しいはず。

そんな松居さんと猫のハナちゃんのぎこちない共同生活が

なんともほほえましく、

松居さんがハナちゃんのペースにあわせてゆっくりと距離を詰めていく様子に

愛があふれていて、

ハナちゃんを引き取られた日から今日までのブログをひとつずつ読み返しては

ニヤニヤがとまらないわたし。

 

ameblo.jp

 

同時に、松居さんが昨年看取られた愛犬豆さんとの最期の日々も

読ませてもらったが、こちらは涙が出てきてしまう。

 

どうしても自分の愛犬と重なってしまってダメだ。

そう遠くないうちに必ずやってくるであろう、自分の愛犬との別れを重ねてしまう。

 

確実にやってくる現実から目を背けるために、

「先のことを考えず、目の前のことだけ頑張ろう」

と努めて思う自分がいる一方で、

そうやって大切な家族の一員である動物を看取った方のブログを読んでは

逆に必ずやってくる別れから目を背けることなく、

「今自分がやっておくべきこと」をあえて再確認し、

悔いのない介護生活を送らなければという思いもあり、日々揺れている。

 

松居さんと豆ちゃんとの最期の数週間のブログを読ませてもらい

わたしも改めて、愛犬の老いと向き合う覚悟をもらった気がする。

 

正直、1年後にまだ自分のそばに愛犬がいる・・・という図は

もう簡単には想像できないのが現実。

犬は人間の3~4倍のスピードで歳をとっていくから、

15歳になったわが愛犬は、今できることが3か月後にはできなくなっていても

おかしくはない。

 

もう、今の愛犬にとって

1年は軽々しく「来年も~」といえる年齢じゃなくなっているということ。

 

だから、この頃自分の中で

「愛犬優先の生活」というのが、今まで以上に大切なことになって来た。

 決して自分が後悔しないために。

 

最近のわたしの変化として・・・

この頃はよく愛犬の「動画」を撮るようになった。

写真はもちろん既にたくさんある。

 

けれど、意外と動画ってわざわざ撮ることもなかったな・・・、と気が付いた。

 

「ああいつもこんなことしてたな~」と

いつか何度も振り返ることができるように、

元気に動ける今のうちに、普段の何気ない行動の動画をたくさん

残しておかなければと思うようになり、

今はことあるごとに動画を撮っている。

 

そして、もうひとつ

夜は1階に布団を敷いて寝るようになった。

 

 

介護面(トイレ面)での理由・・・ということもあるのだけど

今はまだそこまで大変ではないので、つきっきりが必要なわけではない。

ただ単純に、自分ができるだけ長い時間を近くで過ごしておきたいという

それだけが理由かな。

 

夜中に急に体調が悪くなってもすぐ対処してあげられるように、とか

スヤスヤ眠っていることに安心したい、とか

まだ元気だからこそ、どちらかというと常に自分の目の届くところにおいて

自分自身が安心していたいから・・・

じゃあわたしがあなたのそばで寝ますね、・・・とまあそんな感じかも。

 

とにかく「自分がそうしたいから」の気持ちだけで動くことにしたのだ。

あとどれだけ一緒にいられるかわからないから。

 

松居さんのブログを読ませてもらい

「ああ・・・こうやって1日1日を大切にしなければ」と

改めて思わせてもらえた気がした。

 

ご存知なかった人はぜひ読んでみて。

心が浄化されます。きっと。